こんにちはTorajiroです。
2021年9月28日(火)にドラゴンクエストダイの大冒険のスマホアプリ「魂の絆」がリリースされます。
新装版アニメのダイの大冒険が始まった当初は、こんなベタベタなストーリーいまどきの子には受けないんじゃないかと思っていましたが、いまどきの子供にもダイの大冒険は意外と受けています。
その辺りのことは以前書いた以下の記事をご参照ください。
今回は改めて、新装版のダイの大冒険がヒットした背景にある伝説の編集者鳥嶋さんの戦略を紹介した上で、近々配信されるスマホアプリ「魂の絆」が、今や地に落ちつつあるスクエニブランドと、そのキラーコンテンツであるドラゴンクエストの子供への認知度のアップに大きく貢献している事実を紹介したいと思います。
新装版ダイの大冒険ヒットの背景にマトリフ鳥嶋氏のアドバイスあり
30代、40代の人であれば、ドラゴンボールの作者鳥山明氏を担当した編集者、鳥嶋和彦氏のことをかなり多くの方が知っているのではないでしょうか。
鳥嶋さんといえば鳥山明さんがドラゴンボールの前に書いた漫画「Dr.スランプ」にDr.マシリトというキャラで度々登場していましたよね。
鳥嶋さんはいまだにドラゴンボールをヒットさせた伝説の編集者として様々なメディアで取り上げられる本当に凄い方です。
そんな鳥嶋さんが、実はダイの大冒険の登場キャラのモデルにもなっていました。
それがポップの師匠である大魔道士マトリフ師であります。

マトリフ師は一見ただのスケベじいさんな大魔道士ですが、時々めっちゃ良いこと言って読者を感動させるキャラでした。
鳥嶋さんも基本はただのスケベおっさんだったのかなと思わずにはいられませんが、その鳥嶋さんの30年前のアドバイスが、今再燃しているダイの大冒険のヒットの根底にあるとTorajiro的には感じました。
そのアドバイスというのがこちら。

「”小学生男子の人気をとれ”他のことは考えるな!!」
王道、ベタベタと言われようとなんだろうと、小学生男子の人気を取る!そこに振り切った結果、時代を超えて子供に愛される漫画となり、現在大人にとってはちょっと意外な再ヒットを記録しています。
今の子供達はドラゴンクエストを知らない
こうして「ダイの大冒険」は約30年の時を経ても子供達に愛される王道の漫画となりましたが、ダイの大冒険の元ネタであるドラゴンクエストには残念ながらかつての輝きはありません。
スクウエアエニックスのキラーコンテンツと言えば「ファイナルファンタジー」と「ドラゴンクエスト」の2本でしたが、残念ながら今の子供で「ファイナルファンタジー」を知っている子はほぼゼロです。
小六の我が子のクラスLINEで試しに「ファイナルファンタジーを知ってるか?」と聞いてみてもらったところ、聞いたことはあるかもという回答が2件。あとは全員知らないでした。
「ファイナルファンタジー」がかつての栄光を取り戻すことはもうないのでしょうね(涙)。
一方で「ドラゴンクエスト」も、子供等の認知度が高いかというとそうではありません。
ファイナルファンタジーと違いドラクエのこと自体は知っているけど、プレイしたことない子が大半なのが現状ではないでしょうか。
ちなみに我が子も去年まではドラクエの事は全く知りませんでしたが、「ダイの大冒険」を見るようになりドラクエに関心を持ち、ドラクエウオークで遊ぶようになりました。
スマホアプリ「魂の絆」は子供がドラクエの世界観に触れる絶好の機会
もう時期プレイ可能になるダイの大冒険のスマホアプリ「魂の絆」は良作の予感大です。

バトル形式も3レーンバトルという分かりやすくて斬新なものになっており、今か今かと待ち侘びているところです。
つい先程アプリをダウンロードできましたが、まだメンテナンス中でプレイは出来ませんでした。
いよいよゲームで「ダイの大冒険」を遊べるようになることで、ドラクエに出てくる通常の雑魚キャラや、魔法が子供等の間で認知される機会が増えることを期待しています。
「魂の絆」を通じてドラクエの世界観に子供達が親しみを持ってくれたらしめたものです。
スマホゲームの次には任天堂Switchでも「インフィニティストラッシュ」というアクションRPGの発売が予定されています。
ここで一気にたたみかけて再び子供達を「ドラゴンクエスト」の世界に引き戻したいところです。
まとめ
「ダイの大冒険」は”小学生男子の人気を取る”という一択に振り切った事で、時代を超えて愛される作品になりました。
ジブリの名作「となりのトトロ」は40年以上経た今もなお、子供達に愛される作品であり続けています。
絵本の世界も殆ど入れ替えはありませんし、子供に愛される要素というのはいつの時代も変わらない普遍性があるのでしょう。
自分が子供だった頃「ドラゴンクエスト」は多くの子供達から圧倒的な支持を得ていました。
鳥山明さんのデザインによる魅力的なキャラクターや呪文といった世界観は今の子供達にも絶対にウケるはずなので、「ダイの大冒険」の人気にあやかって「ドラゴンクエスト」が子供達のシェアを再び獲得していくことを期待しています。