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対人恐怖症ボクサーRYOが新しいボクサーの集客モデルを作る!?

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

こんにちはボクシングブロガーのtorajiroです。

2021年6月27日(日)に緑プロモーション主催興行「GREEN Dream.15」にて面白いプロボクサーがデビューしました。

対人恐怖症で3年間の引きこもりを経てのプロデビュー。

選手の名前は小川 椋也(オガワ リョウヤ)

デビュー戦は3R2分20秒TKO勝利。

愛知県の天熊丸木ジム所属。

また新しいタイプのボクサーが現れたなと僕はこの選手に注目しております。

なぜtorajiroがこの小川 椋也選手に注目しているのか、その理由を詳しく説明しますので是非ご一読ください。

対人恐怖症ボクサーRYOとは?

小川 椋也選手はプロボクサーになる前、対人恐怖、視線・脇見恐怖症が原因での3年間の引きこもり生活をしていました。

そこからボクシングを開始し、プロになるまでの道のり、そしてプロになってからの日々を自身のYouTubeチャンネルで配信している一風変わったボクサーです。

詳しいプロフィールは以下。

【チャンネル紹介】
自分が夢を掴むまでの全てを動画にしていきます!
ドキュメント番組を見るような感じで 追って見てもらえたらなと思います👍
2018.11.5 チャンネル開設
2020. 5.25 登録者数1000人達成!
2020.11.3 収益化達成!
2021. 3.28 登録者数2000人達成!
2021. 7.16 登録者数3000人達成!
2022. 7.25登録者数4000人達成!
2023. 8.9 登録者数5000人達成!

【プロフィール】
生年月日:1998.12.16 24才
身長 : 164cm
好きなボクサー:負けも多いけど勝ちはほとんどKOの選手
目標 :日本チャンピオン

【来歴】
2016年(17才)ボクサーに憧れ自宅サンドバッグ購入。
2017年(18才)視線恐怖.脇見恐怖症を発症。
2017年〜2020年まで対人恐怖.視線.脇見恐怖症が 原因で3年間引きこもりになる。
※その3年間の間、病気が理由でボクシングを
 始められず…独学で自宅サンドバッグを
 叩く日々を送る
2019.9月〜2020.9月 引きこもりからのリハビリ目的で 地元のボクシングジム(プロ非加盟)に 1年間(週2.3日)通う
2020.10.28 プロボクサーになるために 名古屋の天熊丸木ジムに入門   
2021.3.7 プロテスト合格💮 念願のプロボクサーになる
2021.6.27 名古屋/初勝利 プロデビュー戦 3RTKO勝利!岡田篤憲 戦 この試合で右拳を骨折し 三度の手術とリハビリで1年以上の期間が空いた
2022.9.17 大阪/初めての敗北 プロ2戦目 1R 1分30秒TKO負け 森本竜馬 戦     
2023.3.26 刈谷/再起戦 勝利 プロ3戦目 フルマークの判定勝ち 百田康平 戦
2023.9.9 名古屋/初めての引き分け プロ4戦目 1-0のドロー 森村怜司 戦
2023.11.23 愛知津島/3勝目 プロ5戦目 フルマークの判定勝ち 芝山定佳 戦

【現在】 戦績5戦3勝(1KO)1敗(1KO)1分

引用元:RYO/対人恐怖症ボクサーより

RYO(小川 椋也)選手に注目する理由

一昔前、私が子供だった頃に人気だったボクサーは元ヤンキー等の破天荒な選手が多かったです。

20年程前に流行ったガチンコファイトクラブも不良男子がプロボクサーを目指すドキュメンタリーでした。

でも今はどうでしょう。

torajiro

周囲を見渡してそこまでコテコテの不良ってそんなに見かけなくないでしょうか?

今は昔のようなコテコテヤンキーは天然記念物化しています。

が、一方で「何をやっても駄目な人間が何かに目覚めて変わっていく」という設定自体は昔から漫画の定番で、今でも多くの人から受け入れられています。

今の時代に共感を呼ぶのは不良少年ではなく、いじめられっ子等の社会から評価されず落ちこぼれてきた子達が立ち向かっていく姿ではないかと思います。

最初から何でもそつなく出来てしまう器用な人より、

不器用だけど一生懸命な人

とか、

スタート地点が人より低い人が這い上がっていく姿

の方が共感を呼んで応援したくなりますよね。

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共感は人気を集める上での最大の武器!!

井上尚弥選手のような圧倒的な実力を持った人はそれはそれで人気が出るでしょうが、あれぐらい突き抜けないと実力だけで客を呼んで稼げる選手のなるのは難しいのがボクシングの現状です。

RYO選手はプロになる前からYouTubeチャンネルを始めており、引きこもり時代の肥満状態からプロになるまでの道のりがチャンネル内で紹介されています。

視聴者は自分と同じ状態、むしろそれ以下の状態から自分を変えようと努力してプロになるRYO選手の軌跡を辿ることが出来ます!!

最初の頃のRYO選手は失礼な表現ですが、この状態からどうやってもプロは無理だろと思ってしまうようなスタート地点でした。

  • 引きこもりを抜け出し
  • プロテストを受験しプロボクサーになり
  • デビュー戦にKO勝利
  • 3150FIGHTのリングに上がる

こうして成長していく過程を追っていくのはリアルなドキュメンタリーとしてとても面白いです。

RYO(小川 椋也)選手の強み

RYO選手のYouTubeチャンネルの登録者は僕が見始めた2021年6月時点では2900人でした。

そして2024年1月現在は5,380人のチャンネル登録者がいます。

人気YouTuberのチャンネル登録者数と比べれば当然少ない数字ですが、この人数が応援したいと思って会場に来たら選手一人の力で試合会場を満杯にすることも可能です。

  • YouTuber=チャンネル登録者約5,000人
  • プロボクサー=3勝

それぞれ単体で見ればどちらもまだまだ。

でもYouTuber✖︎プロボクサーとなることで、ボクシングをしていることがコンテンツとなり、チャンネル登録者=ファンが増え、ファンが試合を応援に来るという相乗効果が生まれます。

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更にRYO選手は3年間引きこもりをしていたという背景があります。

元々ある程度出来る人が練習している動画を見ても大した変化を感じられず見たいと思いませんが、素人の更に引きこもりだった人がプロを目指すとなると誰だってちょっとは興味が湧くんじゃないかと思います。

事実RYO選手の活躍は朝日新聞や地域の新聞でも紹介され、NHK等のテレビでも紹介されました。

社会的にはマイナスに見られる事しかないであろう視線恐怖.脇見恐怖症、それによる3年間の引きこもりという経験が、ここでは大きな大きな武器になってきます。

YouTuber✖︎プロボクサー✖︎視線恐怖.脇見恐怖症による3年間の引きこもり

この3つの掛け合わせでRYOさんは競合の生まれないオリジナルな道を走り始めています。

YouTubeチャンネルの重要性

日本のプロボクサーは基本自分で頑張って手売りしたチケット収入がファイトマネーになっています。

ジムによってはチケットを渡し、そこからマネージメント料の3割が徴収されるので、強くなりチケットでのファイトマネーが増えると、ジムに支払うマネージメント料も増えてしまいます。

いくら強くても人気がなくてチケットが売れない選手は、支給されたチケットのマネージメント料以上のチケットが売れないと赤字。

僕も以前プロボクサーをしていたことがあるのですが、その時に他所のジムの日本ランカーの方からこの話を懇々と語られ、厳しい世界だなぁとつくづく思いました。

その点でRYO選手はYouTubeを通してデビュー前から3,000人近いファンを獲得できており、今は5,000人以上のファンがいます。

これだけの人気があればチケットの手売りで苦しむ事はないでしょう。

4回戦のチケットなんて30枚分くらいですから、身近な友人や親戚に売って、残りはチャンネル登録者の1/200がチケットを買ってくれれば完売できちゃいます。

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RYO選手の取り組みはこれからボクサーを目指す人や、現役選手にとっての一つのモデルケースになってくるはず!!

彼のように3年間引きこもりというバックボーンを持っていて、更に努力してプロになれる人はほんの一握りでしょうが、会的には評価されにくい要素がここでは大きな武器になってきます。

不登校の子供も多いですし、様々な病気を発症したりして将来に不安を抱えている方はたくさんいると思います。

  • 学校に行くのが辛い、
  • 仕事に行くのが辛い、
  • でも行かなくなったらその先がないんじゃないか、

そうした不安に怯えながら日々暮らしている人だってたくさんいるはずです。

自分もそんな人間の1人です。

だからRYO選手のように一度病気で引きこもった青年が、こうして夢を叶えていく道のりを見せてくれるとこちらも勇気を貰います。

RYO(小川 椋也)選手2024年は新人王トーナメントに参戦

小川椋也選手は2024年にいよいよ新人王トーナメントにも登場します。

torajiroボクシングブログで最も力を割いているの新人王トーナメントに小川選手が登場します。

今後記事をどんどん書いていく予定ですので注目してください。

まとめ

対人恐怖症ボクサーRYOこと小川椋也選手の特徴を最後にまとめて結びとします。

小川椋也選手の特徴

  • 視線恐怖.脇見恐怖症による3年間の引きこもり
  • 引きこもり期間に始めたYouTubeはチャンネル登録者4,000人超え
  • YouTubeチャンネルではプロボクサーになる前の肥満時代からの成長を追える
  • プロボクサーとなりデビュー戦でKO勝利
  • 今注目の3150FIGHTのリングにも上がる

RYO選手ようなオンリーワンな特徴を持ったプロボクサーが増えていくことは、ボクシングファン開拓という面でも非常に重要なことです。

RYO選手の存在によって、対人恐怖.視線.脇見恐怖症、引きこもりといったボクシングとはやや離れた課題に向き合っている方々がボクシングに興味を持ってくれるかもしれませんし、多くの方に勇気を与えてくれるはずです。

いろんなボクサーがいるボクシングの世界はとても魅力的です。

僕のブログではRYO選手のような特徴あるボクサー達を紹介しておりますので以下の記事もご覧になっていただけると嬉しいです。

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