雑記

ネッシー目撃情報多発の真偽とネッシーハンターの存在【世界くらべてみたら】

こんにちはTorajiroです。

8月18日放送の「世界くらべてみたらSP」でネッシーやUFOのネタが取り上げられます。

UFOは今でもたまに聞くけど、ネッシーなんで今の子知ってるのかな?と思い子供達に聞いてみましたが、びっくりみんなネッシー知っていました。なんかちょっと嬉しかったです。

そんなネッシーが今年に入って目撃情報が多発しているとのことなので、噂の真偽を調べていたら背景にネッシーハンターの存在が見えてきました。ネッシーで生計を立てるこのネッシーハンターの存在が今回の噂に大きく関係しています。

ネッシーの目撃情報は本当に増えているのか??

結論から先に言いますと、ネッシーの目撃情報は例年と比べて特別増えているわけではありません。

ネッシーの目撃情報は公式の目撃情報登録簿に登録されるそうですが、例年10件程度の目撃情報が登録されており、今年は7月19日の目撃情報で8件目です。

若干は多いのかもしれませんが、去年は13件の目撃情報が登録されているので、特別注目するほど目撃情報が増えているわけではありません。

ネッシーの目撃情報が増えていると言われる理由

ではなぜ目撃情報が増えたと言われているのでしょうか。

調べてみると、今年はネス湖の水位が記録的に下がっており、それによってネッシーが発見されやすくなっているという記事が複数見つかりました。

ただ、BBCのニュースを拝見した所、2016年に新しい水位監視ステーションが稼働しており、稼働して以来の最低レベルとの報道になっておりました。加えて水位が下がったと言っても、5cmとかその程度のレベルのようです。

Loch Ness has dropped to its lowest level in five years, according to the Scottish Environment Protection Agency (Sepa).

Sepa said drier than usual conditions in recent months were likely to be a "significant contributing factor" for the drop.

Loch Ness is Scotland's largest freshwater loch by volume.

It can hold more water - 7,452 million cubic metres - than all English and Welsh lakes together.

Sepa said its data showed the water level was at its lowest since the current loch level monitoring station began operating in 2016.

https://www.bbc.com/news/uk-scotland-highlands-islands-57651477

水位が下がるというのは生態系にとっては大きな問題ですが、数センチでネッシーが発見しやすくなるのかと言えば、ちょっとそれは盛りすぎかなと言わざるを得ません。

情報発信源となっているネッシーハンターの存在

https://www.facebook.com/groups/141086595460/permalink/10165343011060461/

こうして調べていたところ、水位が下がっている事は、ネッシーハンターとして有名なスティーブ・フェルトハムさんという方が、以下の情報を発信したことに起因している事がわかりました。

In 30 years of sitting here, I cant remember ever seeing the water down this low.

https://www.facebook.com/groups/141086595460/permalink/10165343011060461/

30年間ここにいて、水位がこんなに低かったことは覚えがない」という事です。加えてThe Sunの記事にはスティーブ・フェルトハム氏の発言として、「水位の低い状態が続けば、ネッシーのミステリーを解決出来るかもしれないという」という事が書かれていました。

これが本当にスティーブ・フェルトハム氏の発言かどうかはわかりませんが、こうした経緯でネッシーの目撃情報多発という番組内容になったものと思われます。

ちなみに「世界くらべてみたら」の撮影はフェルトハム氏のFacebook情報によると7月6日に行われたようです。探査機にサーモン取り付けて水深100メートルのモニター見てたみたいです。サーモンは餌なのかな?何か見つかったんですかね?

https://www.facebook.com/groups/141086595460/permalink/10165383302195461/

ネッシーハンターのスティーブ・フェルトハムさんってどんな人?

さて、上記で取り上げたネッシーハンターのスティーブ・フェルトハムさん。相当変わっていますよね。どんな人なんだろうと思って調べてみました。

https://www.pressandjournal.co.uk/fp/news/highlands/3318316/nessie-hunter-why-im-still-searching-for-the-loch-ness-monster-after-30-years/

1991年、28歳の時に仕事を辞め、家を売り、恋人とも別れてネス湖に移り住んでネッシーハンターになりかれこれ30年になります。ネス湖の側に住み、ひたすらネッシーを探し続け、最も長くネッシーを探し続けている人物としてギネス登録もされています。

子供の頃にネッシーに興味を持った事がきっかけだそうですが、28歳の時に一体何があったんでしょう。インタビュー記事等を読んでみたところ、子供の頃に掻き立てられた情熱が消えず、結婚して子供が出来てという平凡な生活か、冒険を取るか考え、28歳で決心をしたそうです。

何かきっかけがあって28歳でネッシーハンターになったというよりは、ずっと思い続けて28歳でようやくネッシーハンターになれた。子供の頃からの夢を叶えたフェルトマンさんなのでした。

後悔はないかという質問に対し、「28歳でなく26歳でネッシーハンターの道に進めたと思う。ネッシーハンターになってからの後悔はない。」とコメントしており、その情熱の深さは相当なものです。

ネッシーハンターの生活手段

さて、このスティーブ・フェルトハムさんですが、ネッシー探しているだけじゃ生活できないのでどうやって生計を立てているのかと言うと、ネス湖の側でグッズ販売をして生計を立てています。ちなみにオンラインストアもあります。

▶︎https://www.nessiehunter.co.uk/store/

グッズ販売で生計を立てているので、ネス湖のネッシーが観光名所でなくなってしまい、観光客が途絶えたらフェルトハムさんの収入はゼロです。

ネス湖のネッシーを発見するだけではなく、その存在が忘れ去られないためにネッシーにまつわる情報を発信し、広報活動を続け、観光名所としての地位を保ち続けることが彼にとっての生きる道になっています。

まとめ

  • ネス湖のネッシーは今年に入って目撃情報が多発しているわけではない
  • ネス湖の水位が下がった事でネッシーが見つけやすくなったと報道された事が、目撃情報増加の根拠
  • こうした報道の背景にはネッシーハンターのスティーブ・フェルトハムさんの存在があった
  • ネス湖のネッシーが観光資源となることで、フェルトハムさんはネッシーハンターを継続していける

こうしてスティーブ・フェルトハムさんのようにネッシーの存在が世間から忘れ去られることのないように活動を続ける存在は観光名所にとってはものすごく有難い存在ですよね。補助金払っても良いくらい。特にコロナ禍で人流が途絶えている今、観光地に来た人向けの発信ではなく、広く世界に向けて主体的に発信していかないと、コロナが明けた頃に最悪忘れられちゃっているかもしれません。

いつまでもネッシーの伝説が語り継がれることを願いつつ、いつかは自分もネス湖に行ってフェルトハムさんに会ってみたいなと思いました。

  • この記事を書いた人

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。ボクシングニュース、3150FIGHTネタ、各種ボクシングデータ、新人王トーナメント、選手紹介等のボクシングブログを書いています。

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