こんにちは。新人王トーナメントが大好きなボクシングブロガーのtorajiroです。
2023年度東日本新人王トーナメントフェザー級には圧倒的な優勝候補、高校総体ライト級優勝の山川健太選手がエントリーしています。
山川選手を中心に回るであろうフェザー級の気になる選手達を紹介します。
優勝候補は高校アマを制した山川健太
アマチュアで14勝5敗。
2021年全国高校総体ライト級優勝という実績を引っ提げて2022年にデビューした山川健太選手。
デビュー戦では博多協栄のおもしろコスプレボクサーザップ森本選手にえげつない左ボディを打ち込み判定勝利。
2戦目は折尾ジムの春島一雅選手に2RTKO勝利。
この試合がデビュー戦だった春島選手は圧倒的な格上相手に積極性に攻めに出てセンスの高さを感じさせましたが、いかんせん相手が悪かった。
4回戦ボクサーで山川選手を脅かすのはちと厳しいか。
そんな格の違いを感じさせる山川選手は左ボディが特に良いです。
ボディ打ちが上手いアマチュアエリートなんて絶対に近づきたくない相手。
トーナメント初戦はワタナベジムの8年ぶりの復帰戦をTKO勝利で飾った中村亮介選手。
右アッパーが得意な選手なので山川選手が得意の左ボディを打つところにアッパーをねじ込めれば面白い展開になるかも。
逆に山川選手はアッパーであいたボディを狙ってくるでしょうが。
山川健太は井上VSフルトンアンダーカードで勝利
山川選手の新人王トーナメント初戦は井上VSフルトン戦のアンダーカードで行われました。
残念ながら配信はなかったのですが、Leminoで試聴していたらメインまでの合間の時間にハイライトで少しだけ試合映像が流れました。
山川選手がロープに詰めてパンチをまとめるが、中村選手もロープに詰められながらも強いパンチを打ち返していました。
結果は2R44秒TKOで山川健太選手の勝利。
山川選手強いですね。
ぶっちぎりで優勝するかもしれません。
山川健太は橋場大樹を圧倒
東日本新人王トーナメント準決勝で山川選手は宮田ジムの橋場大樹選手を3RでTKO。
序盤は冷静に左ボディジャブを打ちながら相手の動きを見極めながら慎重な立ち上がりだった山川選手。
しかし向かい合った時の圧の違いは明らか。
サイドに動く橋場選手を徐々に追い詰めて2Rに右ストレートズドンでダウンを奪う。
3Rにも右ストレートでダウン追加し、立ち上がった橋場選手をロープ際で攻めに出たところでレフェリーが試合をストップ。
技術、フィジカル両面で山川選手は輝いていました。
池田達哉が持つポテンシャル
2022年の東日本新人王トーナメントフェザー級で準決勝まで進出した池田達哉選手。
準決勝でも柿元蓮選手を一回転させるダウンを奪っていたように、池田選手の魅力はハードパンチと高いポテンシャル。
元水球選手らしいのですが、ボクシングを覚えていけばまだまだ化ける可能性を秘めた選手です。
2023年9月以降試合はしていませんが、この間に化けてリングに戻ってくる可能性も大いに考えられる。
シードで迎える2023年度トーナメン初戦はアマチュアキャリア豊富な山森唯暁選手と対戦します。
アマチュアキャリア豊富な選手を破るとしたら池田選手のような他の競技でのバックグラウンドのある身体能力の高い選手だと思います。
池田達哉パワーを見せるも惜しい敗戦
池田選手の2度目の新人王トーナメントはシードの初戦で山森唯暁選手に3者ともに39対37の判定負け。
1,2Rは右から左の逆ワンツーにそこからワンテンポ遅れての右ストレートが有効でした。
1R目は終盤まで池田選手のペースでしたが、ラウンド終盤に山森選手の右ストレートからの左フックを綺麗にもらってパンチをまとめられてしまいました。
あれがなければ1Rもポイントを取って判定はドローだった可能性が高い。
ただ3,4Rはギアを上げた山森選手にペースを取られていたので優勢点は山森選手だったでしょう。
池田選手はこの試合でもフィジカルの強さが光りました。
菅谷翔太のインサイドからのストレート←トーナメント棄権
3戦3勝2KOでトーナメントにシードで参戦する相模原ヨネクラジムの菅谷翔太選手。
菅谷翔太選手の特徴はインサイドから放たれる右ストレート。
通常の右ストレートの軌道だと、フォロースルーはボールを投げた後のように下に流れていく感じになりますが、菅谷選手のストレートはサイドに流れていくようなやや変則的な軌道に見えます。
肩の動きも平行でモーションなく放たれるのでこのストレートは読みづらい。
右ガードが内側に入っているので左フックが当たりそうな気はするのですが。
橋場大樹の変則オフェンス
かつては新人王常連だった宮田ジムからは橋場大樹選手が出場。
サウスポーでややガードが低く、クネクネとした動きがやりづらいボクサー。
相手の距離感を狂わせる事が出来る点が武器だと思っているのですが、試合ではその武器を捨てて打ち合ってしまうのもまた魅力と言えば魅力。
勝ちに徹するのであればあの遠い間合いを徹底的に磨いた方が良いのではと、個人的な感想を抱いております。
でも今のボクシングスタイルもやるかやられるかで面白い。
橋場大樹トーナメント2連勝で準決勝へ
橋場選手はトーナメント初戦でアマ15戦のキャリアを持つ保谷勇次選手から序盤にダウンを奪い、終盤追い上げられるも判定勝利。
次戦は長身の遠山千伽都選手を攻めあぐねるも、終盤攻勢で勝り2対0の判定勝利。
遠山選手はもう少しまとめる場面があれば欲しかったか。
2連勝した橋場選手は準決勝で優勝候補の山川健太選手と対戦します。
山川選手が有利ですが、橋場選手が変則的な動きで先制攻撃を仕掛けられるかどうか。
橋場大樹の変則も山川健太には通用せず
新人王トーナメント準決勝で優勝候補の山川健太選手と対峙した橋場選手。
サイドに動きながら独特な距離感でペースを崩せばもしかしたら!?
という期待もしていましたが、技術・パワー両面で力の差があり、橋場選手の変則が通用せず。
今回は相手が悪かった。
頑張れ背水のアグレッシブガイ!!
山森唯暁は山鹿あたるを圧倒
山川健太選手同様にアマチュアから上がってきた選手が横浜光ジム所属の山森唯暁選手。
山森選手はキッズ時代からの長いボクシングキャリアを持つ選手ですが、ややパワー不足な印象を持っていました。
しかし新人王トーナメント初戦では力強い右フックが売りのサウスポー山鹿あたる選手を圧倒。
最終ラウンドにパンチをまとめてTKOで山鹿選手を下しました。
当たり負けもしておらず、むしろ体格面でも優位に試合を進めていた山森選手。
山川選手の逆サイドを勝ち上がってくるのはこの山森選手の可能性が高い。
山森唯暁スピードと有効打で強打の池田達哉に勝利
山森選手はトーナメント2戦目でフィジカルの強い池田達哉選手と対戦。
スピード、技術では山森選手が勝るも、序盤は池田選手の力強いパンチを被弾する場面が目立ちました。
3,4Rはギアを上げた山森選手が打ち合いを制し、39対37の判定で勝利。
山森選手はスピード、フットワーク、回転力は高いレベルにありますが、優勝候補の山川選手と比較すると馬力の面では負けているか。
山森唯暁準決勝は牧田健之介のカウンター一発に散る
東日本新人王トーナメントフェザー級は山川健太VS山森唯暁で間違い無いだろうと思っていたが、山森選手はまさかの準決勝でワンパンチTKO負け。
決勝にコマを進めたのはRK蒲田の牧田健之介選手。
1R目はフットワークを駆使しながら基本に忠実にジャブを突いてワンツー。
単発で終わる牧田選手に対してコンビネーションを決めて山森選手が優勢。
が、2Rに牧田選手の芯に響きそうなパンチが少し山森選手をとらえ出し、山森選手がジャブを出そうとしたところに被せた右フックがドンピシャでヒット。
ダウンした山森選手は立ち上がるもレフェリーが10カウント。
デビュー時からパワー不足が懸念された山森選手に対し、ボクシング技術的にはまだまだですが、思い切り振り抜くパンチはフィリピン人ボクサーのような牧田選手。
結果論ですが、山森選手はあそこまで積極的に攻めずにフットワークを使ったちょっとつまらないくらいのボクシングをしていればポイントアウトが出来たでしょう。
しかしどことなくフィリピンな牧田健之介選手のポテンシャルは大したもの。
まとめ
以上、東日本新人王トーナメントフェザー級の注目選手紹介でした。
山川選手は過去2戦観戦し、B級デビューで良かったんじゃないかと感じずにはいられませんが、B級だと対戦相手探しも苦労しますね。
ただ、このトーナメントで万が一躓いた場合はその後の対戦相手探しに苦労するでしょう。
決勝は山森VS山川になる確率が高いと予想していましたが、ここに”どことなくフィリピン”牧田健之介選手が割って入りました。
決勝が面白い事になってきた!!