2025年5月24日(土)、大阪・INTEX OSAKAで開催されるビッグイベント『3150× LUSHBOMU vol.6』。
見どころはなんといっても亀田和毅選手6年振りの世界挑戦。
亀田家の集大成、3150FIGHT発足当初に目指していた目標の一つに遂に辿り着きました。
セミファイナルにワタナベジムの重岡銀次朗選手が登場するところもまた亀田家の歴史を知るものからするとグッとくるポイントです。
過去の歴史も振り返りつつこの興行の見どころをお届けします。
※チケットは早々に完売しましたので観戦はABEMAから↓
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メインイベント:アンジェロ・レオ vs 亀田和毅

試合の見どころ:万能型同士が選ぶ戦略は?
元々接近戦も中間距離の戦いも上手い万能型のアンジェロレオ選手。
2階級制覇王者で戦績は26戦25勝(12KO)1敗。
この唯一の敗戦はVS井上尚弥でお馴染みのフルトン選手に喫したもの。
KO率以上にパワーもあり、技術的にも秀でた選手です。
亀田和毅選手もスピードを活かしたカウンタースタイルからドラミニ戦の敗戦を経てファイタースタイルを習得。
両者共に接近戦でボディから崩していく戦い方も出来るし、中間距離での技術戦も出来る。
- 攻撃力はアンジェロレオ
- 引き出しの多さもアンジェロレオ
- スピードは亀田和毅
- フィジカルの強さは亀田和毅
- ディフェンス力は互角
ボクシングモバイルの試合予想は70%以上がアンジェロレオ選手の勝利を予想していますが、両選手にそこまで大きな差はありません。
相性的にも噛み合う相手なので亀田和毅選手の持ち味が最大限に活かされる試合になるでしょう。
とはいえシビアに予想するなら五分五分の打ち合いの中で有効打の差でアンジェロレオ選手がポイントを取っていく展開になるでしょうか。
ディフェンス能力の非常に高い両者なのでKO決着は無いでしょう。
この予想を亀田和毅選手には是非超えていただきたい!!
亀田家の歴史的見どころ:無観客試合から辿り着いた世界

負けても防衛騒動後に日本のリングに上がれなくなった亀田和毅選手はアメリカやメキシコに戦場を移し、時を経て日本のリングに返ってきました。
その後、一度はWBC世界Sバンタム級の暫定王座を獲得するもレイバルガス選手との統一戦に敗北して無冠、そしてコロナ禍へ。
再始動は亀田史郎氏のYouTube企画「3150ファイトクラブ」がきっかけでスタートした3150ファイト(後の3150FIGHT)。
しかしこの興行はコロナ禍のため無観客試合となり、興行は大赤字。
始動したばかりの3150FIGHTとは方向性の違いもあってか亀田和毅選手は一度3150FIGHTからは離れるが、急成長した3150FIGHTに再び合流。
だがしかし3150FIGHTは興行として様々な問題に直面し、東京進出も集客面での壁に直面。
この危機を新興の興行LUSHBOMUと合体する形で乗り切った3150FIGHTは、大阪での3150×LUSHBOMUこけら落としのメインで亀田和毅選手が勝利して世界挑戦権を獲得。
大歓声に包まれる中で3150×LUSHBOMUとして順調なスタートを切り、今回のアンジェロレオ戦に辿り着きました。
セミファイナル:ペドロ・タドゥラン vs 重岡銀次朗
試合の見どころ:いかにもらわずに打つか
前戦からのダイレクトリマッチとなる一戦。
前戦は問題なく銀次朗選手が圧倒すると思っていたらタドゥラン選手の強打に大苦戦。
試合序盤に眼窩底骨折をしてしまいポイントも失い9RTKO負け。
ボクシングモバイルでも90%以上が銀次朗選手の勝利を予想していたのでまさかの結果でした。
ダイレクトリマッチとなる今回課題となるのはいかにタドゥラン選手の強打を封じるか。
相手がオーソドックスであれば銀次朗選手が出入りのスピードを活かして打たせず打つ展開に持ち込めるが、タドゥラン選手はサウスポー。
同じ構え同士で噛み合わせが良くなる分打ち合いにはなりやすい。
ある程度打ち合いになることは覚悟しつつも足とジャブで前に出てくるタドゥラン選手を空転させながらポイントを取っていきたい。
前回は序盤に目をやられてしまったが、目が生きていれば中盤以降はポイントを取っていけるだろうと予想しています。
亀田家の歴史的見どころ:手を差し伸べ続けた渡辺会長、そして3150FIGHTと歩む重岡兄弟
亀田家の歴史を振り返る時に欠かせない存在の1人がワタナベジムの渡辺均会長。
渡辺会長はかつて亀田ジム設立時にも推薦人となり、亀田三兄弟とJBCの和解や日本での復帰に向けても尽力していた方でした。
その結果、自らも散々叩かれていました。
バッシングの渦中にいた亀田家に手を差し伸べた漢気から巡り巡って重岡兄弟が3150FIGHTで世界王者に。
しかし3150FIGHT単独興行としてはラストとなった Vol.9で銀次朗選手が王座から陥落。
3150×LUSHBOMUへと形を変えた舞台において銀次朗選手は王座に返り咲いて亀田家の集大成に華を添えることが出来るでしょうか!?
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アンダーカードも充実の3150×LUSHBOMU vol.6
亀田和毅選手の6年振りの世界挑戦に華を添えるのはセミの銀次朗選手だけではありません。
その他のアンダーカードも迫力あるヘビー級から実力者同士のリマッチに注目のホープ達が登場と見どころ満載。

ヘビー級但馬ミツロ大ピンチ!?ブラックボンバーマトヴは強敵
ヘビー級の但馬ミツロ選手は初黒星後、フィジカルを強化して再起2連勝中。
再起してからの但馬選手は明らかにフィジカルが強化されて以前のような雑さやヘビー級ならではなガス欠感は無くなりました。
敗北を糧に強くなっているのは間違いないものの、ここで用意されたハーバート"ブラックボンバー"マトヴ選手はハッキリ言ってめちゃくちゃ強いです。
- 193cmの高身長で骨格も太い。
- 手足も長く、バックステップも速い。
戦績は7戦6勝(5KO)1敗(1KO)。
映像で見る限りは但馬ミツロ選手が初黒星を喫したアレキサンドル ジュール選手よりも好選手に思える。
この選手に問題なく勝利出来るようなら世界も現実的になってくるでしょう。
英洸貴×中川抹茶実力者同士の再戦!!
1年前の対戦では3者3様のドローだった両者の再戦。
前回対戦時の抹茶選手は3年振りに復帰してまだ2戦目でノーランカーでした。
その後ランカーに連勝してOPBF2位まで上がった抹茶選手と現在フェザー級15位の英選手。
回転力では英選手が優位、一歩遠い間合いでも戦えるのが抹茶選手。
勝敗のキーになるのは抹茶選手の左ストレートと予想しています。
丸元大成Jr.丸元大五郎が登場!!
アマチュアで36戦30勝6敗のキャリアを持ってB級デビューした丸元大五郎選手。
父親は大成ジム会長で元OPBFウェルター級チャンピオンの丸元大成氏。
ボクシングファンとして自分が観てきた選手達のお子さんが次々とプロデビューする今日この頃。
嬉しい反面、歳を取ったのだなと複雑です(笑)。
手足が長くスタイリッシュなボクシングで近い将来日本タイトルに絡んでくる選手になるでしょう。
3150エリートがそれぞれの舞台へ

豊富なアマチュアキャリアを持ち3150エリートとしてデビューした政所椋選手と岡朱里選手。
政所選手はプロ6戦目で9戦無敗の世界ランカーヴィンセントラッカー選手にアタック。
ここで勝利すれば日本タイトルへの挑戦がグッと近づいてくる。
ここ2戦やや壁に当たっていた岡選手は所属をワタナベジムに移しての試合。
対するは香港のレイモンド プーン カイチン選手。
ファイターの元WBCアジアLフライ級チャンピオン。
強敵相手にどういったボクシングを見せてくれるでしょうか!?
まとめ:ライトな層からコアなファンまで楽しみ方色々な3150×LUSHBOMU

亀田和毅選手がアンジェロレオ選手に挑む注目の一戦はチケットもすぐに完売。
LUSHBOMUが手掛ける興行は試合の合間に音楽ライブがあり、飲食店も豊富。
席を立ち歩きながら飲食や音楽を楽しみながら観戦出来るので長時間の興行でも観戦疲れすることがありません。
今回はチケット完売ですが3150×LUSHBOMUは一度現地で観戦してみることをおすすめします。
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今回のチケットは完売していますので観戦はABEMAから。↓
ABEMAの公式サイトはこちら
配信は2025年5月24日(土)11:00から、試合は 11:45開始です。