雑記

加藤巍山作品のクリスティーズでのオークション落札価格と推定価格との差がすごい【情熱大陸】

こんにちはTorajiroです。

8月22日(日)の情熱大陸で仏師(仏像を作る彫刻家)の加藤巍山(カトウギザン)さんが紹介されます。

紹介文で作品がNYのオークションで約3,285万円で落札されたことが書かれていましたが、そもそも仏像の落札額として高いのかどうか、そして落札された作品の価値として妥当なのかどうかを考察してみました。

加藤巍山氏について簡単に紹介

人物について詳しく紹介するより、まずはこちらの作品をご覧ください。

 
 
 
 
 
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どうでしょうか。

安っぽい表現ですけどめちゃくちゃかっこ良くないですか?

時代に左右されない普遍性を持った作品で、間違いなく100年先、1,000年先まで語り継がれる作品だと私は思いました。

加藤巍山さんはこんな圧倒的な作品を作る、仏師と呼ばれる仏像を彫る彫刻家です。

プロフィールについては情熱大陸のウェブサイトで綺麗にまとめられているのでそのまま引用。

1968年、東京都生まれの52歳。25歳の時に仏像彫刻の世界に入った。
13年間の修行を経て独立。近年では岩手の江岸寺に釈迦如来坐像を納めた。
一方彫刻家としても活躍し、昨年、ニューヨーク・クリスティーズのオークションで彫刻作品が約3,285万円で落札。
美術界からも大きな注目を浴びている。
現在、埼玉県白岡市の自宅兼工房で日々創作に励んでいる。好きなものは、うなぎと蕎麦。家族は、妻。

https://www.mbs.jp/jounetsu/

最近お母様がお亡くなりになられたそうですが、そのお母様の感動的なエピソードがInstagramに書かれていたのでチェックしてみてください。

オークションハウス(クリスティーズ)での落札額と仏像相場

上の項で紹介した作品は示現(ジゲン)と言いますが、この作品がクリスティーズという世界的に知られているオークションハウスのニューヨーク展で約3,285万円で落札されました。

それがすごい事なのかどうかわからなかったのでクリスティーズのサイトを調べてみたところ、オークション前の推定価格はその1/10だった事がわかりました。

まー300万くらいだろうと予測されていたところから、3,285万円となんと10倍の付加価値がついて落札された事になります。

同じサイト上で一緒に並んでいる作品の推定価格と売却価格を見ると、いかに示現が相場より高く落札されたかがわかるかと思います。

ちなみに同じ加藤巍山さんの慈(ジアイ)という作品は800万超で落札されていました。

こちらも示現ほどではありませんが、推定の倍の価格で落札されていました。

加藤巍山氏作品の価値について(自論)

推定の10倍とか、3,000万円という数字を聞くと凄いと思うかもしれませんが、この作品を完成させるのにかけた時間や情熱、そして何よりこの作品のレベルを考えると3,000万はちょっと安い気がします。

情熱大陸の紹介文によると、加藤巍山さんは6年先まで予定がいっぱいのようです。

たくさん作るからではなく、1体に費やす時間が圧倒的に長いから6年先まで予定がいっぱいなのは明らかでしょう。

加藤巍山さんが独立したのは38歳の時で現在54歳

加藤巍山さんのウェブサイト上で確認できる作品は全部で27作品です。

独立して16年で27作品ですので、作成頻度は年に1体か多くて2体といったところです。

1年かけて1体か2体、当然材料費等の製作費はかかりますので、そう考えると3,000万は凄いは凄いけど、べらぼうに高い金額でもない気がしてきました。

こんな大金もちろん持ってないですけど、自分がお金持ちだったら投資としても絶対有益なので買いますね。

自分が生きている間にこの作品の価値が果たしてどれくらい上がるのかもちょっと楽しみになります。

まとめ

加藤巍山さんの作品がオークションで約3,285万円で落札されたのは、相場と比べたら大分高く、当初の想定価格より10倍高い金額での落札となっていました。

ただ、時間も含めた作品にかけるコストを考えると、必ずしも高くない、むしろ安い買い物ではないかというのが、Torajiro的感想になります。

これから絶対来る。示現の時代が。

最後に加藤巍山さんのインスタグラム上で言及されたオリンピックに対する投稿がとても印象的だったので紹介しておきます。

 
 
 
 
 
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torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。ボクシングニュース、3150FIGHTネタ、各種ボクシングデータ、新人王トーナメント、選手紹介等のボクシングブログを書いています。

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