こんにちはtorajiroです。
7月13日(水)にボクシング4階級王者で現WBOスーパーフライ級チャンピオン井岡一翔選手の防衛戦が開催されます。
対戦相手は過去に対戦し敗れているドニー・ニエテス選手。
第二子の誕生も予定されており、負けられないこの一戦の見どころ、勝敗予想を紹介し、試合が始まってからは速報を載せる予定です。
バース・デイにて第二子の妊娠が判明
井岡一翔選手の世界戦はTBSにて生中継されます。民放でのボクシング生中継自体が珍しいものになってきた感がありますが。
それに先立ち7月2日(土)に放送されたバース・デイで井岡選手第二子の誕生予定が発表されました。
子煩悩で家族をとても大事にする井岡選手。
この朗報をエネルギーに変えて必ずや素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるでしょう。
対戦相手のドニー・ニエテスはこんな選手
井岡一翔選手が今回対戦するドニー・ニエテス選手は40歳とベテランながらかなりの強敵です。
過去にミニマム級、ライトフライ級、フライ級と3階級を制覇し、2018年の大晦日にマカオで行われたWBOスーパーフライ級王座決定戦、勝った方が4階級制覇王者という一戦で井岡一翔選手に競り勝ち、4階級制覇を成し遂げています。
この時の一戦はどちらもディフェンス能力が高いため、両者積極的に手を出すも有効打がなく、甲乙つけ難い展開の中、ややニエテス選手のパワフルさが勝り、2対1の判定でニエテス選手が勝利を収めました。
この時の試合は僕の採点も偏差でニエテス選手の勝利でした。
圧力が強くディフェンス能力も非常に高く、年齢によって衰えにくい強さを持っているドニー・ニエテス選手は今回も強敵として井岡一翔選手の前に立ちはだかるでしょう。
井岡ニエテスそれぞれの現在からみた再戦の勝敗予想
井岡選手に勝利したドニー・ニエテス選手は王座を防衛せずに返上。その結果半年後の2019年6月19日に王座決定戦が行われ、この試合に勝利した井岡一翔選手も4階級制覇を達成しました。
この時戦ったアストン・パリクテ選手はニエテスとも引き分けた経験を持つ強敵でした。
この強敵を下した後の井岡選手はWBOスーパーフライ級の王座を4度防衛し、今回ニエテス選手とのリベンジマッチを迎えます。
井岡選手が初防衛戦で戦った長身サウスポーのジェイビエール シントロン選手なんかもう滅茶苦茶強かったですけど、序盤のポイントは捨ててボディから体力を削りに行き、後半に圧倒して逆転勝利を収めました。
一方のニエテス選手は、井岡戦後はわずか2戦しかしておらず、直近の試合も世界ランカー相手に引き分けという結果に終わっています。
現在の勢いからしたら断然井岡一翔選手が有利と見えます。
また、今回は日本での開催、そして何よりこれから第二子も生まれる予定。家族を大事にし、子煩悩な井岡選手が最高のパフォーマンスでニエテス選手にリベンジを果たすと僕は予想します。
試合速報・結果
両選手入場。うっすら見えたラウンドガールさんの衣装がかなりキワどい。
ニエテス選手も井岡選手も落ち着いている。
井岡選手だけタトゥーを消さないといけないのが変な感じではある。
1R目、ニエテス選手ジャブにキレがない。井岡選手上下のジャブが良い。井岡選手非常に丁寧。ポイントは井岡選手。
2R目、ニエテス選手の右オーバーハンドがヒット。左の差し合いは井岡選手。ワンツーボディ、ワンツーフックと井岡選手のパンチがヒット。トータルでは井岡選手だが、右を当てたニエテス選手にポイントがつくかも知れない。厳し目にここはニエテス選手にしておく。
3R目、先手を取るのは井岡選手。井岡選手のワンツーが浅くヒット。ニエテス選手も右から左を浅くヒット。手数、有効打ともにこのラウンドは井岡選手。
4R目も先手を取るのは井岡選手。そこから左フックをヒット。井岡選手4年前と違い今回はパワー負けもしていない。徐々に右ストレートや左フックが当たるようになってきた。井岡選手のラウンド。
5R目、井岡選手追い方が上手い。ペースを取ってきた。ニエテス選手先手を取られて下がらされている。井岡選手はジャブを起点に次々コンビネーションを打つ。終盤にニエテス選手の強いパンチが井岡選手を捕らえたが、手数が圧倒的に違うので井岡選手のラウンド。
6R目、ニエテス選手このラウンドは足を使ってジャブを良く打つ。ちょっとリズムを変えてきたか。甲乙つけ難いラウンドだが、強い左ボディを当てていた井岡選手のラウンド。
7R目、序盤ニエテス選手が先手を取ろうとするが、井岡選手が打ち返し下がらせる。ワンツー左ボディ左フックのコンビネーションを当てる。このラウンドも井岡選手。ニエテス選手どんどん失速している。ボディが効いているのかも知れない。
8R目、井岡選手が積極的に前に出て攻撃的。ジャブからコンビネーションで度々強い左ボディを当てる。ニエテス選手のパンチは当たらない。井岡選手のラウンド。
9R目、ニエテス選手が強引にワンツーを打つがガードの上。ニエテス選手は一発を狙いにきているが、井岡選手のコンパクトなパンチが再三ヒット。ジャブからの組み立てが非常に良い。自分から前に出ながらジャブで自分の距離を保って戦う井岡選手のラウンド。
10R目、ニエテス選手飛び込んでアッパーを当てようとするが井岡選手がバックステップでかわしすぐさま攻撃に移る。井岡選手のヒッティングでニエテス選手左目の上をカット。井岡選手綺麗なワンツーをヒットさせる。完全にワンサイドな展開。ポイントは文句なしの井岡選手。
11R目、ニエテス選手のパンチは井岡選手距離でかわしてもらわない。ガードの上からでもワンツーを叩き込む。井岡選手打っては動いて一方的に攻める。
12R目、井岡選手の右ボディがやや効いたか。ニエテスはパンチに力がない。ラスト1分井岡選手が右をヒット。最後まで見せ場は少なかったが井岡選手が完封。
ニエテス選手が取ったラウンドは2ラウンドだけかな。フルマークもあり得る内容。
ジャッジも1者はフルマーク。文句なしの勝利でした。
統一戦が見たい。