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A-SIGNボクサー育成企画に注目!登場する横浜光ジム選手情報まとめ

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

こんにちはボクシングブロガーのtorajiroです。

自分も昔少しだけプロボクサーをしていましたが、デビュー戦は横浜光ジムの選手に何も出来ずにフルマークで完封されました。

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今も昔も横浜光ジムの選手は基本がしっかりしていて良く練習をしていて強いです。

そんな横浜光ジムの駆け出しの選手達が、石井一太郎氏と石井六大氏が中心に運営するA-SIGNプロモーションのYouTubeチャンネルでも紹介されています。

今回はA-SIGNの動画に登場した選手を中心に世代交代の時期に来ている横浜光ジムの注目選手達を紹介します。

A-SIGNのボクシングジムドキュメンタリーで横浜光ジムのホープ達が登場

A-SIGNプロモーションは前述の通り石井一太郎氏と石井六大氏で運営するプロモーション会社ですが、横浜光ジムが拠点となっており、横浜光ジム所属の選手を中心にプロモーションを行なっています。

そしてA-SINGが運営するYouTubeチャンネルでは横浜光ジムの選手にスポットを当てたボクシングジムドキュメンタリー動画がアップされています。

2022年の途中までは横浜光ジムに対しては以下のような印象を持っていました。

  • ジムのウェブサイトで所属選手の紹介を殆どしていない
  • 伊藤選手や赤穂選手のような既に知名度を獲得した選手や、松永宏信選手、坂井祥紀選手といった第一線で活躍する選手以外にスポットが当たる機会が少ない
  • せっかくYouTubeチャンネルがあるのに次の世代の選手情報があまりないな

昔は横浜光ジムのウェブサイトにも選手情報のページがあり、選手のプロフィールや得意パンチなんかが載っていたのにいつの間に無くなったのだろうと、選手情報が一切ないこと()に疑問を抱いていました。

※リニューアルされたウェブサイトには選手名と戦績一覧は掲載されています。

2022年の9月頃からA-SIGNも若手選手にもスポットを当てたドキュメンタリーをスタートさせたので、ドキュメンタリーに登場した選手達をまとめて紹介していきます。

フェザー級4回戦 山森唯暁選手

出典:ボクシングモバイルより

山森唯暁選手ムエタイ選手吉成名高選手らが出稽古に来た際のスパーリングに登場。

アマチュアで14勝9敗の実績を持ち、ジュニア時代からボクシングを続けてきたホープです。

山森選手は動画の中でWBC世界ムエタイSバンタム級王者の品川朝陽選手とスパーリングを行なっていました。

圧力の強い品川選手にやや押され気味ではありましたが、ボクシング技術的には見劣りせず、良いスパーをしていました。

アマチュア経験があるだけに基本はしっかりしているので、プロでフィジカルの強化と戦術の幅を広げていければ良い選手になると思います。

山森選手は2023年8月現在3戦3勝(1KO)と無敗をキープ。

デビュー戦は2対0の判定でやや非力さを感じさせましたが、その後の2戦は明確な内容で勝利して結果を出しています。

2023年度新人王トーナメントフェザー級にエントリーしており東の決勝まで進めばおそらく2021年全国高校総体ライト級優勝の山川健太選手と対戦するでしょう。

Sフライ級4回戦 西屋香佑選手

次に紹介するのは叩き上げボクサー(おそらく)の西屋香佑選手。

出典:ボクシングモバイルより

アマチュア経験は無さそうですが、体の芯が強そうなのでパンチ力もあると思います。

動画の中ではムエタイ王者でパンチの評価も非常に高い吉成名高選手相手にスパーリングをしていました。

ボクシングの前にどういったスポーツをしていたのか気になる選手ですが、体はとても強くパンチもありそうなので今後に期待です。

プロでは2023年8月時点で4戦2勝(1KO)2敗。

デビュー2連勝と幸先良いスタートでしたが、直近2戦は三迫ジムの佐藤祐選手、ライオンズジムの吉成亮人選手に連敗。

ただ、この2選手は新人王トーナメントも勝ち上がっており、試合を観ましたが相当強いです。

この2選手に負けての連敗は仕方ないのでこの敗戦をバネに強くなっていければ良いと思います。

Lフライ級4回戦 服部凌河選手

出典:ボクシングモバイルより

次に紹介するのは2022年度新人王トーナメント東日本新人王の服部凌河選手。

この選手は個人的にイチオシで、試合も何試合か会場で観戦しましたが、バランスが良く、フィジカルが強くスピードもあり、一気にA級まで駆け上がっていく有望選手と見ています。

ルックスも良いです。

この服部選手と、那須川天心をも凌ぐと言われる吉成名高選手がドキュメンタリーの中でスパーリングをしました。

内容は実際の動画にてご確認ください。

衝撃の結果です↓

服部選手は2022年度の新人王トーナメントに出場しましたが、対戦相手が次々に棄権。

2022年6月10日のデビュー2戦目以降試合がないまま11月3日の東日本の決勝に進む事に。

試合間隔が開いてしまう点を危惧した石井会長はお金を払ってタイ遠征を決行。

その際の動画が以下になりますが、服部選手の対戦相手が強くてびっくり。

別世界のタイのジムでの興行の様子が伝わるとても面白い動画でした。

Sバンタム級6回戦 内構拳斗選手

元拓大ボクシング部主将でB級デビューの内構拳斗(うちがまえ けんと)選手はデビュー戦の様子がドキュメンタリーで紹介されました。

出典:プロとアマの違いとは 名門拓殖大学主将 内構拳斗6回戦デビュー

アマチュアでは拓殖大学の主将も務めた選手ですが、本人曰く「アマチュアでの戦績は全然」とのこと。

アマでの戦績は39勝21敗高校インターハイベスト8という実績。

本人は戦績的には全然と話していますが、大学上級生になり、これから勝ちまくれるという時期にコロナ禍で試合が出来なかった影響もあると思います。

内構選手のスタイルはファイタータイプでアマチュアよりはプロ向きのスタイルです。

デビュー戦の相手は名古屋大橋ジムの安西蓮選手。

安西選手は2020年全日本バンタム級新人王の冨田風弥選手にも勝利している強敵でしたが、内構選手はこの選手を相手に2度ダウンを奪い完封勝利。

デビュー戦で全日本新人王クラスの実力があることを証明しました。

拓殖大学で主将も務めたファイターと聞くと、ちょっと怖い選手というイメージを持ってしまいますが(拓大の方ごめんなさい)、内構選手は気さくでめちゃくちゃ喋りやすそうな雰囲気。

試合だけ観ても分からない彼の魅力がA-SIGNの動画からたっぷりと滲み出ていました。

胡コーチと拓大の笑えるエピソードもある動画を是非ご覧になってみてください。

角海老宝石ジムから横浜光へLフライ級8回戦 山本智哉選手

2023年8月17日(木)に開催されるDANGAN日中対抗戦に出場する山本智哉選手は2020年に一度引退。

2年のブランクを経て角海老宝石ジムから横浜光ジムに所属を変えて復帰したボクサー。

引退前の試合では現在日本ミニマム級の1位にランクされる伊佐春輔選手にも勝利している選手です。

伊佐選手との試合はたまたま会場観戦していましたが、後半伊佐選手ペースになりかけたところからサイドへの動きを取り入れて突き放した点が印象的でした。

試合の中で成長しており、まだまだ伸び代があるボクサーだと思っていたので引退した時は残念でしたし、復帰してからこうして結果を出しているのが嬉しい。

2023年3月4日の試合ではアマキャリア豊富でB級デビューした帝拳ジム所属の野田賢史選手にも完勝。

そして日中対抗戦では中国サイドが期待を寄せるジュー・ディエンシン選手と対戦します。

10戦9勝(8KO)1敗のWBOアジアパシフィックミニマム級7位の強敵ですが、フットワークを活かしたボクシングに期待!!

横浜光ジム世代交代の時期に

ドキュメンタリーの中で若手のボクサー達にもスポットを当てるようになったA-SIGN。

看板選手達が次々に引退し、チャンピオン・ランカークラスは坂井祥紀選手、三代大訓選手、鯉渕健選手のみ。

世代交代が急務の時期に突入した横浜光ジムですが、若手選手達の活躍も目立っております。

  • 上位ランカークラスの実力者山本智哉
  • 2022年度ミドル級全日本新人王の時吉樹
  • 元拓大主将の内構拳斗
  • 2022年度東日本Lフライ級新人王の服部凌河
  • 全勝全KOの眞下公翔
  • 2023年度新人王トーナメントで活躍が期待される江崎由、山森唯暁、早坂峻

どの選手も上位戦線に食い込んでくる可能性のある実力者達。

A-SIGNのドキュメンタリーでもこうした選手達が今後はもっと取り上げられていくでしょう。

まとめ

まだまだ世代交代が始まったばかりの横浜光ジム。

看板選手は一気に減りましたが、次の看板選手候補はジム内で着実に育ってきています。

プロキャリアは僅か3戦ながら内構拳斗選手はモンスタートーナメントで素晴らしいパフォーマンスを見せました。

新人王トーナメントも優勝する選手や勝ち上がる選手が次々に出てきています。

角海老宝石ジムから移籍した山本智哉選手はそう遠くないうちにランカーになってタイトルに絡んでいるでしょう。

眞下公翔選手のスケールのデカさも将来性があります。

果たしてどの選手がこれからの横浜光を背負う選手になるか、A-SIGNのドキュメンタリーにも注目しつつ追いかけて行きたいと思います。

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