こんにちはTorajiroです。
いよいよパラリンピックが開幕です。
オリンピックと比べると注目度は劣りますが、世界的に見ればロンドンオリンピックではパラリンピックのチケットが完売しており、パラリンピックの注目度は急上昇しております。
そんなパラリンピック史において最も注目された選手が南アフリカ代表の義足の"ブレードランナー"オスカー・ピストリウス氏ではないでしょうか。
ロンドン五輪ではオリンピックとパラリンピックの両方に出場し、オリンピックでも陸上男子400mで準決勝まで進むという活躍で注目を集めました。
両足につけた義足がブレードランナーの異名で当時はかなり注目されていました。
しかし、その1年後にショッキングな殺人事件を起こし、表舞台からは姿を消しました。
ピストリウス事件を振り返りつつ、現在の様子を紹介致します。
ピストリウス事件の概略

ピストリウス氏はロンドンオリンピックのわずか5ヶ月後、2013年2月に自宅で恋人を射殺した疑いで逮捕されました。
あまりにもショッキングなニュースで愕然とした記憶があります。
せっかくオリンピックのメダリスト以上に有名で人気なパラリンピアンが出たのにと、残念な気持ちになりましたし、いったいこの後どうなってしまうんだろうと気になっていました。
当初は侵入者と誤って打ったという証言もあり、私もそれを信じていました。
信じたいという気持ちの方が正しかったかもしれません。
ピストリウス事件の判決
ピストリウス氏は侵入者と誤って射殺したと一貫して無罪を主張しておりました。
2014年10月、高等裁判所は過失致死罪で禁錮5年という判決を下しました。
1年の服役の後、一旦ピストリウス氏は仮釈放されます。
が、その後に最高裁判所が判決を覆し、2016年に殺人罪で有罪判決、禁錮6年が言い渡されました。
そして更に1年後、量刑が軽すぎるという訴えを経て2017年11月に、禁錮13年5ヶ月に量刑が引き上げられました。

ピストリウス氏には逮捕以前からの問題行為があった
裁判を繰り返していく中でピストリウス氏の処分が重くなった背景には、ピストリウス氏のそれまでの素行等も影響していたかもしれません。
ピストリウス氏は逮捕される以前から気性が激しいことで一部では有名だったそうです。
海外の当時の報道を調べてみると、ピストリウス氏のカッとなりやすい様がいくつかの事例と共に紹介されていました。
過去に暴行容疑で逮捕されたり、周囲の人間に激しく暴言を吐いていた様子が紹介されていました。
また、殺害当時の様子についても、侵入者と間違ったとするには疑問の残る点が多々ありました。
風呂場のドアの向こうから4発も発砲すれば相手が死亡することは想像がつくと思いますし、侵入者がいたと思うのなら、まずはその場から逃げて警察を呼べば済む話ですから。
ピストリウス氏の現在
ピストリウス氏は現在、プトレリアのアッテリッジヴィル刑務所に収監されています。
The Times UKに、ピストリウス氏は敬虔なクリスチャンで、刑務所では週に2度、囚人に対し聖書の学びを主導しているという、ピストリウス氏のお父さんのコメントが紹介されていました。
His father, Henke Pistorius, told The Times UK that Pistorius was finding new purpose by leading a Bible study and prayer group at Atteridgeville correctional centre in Pretoria.
They met once or twice a week, he said.
“Oscar leads the studies and is able to accommodate those who aren’t so familiar with the Bible to explain the meaning of all the verses.
https://www.timeslive.co.za/news/south-africa/2018-12-28-oscar-pistorius-feeding-souls-with-bible-readings-and-vegetable-garden/
禁錮13年5ヶ月という判決ですが、ピストリウス氏は早ければ2023年の3月に仮釈放されます。
あの事件からもう8年もの月日が流れたのですね。光陰矢の如しか、、
まとめ
ピストリウス氏はルックスも良く、カリスマ性があってオリンピックに出場した時には私も熱心に応援していました。
ピストリウス氏の活躍がきっかけで、パラリンピックにも興味を持つようになりました。
なのでその後の殺人事件は自分にとっても非常にショッキングなものでした。
東京パラリンピックには、この悲しい記憶を払拭してくれるような感動を期待しています。
一つ思うのは、私はオリンピックにピストリウス氏が出場したことでパラリンピックにも関心を持つようになりましたが、そもそもオリンピックとパラリンピックを区別せず、一つのイベントとして開催出来れば、同じオリンピックというカテゴリーで健常者の競技も障害者の競技も楽しめるんじゃないでしょうか。
とは言っても勿論スケジュールやら選手の数やら、オリンピックとパラリンピックでサポート体制も大きく異なるでしょうから難しいとは思いますが。
なんかもっと、双方の交流があればお互いの競技に関心持てるようになるかもしれませんね。
そんな未来が来ることを願い、自分でも何か出来ることがあれば挑戦していきたいと思います。