こんにちはtorajiroです。
ロシアのウクライナ侵攻が開始されてから、キエフ市長で元ボクシング世界ヘビー級チャンピオンのビタリ・クリチコ氏と、その弟で同じくヘビー級の世界チャンピオンだったウラジミール・クリチコ氏のInstagramを毎日チェックしています。
ボクシングファンとしては安否が心配になってしまうものでして。
ウクライナ侵攻の最中でクリチコ兄弟の日常がどう変容していったのかを時系列で紹介したいと思います。
ウクライナ侵攻前の平和な日々
昨年末のウラジミール・クリチコ氏のインスタには、兄や仲間と一緒に年末を祝う様子がアップされていました。

この頃は2ヶ月後に戦争に巻き込まれているとは思いもしなかったでしょう。
そしてビタリ・クリチコ氏のインスタでは、ウクライナ侵攻が始まる直前の2月16日に、若干19歳でボクシングの世界選手権を制したYuriy Zakharieiev選手を支援する投稿をアップしていました。

Yuriy選手はロマチェンコの21歳を超える19歳での世界制覇。
ライトミドル級なので将来が本当に楽しみな選手。今から要チェックです。
こうした明日への期待が膨らむ日々の中に突然戦争が押し寄せてきました。
ウクライナ侵攻前夜
2月22日、ビタリ・クリチコ氏はインスタでロシアが戦線布告したことを発表します。

その3日後には住宅が破壊される様子がアップされます。日常が崩れ去るのは一瞬なんだ痛感しました。

同時期にウラジミール・クリチコ氏も、帝国主義がいかに無謀で致命的か、ウクライナだけでなく全世界が過ちを繰り返さないよう教訓にしようと訴えています。

誰も望まない、誰にとってもメリットのない不毛なものであることは明らかなのに、それでも、21世紀においても戦争は起こってしまうのですね。
ウクライナ侵攻後の非日常な世界
ロシアのウクライナ侵攻が本格化し、市長であるビタリ氏は避難所や家にいるようにと住民にメッセージを送ったり、状況報告に大忙しです。

ウラジミール・クリチコ氏も、避難所を訪問して住民を励まし、反戦を訴えながらビタリ氏を支えています。


ウクライナ侵攻の最中にも存在する日常
そんな厳しい戦況の中でも人と人は結ばれ、子供も生まれます。
志願兵カップルの戦地での結婚式の様子が日本でも紹介されていましたが、ビタリ・クリチコ氏のインスタでもこの様子は取り上げられていました。
言葉は分からなくても素敵な様子は伝わりますので是非ご覧ください。
そしてウラジミール・クリチコ氏も戦争の最中に生まれた赤ちゃんを笑顔で紹介していました。
早く戦争が終わり、この子たちが幸せに育つ未来が来て欲しいし、戦争のない日々のクリチコ兄弟の笑顔が見たいです。
まとめ
クリチコ兄弟のインスタを日々チェックしている中で、戦争が日常の中に組み込まれていく様を目の当たりにしました。
ウクライナ侵攻が始まる前の平和な日々。
年末を祝い、有望なアスリートを支援し、未来に向けて取り組んでいたのに、突然戦争が勃発。
当たり前に来るはずだった日常が奪われ。
多くの命が失われ。
そんな中でも結ばれる2人もいて。
生まれる命もあって。
クリチコ兄弟のインスタから、戦争は別世界の出来事ではなく、我々の日常と地続きで繋がっているのだという事を痛感しました。
COVID-19の感染拡大から早2年。
世界はCOVID-19が前提の社会へと変わっていきましたが、ウクライナ侵攻が長引いて、戦争が前提の社会にならない事を心から願います。
どうしてこんな不毛な戦争が起こってしまうのだろう。