雑記

新装版ダイの大冒険が子供に人気の理由

2020年にダイの大冒険のリメイク版放送がスタートしました。

30年近く前に一度放送されたアニメを何で今更、ストーリー設定も今の子供達には受けないだろうと当初は大分冷ややかに見ていました。

実際ネット上にも失敗とかコケたとか書き込みが多数ありますが、意外や意外、自分の子供達もその周りの友人や甥っ子もこのリメイク版にどハマりしています。コケたというイメージからは大分外れた印象を持っているので、リメイク版のダイの大冒険の成功ポイントを紹介します。

王道のストーリーが意外とウケている

捻りのない王道のストーリーが今の子供達にはつまらないと映るのではないかと思っていました。実際昔の漫画を読ませても全然関心を持ってもらえないことが何度もありましたし。

ところがどっこい。物は試しとダイの大冒険第一話を見せてみたら、続きが見たい見たいとなりまして。確かに一緒に見ていると展開が早くてテンポ良く話が進むから飽きないんですよね。

こんなにテンポ良いアニメだったかなぁと思って過去に放送されたダイの大冒険と比較してみたところ、大分短くまとめている事に気づきました。その辺は詳しく紹介してくださっている記事がいくつかありましたのでそちらをご参照ください。

そして何より重要な王道のストーリー。武器があって魔法があって。仲間が増えていって。強い敵が出て修行して強くなって、身につけた技や魔法で敵をやっつけて。こうした要素はいつの時代も愛される普遍的なものなのかもしれません。

ただ、ダイの大冒険はキャラ設定がやや古いんじゃないか、王道のストーリーは良くても、そのストーリーに華を添えるキャラクター達に共感できないんじゃないかという懸念はありました。

事実我が子に関してはダイやポップ、マアム、ヒュンケルといった主要キャラにはあまり魅力を感じていないようです。

でも、ダイの大冒険はキャラクターの一人一人に剣だったり魔法だったり武道家だったり、キャラクター性に加えた特殊能力があるので、そこは強いですよね。キャラクター性に関してはその魅力がやや時代に左右されるところはありますが、武器や魔法といった要素が加わることでキャラクターの魅力を補ってくれます。

ちなみにうちの子達にはクロコダインが大人気。あの男気とワニさんルックスがたまらないみたい。あと、序盤ちょっとしか出てきていないのにアバン先生はやっぱり大人気。ものすごい人気。原作漫画読んでアバン先生が生きていると知った時は飛び上がって喜んでいました。

ああいうとボケてるけど、いざという時は強い大人っていつの時代も人気なんですね。

大人目線ですと、確かにクロコダインも魅力的ですが、敵だけどハドラー最高ですね。あのやられっぷりが哀愁漂っていて他人とは思えません。

王道のストーリーとテンポの良さに加え、武器や魔法といったドラクエ的要素がキャラクター性を高める事で、ダイの大冒険は子供達に受け入れられているのではないかと考察します。

ダイの大冒険がきっかけで父と子の共通の話題ができる

自分も子供の頃に読んでいた漫画なので懐かしさもあって一緒に見てられますし、子供と共通の話題が出来て話す機会が増えました。

近所に子供の頃に買い揃えたダイの大冒険を大事にとっていたお父さんがいるのですが、そこのお父さんも自分が子供の頃に集めた本を我が子が読んでくれる事に幸せを感じていました。奥さんからしたら荷物が増えるとブーイングだったでしょうが、ここまで耐えて良かったね。

時代を超えて親子が同じ漫画で繋がるなんて良い話じゃないですか。

ダイの大冒険は父と子の絆アップに貢献しております。

ダイの大冒険クロスブレイド(ゲーセン機)はコスパ良し

ダイの大冒険のリメイク版スタートと合わせて、ゲームセンターにはダイの大冒険クロスブレイドというカード対戦型のアーケード機が入りました。

カード対戦型のゲームですと、ちょっと前までドラゴンボールに我が子はハマっていましたが、ダイの大冒険が入ってからはこっちばっかりです。

このゲームの良い点は、1回のゲーム時間が結構長い事です。複数ターン敵と味方が交互に攻撃を繰り返すので、100円で結構長い時間遊べちゃいます。

ポケモンのメザスタというアーケード機も人気ですが、あれはとにかく金がかかります。バトルに100円、ゲットするのに100円、また次のゲットチャンスで更に100円と、とにかくジャンジャン金が消えていくので軽くムカつきます。その点ダイの大冒険は良心的で、100円で結構お腹いっぱい遊べちゃいます。

ダイの大冒険がきっかけで本家のドラクエに子供が関心を持つ

ダイの大冒険クロスブレイドには、ダイの大冒険に出てくるキャラクターだけではなく、歴代のドラクエキャラもカードとして登場し、バトルに使えます。

甥っ子が我が家に遊びに来た時に、古いドラクエのゲームを見て、「あ!このキャラクロスブレイドで使ってる!」と言ってドラクエにすごい興味を示していました。

最近の子供は全然ロールプレイングゲームをやらないし、ドラクエの認知度も昔と比べると随分下がったと感じておりますが、もしかしたらダイの大冒険がきっかけで子供の中でのドラクエの認知度は今後上がってくるかもしれません。

スマホゲームのドラクエウォークでも一時期ダイの大冒険イベントがありましたし、今後はダイの大冒険のスマホゲームが配信される予定もあるようです。

ダイの大冒険が子供達のドラクエへの入り口になってくれる事を期待しています。我が家でもダイの大冒険が始まってから、子供がメラとかイオラとか呪文を唱えるようになってドラクエファンの自分としては嬉しい限りです。

まとめ:ダイの大冒険は父と子の絆のストーリー

ダイの大冒険と言えば、主人公ダイと、父親であるバランの父子の絆のストーリーが魅力ですが、私も含め多くの父子がダイの大冒険のお陰で絆を深めることが出来ているのではないでしょうか。

リメイク発表当初はボロクソに批判していましたが、自分の視野が狭かったと反省しております。物事を評価する時にはもっと多面的に見る必要があるということを痛感しました。

  • この記事を書いた人

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。ボクシングニュース、3150FIGHTネタ、各種ボクシングデータ、新人王トーナメント、選手紹介等のボクシングブログを書いています。

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