こんにちはTorajiroです。
もうすぐパラリンピックですが、陸上競技で選手が使っているレーサーと呼ばれる競技用車いすにめちゃくちゃ興味があります。
何より見た目が格好良いし、スピードもめちゃくちゃ出ていて気持ち良さそう。
操縦するというゲーム要素もあるし。
乗ってみたくて試乗出来る場所や、購入したらいくらくらいするのかとか色々調べてみました。
もくじ
レーサーってどんなもの?
レーサーについて良くわからない方もいると思うので改めて。
レーサーは障害者陸上の車いす部門で選手達が乗っている車いすです。
その特徴を簡単に紹介↓
最速は?
最速は平坦な道で35キロは出るとか、下り坂だと50キロ以上出る代物。
35キロってロードバイク飛ばしてそれくらい出したことありますが、めちゃくちゃ早いっすからね。
原付でそれくらいスピード出してもそこまで速さを実感しませんが、ロードバイクこいで30キロ超出すと「ヤバいぞヤバいぞ」という感覚が生まれてきます。
だから車いすで35キロも出るって想像がつかないです。
重量的なところは?
レーサーは見たところでかいし、重量は20キロくらい?はあろうかと思っていましたが、なんと総重量は7・8キロ程度しかありませんでした。
通常の車いすが10キロ以上するので、それよりは絶対に重いはずだと思ったのに。。
一見ゴツそうですが、余分なものは徹底的に削ぎ落としてあり、その結果8キロまで軽量化されているようです。
耐久性は大丈夫なの?
こんなに軽い乗り物で最速50キロも出して耐久性は大丈夫なのでしょうか?
過去にロードバイクのレースにノリで参加したことがありましたが、転倒した方のロードバイクが一瞬でグニャグニャに大破している様子を見て怖くなりました。
レーサーも大丈夫なの?と心配になります。
レーサーは強度が強く軽いことが特徴のカーボン素材で作られており、強度はアルミ素材の4倍あるそうです。
とはいえ50キロの速度で激突したらただでは済まないとは思いますが。
本当に30キロ以上も速度が出るのか
30キロという速度に惹かれて調べてみたところ、確かにパラリンピックのアスリート達はそれくらいの速度で走っています。
車いすマラソンの世界記録はなんと1時間20分14秒で、これは健常者のマラソン世界記録の40分以上も早い記録になります。
時速に換算すると、平均時速30キロ以上で走り続けたことになるのでそれくらいの速度が出るのは間違いないです。
が、だからと言って私が乗ってすぐに30キロの速度が出せるかというと、どうもそうではないらしい。
NHKの番組企画で武井壮さんがレーサーに乗って走っていましたが、時速14キロちょっとしか出ていませんでした。
選手達を見ると軽々走っているようで、自分でもいけるんじゃないかと期待していましたが、どうやらそんなに甘くはなさそうでした。
試乗できる場所はあるのか
定期的に試乗出来る場所は調べた範囲では見つかりませんでした。
イベントで限定的に試乗体験を行なっている時を狙うしかないですが、今はコロナ禍でそういうイベントもなし(涙)。
コロナが落ち着いて試乗体験やってる時があったら行ってきます!
早く日常戻ってお願い。
ズバリそのお値段は??
体験できる場がないのなら購入したらどうだろうかと調べてみました。
ま、案の定ですが、高いです。でも一番安いものだと〜

フレーム価格で241,500円
という商品もありました。ホイールつけたらプラス10万くらいはしちゃうのかな。
海外の商品も含めて色々みてみましたが、価格帯は結構幅が広くて、30万台〜80万台くらいまで。
ホンダの翔(KAKERU)という商品はケタ違いで、コミコミで350万もします。何がどう違うのか良くわからないのですが、オリンピックに出場する選手達が使っているものはもしかしたらこれくらいするのかもしれませんね。

健常者でも乗れるようになる可能性は?
レーサーは見た目のデザインも格好良いし、操縦したりゲーム要素もあるので車いすの方でなくても私のように乗ってみたいと思う方はいるのではないでしょうか。
現在は車いすの競技者用のみの需要なので供給個数も少なく、価格帯も高いですが、健常者用にカスタマイズした商品を大量に販売できればもう少しリーズナブルな価格で提供出来るかもしれません。
そのためにはまずはレーサーに乗ってみたいという人を増やす必要がありますが。
例えばですが、ゲームセンターの体感アクションゲームでレーサーデザインのマシンを設置し、自力でこいでハンドリングして、その力やハンドリングでレースが出来るような体感ゲームを開発してもらいたいです。
いっそ映像はVRとかで。そんなゲームがあればやってみたい人多いのではないでしょうか。
他にもトレーニングルームのウオーキングマシンやバイクの横にレーサー形式の手で漕ぐトレーニングマシンがあっても良いかも。
まずはそうしたマシンでニーズを調査し、やってみたいという人が一定数いそうであれば大衆向けにレーサーを開発してみるなんていかがでしょうか。
レーサーはデザインが良いので、富裕層向けの娯楽としても楽しまれる可能性はなきにしもあらず。
まとめ
- レーサーは車いす陸上の際に選手達が乗っているイカした車いす。
- カーボン製で重量は8キロ弱と軽く、耐久性も高い。
- スピードは平坦な道で最速35キロ以上でる。
- 定期的に試乗体験できる場は今はない。
- 価格は幅があり、フレームのみで30万台〜80万円台が国際的な相場。
- まずはゲームセンターのアトラクションやトレーニングルームのマシンで普及させ、ニーズがあれば健常者用にリーズナブルな形にカスタマイズしたものを提供してはどうか。
そんなことをここまで書いてきました。
最終的に健常者の方も車いす陸上競技に出場して一緒に競い合えたら、車いすで生活している方とも交流がはかれるし、パラアスリートに挑んだら100%自分は全く歯が立たないでしょうが、そうした中で選手に対するリスペクトの気持ちや応援したいという気持ちも目覚めるのではないでしょうか。
Torajiro的には是非ともレーサーを体感し、あわよくば新たな趣味としてトレーニングを積み、パラアスリートに勝負を挑んでみたいと思っています。結構ガチで。
その時はどうかお手柔らかにお願い致します!!