雑記

天才ゴルフ少女・須藤弥勒さんと亀田三兄弟の類似と相違点【バース・デイ】

こんにちはTorajiroです。

知ってる方からしたら何を今更と言われてしまうかもしれませんが、須藤弥勒(みろく)さんという天才ゴルフ少女(現在9歳)の存在を最近知りました。

YouTubeで動画をいくつか見ましたけど、めちゃくちゃ面白い子ですね。今度の「バース・デイ」で紹介されるようなので、最新の映像で彼女のことを知れるのは有難いことです。

父親の熱い指導、面白い練習メニューに家族の強い絆。でもってビッグマウス。

既視感が。。どこかで見たことが、、なんて考えるまでもなく即座に亀田三兄弟とお父さんの史郎さんが頭に浮かびました。

亀田三兄弟に似ているということは、これからあることないこと、競技とは関係ないことでたくさんの誹謗中傷を受けることになるのかもしれませんが、須藤家と亀田家の類似と相違点から弥勒さんの未来について予想してみました。

須藤弥勒さんの実績

まず初めに須藤弥勒さんの現在までの実績を紹介します。

  • 1歳でゴルフを始めると早くから才能を開花
  • 2017年に5歳で出場した世界ゴルフジュニア選手権の6歳以下の部で史上最年少で優勝
  • 2018年も同大会で優勝し連覇を達成
  • 2019年にはキッズ・ワールド・チャンピオンシップの8歳以下の部で優勝
  • 2021年キッズ世界選手権9歳女子の部で優勝

ここまでの実績は申し分ないですが、まだ小学4年生。

年齢が進むにつれて選手層がどんどん厚くなりますし、大人になれば年齢関係なく競い合うことになるので、今の実績で将来が約束されているかというと、そうとは言い切れません。

同年代で同じく世界大会で優勝しているキッズの日本人選手もいますしね。

ただ、体幹がしっかりしており体も丈夫そうで精神力も並外れているので、将来性はかなりあると思います。

姿勢や体のバランスも良くて変な癖もなさそうですし。

須藤家と亀田家の類似点

Torajiro的に須藤弥勒さんと亀田三兄弟が良く似ているなぁと感じた点をリストアップします。

父親の熱血指導と独創的な練習メニュー

亀田三兄弟はプロになる前から父史郎さんの熱血指導と独創的な練習メニューでメディアの注目を集めていました。

世界のジャブは有名ですが、ローソクの火をパンチで消したり、砂袋アッパーとかハンマーパンチとか、少林寺とか、他にも面白い練習メニューがたくさんありました。

面白いだけじゃなく、理にかなった練習でもありました。

私も昔プロボクサーをしていたのですが、いくつかの練習メニューは参考にして取り入れたりしていました。隠れ亀田ファンでしたので。(隠れる必要ないか(笑))。

本で紹介されていた亀田三兄弟の練習メニューを真似したりもしましたが、地獄でしたね。

相当ハードで全部をやり切ることは出来ませんでした。

一方の須藤弥勒さんの練習も1日10時間!?(多い時)と尋常ではありません。

練習メニューは主にお父さんが考えております。目隠ししてショットやバランスボールや板の上でショットしたり、お父さんが乗った荷車を押したり、水鉄砲で雨降らせてスコールの中でのショットの練習したり、兄弟も協力して厳しい中にも楽しく練習している様子が紹介されていました。

弥勒さんのお父さんはテレビ番組の中で「普通の練習をしていたら普通のゴルファーにしかなれない」と答えていましたが、飽きない工夫をしているのかなとも思います。

史郎さんも弥勒さんのお父さんも自宅を改造して練習場にしたりといった取り組みもしており、熱の入れ方が尋常ではないですね。

何があっても我が子を全力で守る姿勢

亀田史郎さんは三兄弟に対して厳しくも優しい方でした。

何かあった時は自分が盾になって子供達を守るという断固とした決意を感じさせる方でした。

ただ、それが仇となり、子供が負けた試合で暴れて永久追放されてしまいましたが。

元々ボクシング関係者の間で史郎さんの評判はあまり良くなく、亀田三兄弟が移籍先を探していた時も、「あのお父さんを制御できない」という理由が裏にあり、移籍先が決まらない状況でした。

須藤弥勒さんのお父さんも過去の動画を見た感じだと結構恐い感じだなと正直思いました。

上司にいたらなんでも気軽には相談出来ないなぁと。話しかける時は背筋が伸びそうですね。

お客さんとして弥勒さんのお父さんが来たら「あなたじゃ話にならないから上の人出してくれる?」とかサクッと言われちゃいそう。勝手な偏見ですが、そう言われちゃいそうな圧を感じました。

そんなちょっと恐そうな弥勒さんのお父さんですが、弥勒さんや家族が悪く言われた時には「カッとなって異常反応を起こす」とご自身でも仰っています。

ちょっと変なアンチの方に対してその怒りが行く分には問題ないと思いますが、ゴルフ業界の関係者内でトラブルを起こしてしまわないかという心配は少しあります。

家族の固い絆

亀田一家は家族が固い絆で結ばれており、試合の際の亀田トレインが有名でした。

今もYouTubeチャンネルで一緒に活動したりしている様子からも兄弟の仲の良さが伺えます。

ただ、その家族愛が排他的に見えてしまう時もあり、亀田ファンとしては悩ましい気持ちでいました。

須藤一家の家族愛も亀田一家に負けず劣らずです。

弥勒さん自身も「家族で頑張っていきたい」と語っていますし、兄弟もお互いをリスペクトしているし、両親の子供達への深い愛情も感じます。

ちなみに須藤ファミリーはまだ2ヶ月前に始めたばかりのようですが、家族でYouTubeチャンネルも開設しております。

ここでも家族の結束の固さが窺えます。

家族の固い絆。これが世間一般と乖離して共感を得られなくなった時、何かの発言や行為が炎上して追放されるようなことがないように、そこは心配になります。

ビッグマウス

亀田三兄弟と言えばビッグマウス。

に加えて対戦相手への挑発で試合を盛り上げて来ました。

が、次男の大毅選手がビッグマウス、挑発に加えて試合中に反則行為を繰り返したことから亀田家の築き上げてきた地位は徐々に崩れていき、最終的には興毅選手と大毅選手は実績からはかけ離れた寂しい形で引退することとなってしまいました。

須藤弥勒さんもビッグマウスと言われています。

緊張するのは凡人、私はゴルフの神様なので」といった名言もあります。

日本では謙虚さが求められるので、こうしたビッグマウスは嫌われる傾向にありますが、私はこれが大好きです。

Torajiro自身は格闘技の世界で結果を出せなくて、自信が持てなくて控えめな発言を繰り返していました。

だからこそ弥勒さんのビッグマウスを心底尊敬しますし、あのビッグマウスが心地よく感じられます。

須藤弥勒さんと亀田三兄弟の相違点

ぱっと見の印象は似ていますが、弥勒さんの動画等から相違点も見えてきました。

ゴルフだけじゃない弥勒さん

亀田三兄弟は学校にあまり行かず、ボクシング一本の生活でしたが、弥勒さんはしっかり勉強もしていて成績もトップクラスです。

お母さんからピアノも習っていて、かなり多才な所謂エリート教育を受けて育っています。

ゴルフがなくなっても弥勒さんには生きていく道がいくらでもありそうです。

亀田三兄弟にはボクシングしか選択肢がありませんでしたが、弥勒さんには色々な可能性と選択肢が用意されています。

ゴルフを強制されていない弥勒さん

須藤家への批判の中には毒親、子供がかわいそうといった意見も散見されましたが、子を持つ親として、あれは間違いなく本人が好きでやっています。それを洗脳という方もいるのでしょうが。

事実弥勒さんのお兄さんはお父さんの練習がキツくて自分はゴルフやめたと笑顔で喋っていましたし、ゴルフを辞めても良いという事は弥勒さんのお父さんもお母さんも本人に伝えています。

そもそも子供に親が練習をさせようと思うと中々難しいんです。親子だとどうしてもぶつかってしまいますし、子供も甘えが出て練習しません。

我が家も始めは親が子に教えようとしましたが、全然うまくいきませんでした。

だからと言って厳しくすると子供から笑顔や前向きな姿勢は失われます。

我が家には子供が三人いますが、同じように育てても性格は全然違って、自分でやりたいやりたいという子もいれば、あれもこれもめんどくさいからやりたくないという子もいます。

弥勒さんはやりたい派の子で、そこに両親がやれる場を提供していった結果が今なのだと思います。

いくら親でも洗脳なんて簡単に出来るものではないですよ。

一方で亀田三兄弟にはボクシングしか選択肢はなく、史郎さんもボクシング辞めたら生きていけないと子供に伝えていました。

経済的にも亀田家にはボクシングしかなく、今時の日本には珍しい拳で成りあがる人生でした。

結果的に三兄弟全員世界チャンピオン(しかも複数階級の)になって結果だけ見れば大成功でしたが、次男の大毅選手にはボクシング以外の人生があっても良かったのかなと思うところもあります。

自分は亀田三兄弟ではダントツ大毅選手のファンですけど。

ビッグマウスの質が違う

須藤弥勒さんのビッグマウスは、誰かを落として自分を持ち上げるようなものではなく、あくまで自分自身を鼓舞するためのビッグマウスです。

凡人とは違うといった発言もあるにはありますが、決して特定の対象や誰かを否定するものではありません。

一方で亀田三兄弟のビッグマウスには誰かを落とす内容が含まれていました。

「今のボクシング選手はつまらない試合ばかりする」といった発言に代表されるように、何かを否定し、それをエネルギーに変えて結果を出すものでした。

誰かを落とす、否定する発言に加えて家族の結束という要素がセットになると、熱狂的ファンと家族以外は全員敵という構図が出来上がってしまいます。

敵を増やし過ぎだなと心配していたところから、あれよあれよと世論に押されてJBCも亀田を排除する方向に舵を取ってしまいました。

弥勒さんのビッグマウスが万が一でも他の選手を落とすような発言にならないことを願いますが、本人に誰かを否定する意図がなくても、メディアは好き勝手歪曲した記事を書くのでそこが心配ではあります。

まとめ

須藤弥勒さんと亀田三兄弟では表面上似ている点は多々ありますが、深いところを見ていくと、弥勒さんにはゴルフ以外の道もあるし、誰かを落として自分を持ち上げるようなビッグマウスでもないので、亀田三兄弟のような扱いにはならないと思います。

ただ、ネット上の書き込みを見ると既に結構な批判的なコメントがあるので、これに乗っかって本人やお父さんの発言を歪曲させて炎上に仕向ける媒体が今後多数出てくるでしょう。

そういう媒体が出てきても対処可能にするため、ゆくゆくは拠点を海外に移しても良いのかなと、Torajiro的には考えています。

弥勒さんはゴルフ以外の能力、才能も今後発揮して行きそうなので、仮にゴルフで結果を出せなかったとしても他で活躍する姿を見てみたいです。

須藤弥勒さんのような貴重な若い才能が国内で一部の匿名の暇つぶしによって消されないことを心から願う今日この頃です。

  • この記事を書いた人

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。ボクシングニュース、3150FIGHTネタ、各種ボクシングデータ、新人王トーナメント、選手紹介等のボクシングブログを書いています。

-雑記