こんにちはtorajiroです。
2022年新人王トーナメントフライ級西軍は西日本も中日本も西部日本もアマチュアキャリア豊富な強豪が揃っています。
一方の東日本は所謂プロ叩き上げのボクサーが勝ち上がっており、東と西で対照的な様相を呈しています。
東日本、西日本、中日本、西部日本それぞれのフライ級注目選手を紹介します。
東のナイスアフロ長谷川優太のボリュームと足袋に注目
東日本新人王トーナメントは混戦。
誰が優勝するか予想は難しいです。
戦績的に見れば4戦4勝2KOの長身でパワフルな松本ACEボクシングジムの高熊龍之介選手が最有力かも知れませんが、ちょっと面白いボクサーとして推すのが熊谷コサカジムの長谷川優太選手。
どうですかこのアフロ！？
スパーリングの時どうしてるんでしょうね？ヘッドギア入るの？
前戦ではビニー・マーチンレフェリーに頭が当たる事を注意されていましたが、果たして当たっているのが頭なのか毛髪なのかよく分からないくらいにボリューミーな頭でした。
そしてもう一つ注目なのが履いているリングシューズが足袋。
どこまでも個性的な長谷川優太選手。
熊谷コサカジムと言えば定年を迎える誕生日前日に奇跡のKOで日本ランキングを奪取した加藤寿選手が所属するジムですが、加藤選手が20代の頃からボクシングを教えていたのがこの長谷川優太選手。
教え子が自分の履いていたトランクスで試合をするなんて良い話ですね。
これを見て「僕も自分が試合で履いていたトランクスを誰にあげようか？」なんて邪な考えを抱いてしまいました。
長谷川選手が勝ち上がれるかは正直微妙なところですが、この個性を最大限に発揮してドローでもなんでも優勢点ゲットして勝ち上がり盛り上げて欲しいなと思います。
西日本は3150ファイトのモリモを破った二階堂迅が強い
全日本新人王フライ級の優勝候補は西日本のディアマンテジム所属の二階堂迅選手。
豊富なアマチュア経験を持ちこれまで3戦3勝。いずれの試合もほぼフルマークの判定勝ちという実力者です。
デビュー戦ではKWORLD3ジム所属の3150FIGHTで活躍するモリモこと森本竜馬選手の事も1者がフルマークの判定で下しました。
亀田大毅氏も期待する実力者のモリモ選手を圧倒した試合内容には驚きました。
4回戦デビューでこんなに強いのは反則だと思いました。
背は高いし綺麗なパンチを打ち、フットワークもあり好戦的で更にガードも良い。
弱点のない二階堂選手は間違いなく優勝候補の筆頭になるでしょう。
この選手を崩すとしたら小柄で踏み込みの鋭いサウスポーでしょうか。
中日本の坂井涼はバランスの取れたオーソドックス
中日本新人王の畑中ジム所属、坂井涼選手も高校時代にアマチュアでインターハイに出場していた選手。
アマでの戦績は19勝5敗。
デビュー戦は判定勝ちでまだプロでの試合はこの1戦のみなのでまだ試されていない面がある選手ではありますが、アマチュアを高校までしか経験していない選手にありがちな非力な様子は見られません。
しっかりプロのパワーに対応出来る体は作られているので、新人王トーナメントがどうなるかは分かりませんが、この先順調に勝ち越してB級、A級と上がっていくでしょう。
西部日本の濱村悠太郎はテレビでも紹介された期待のホープ
西部日本の新人王は北九州のYANAGIHARAジム所属の濱村悠太郎選手。
アマでも32戦を経験している小柄で前進力のあるサウスポー。
攻めのテンポも良く見ている人も楽しめる試合をしてくれます。
この濱村選手は小さい頃からYANAGIHARAジムで練習していた北九州注目の選手。
北九州を代表するボクサーになることを目指している濱村選手。
優勝候補の二階堂選手を攻略するのであれば濱村選手のようなテンポの速い小柄なサウスポーはうってつけ。
もしかしたら二階堂選手を負かして勝ち上がる存在になるかも知れません。
まとめ
以上、2022年新人王トーナメントフライ級の注目選手紹介でした。
- 東のナイスアフロ長谷川優太選手が加藤寿選手に続いて熊谷コサカジムムーブメントを起こすか！？
- 西日本の優勝候補二階堂迅選手が順当にフルマークで勝ち上がるか！？
- 中日本の坂井涼選手がアマチュア経験を活かした堅実なボクシングで優勝をさらうのか！？
- 濱村悠太郎選手がテンポの良いボクシングで北九州旋風を巻き起こすか！？
長谷川選手は東日本を勝ち上がるのは難しいかも知れませんが、、西軍の優勝候補は負ける予感のしない3選手が潰しあって誰が勝ち上がるのかとても興味深い。
個人的には北九州の濱村悠太郎選手のボクシングが好きなので頑張って欲しいです。
追記：東日本新人王準決勝観戦記(9/26,9/27)
9月26日（月）の東日本準決勝はナイスアフロから孔雀ヘアに進化した長谷川選手が3RTKO勝利。
サウスポーの佐藤選手相手に上手に外を取り、サウスポーを全く苦にしない試合運びが目を引きました。
そして9月27日（火）はサウスポーの梶谷有樹選手が高熊龍之介選手を1RでワンパンチTKO。
梶谷選手は肩甲骨が寄って腰の入った、構えを見るだけでハードパンチャーだと分かるのが特徴的なボクサー。
サウスポーを対策が上手い長谷川選手がこのハードパンチャーの梶谷選手を相手にどういったボクシングを見せるのか、決勝も目が離せません。
追記：西部・中日本新人王対抗戦観戦記
中日本の坂井涼選手と西部の濱村悠太郎選手のアマチュアキャリア豊富な両者の一戦は予想外に力の差があり、坂井選手がフルマークに近い内容で完勝。
坂井選手は自分から攻めてワンツーを当て、濱村選手が出て来ればバックステップからの右カウンターを打ち込み、打ち合いになっても最後右を当てて優勢で終わり、あらゆる局面で少しずつ濱村選手を上回りました。
濱村選手は回転力があって良いボクシングをする選手だと思っていましたが、坂井選手は向き合っている時はしっかりガードを固め、パンチのキレも良く、非常に完成度の高いボクサーでした。
既にA級ボクサーのような安定感。
二階堂選手との西軍代表決定戦は相当レベルの高い試合になることが予想されます。
二階堂選手の一強だと思っていましたがこれはどうなるか分かりません。
追記：西軍代表決定戦結果
西軍代表決定戦は西日本新人王の二階堂迅選手と中日本新人王の坂井涼選手による両者共にアマチュアキャリアのある選手同士の一戦。
実力者同士の接戦を二階堂選手が競り勝ち決勝へ。
二階堂選手は既に日本ランカーレベルの実力を持った好選手。
東のナイスアフロ長谷川優太選手は厳しい戦いが予想されます。
