2022 新人王

2022新人王ミニマム級は強打者対決アンディVS石井に注目。ダークホースは西部の坂田一颯

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

こんにちはtorajiroです。

2022年の新人王トーナメントは各階級個性豊かな選手が出場していて中々面白いです。

その中でも今回は軽量級離れした強打者が揃う今年のミニマム級に注目してみました。

事実上の決勝戦?アンディ・アツシ(宮田)VS石井武志(大橋)の高KO率対決

9月27(火)に行われる東日本ミニマム級の準決勝は事実上の新人王決勝戦となるかもしれない強打者同志の対決です。

宮田ジムのアンディ・アツシ選手は4勝3KO。

出典:ボクシングモバイルより

大橋ジムの石井武志選手は2勝2KO。

出典:ボクシングモバイルより

アンディ選手はデビューから3連敗を乗り越えて這い上がってきた熟女ウケしそうなルックスのイケメンハードパンチャー(主観です)。

▶︎現役イケメンボクサー10選!!女性ウケ、モテそうな選手は誰だ!?

姿勢が良くて拳の固そうなパンチをテンポ良く打つファイターです。

前回の新人王トーナメントは今回と同じ東の準決勝で優勝した墨田大祐選手に敗れました。

昨年と同じ東の準決勝で、昨年同様優勝候補と激突。

間違いなく気合い入っているでしょう。

対する石井選手はキックボクシングから転向してきた選手。

まだボクサーとしての戦績は2戦ですが、キックでの経験があるからかとても落ち着いた無駄のない動きで距離を詰めて強打を打ち込んできます。

今大会のミニマム級でおそらく一番注目されているであろう選手がこの石井武志選手です。

KO必至の好試合が予想されます。

総合力ではやや石井選手に分があるか。

石井選手はキック時代の癖なのか、中間距離でやや両ガードを前に持って行く癖があるので、アンディ選手はフック系のパンチが当たるかもしれません。

西日本の池田雅史も4勝3KOと高いKO率

西日本はハラダジムの池田雅史選手が4勝3KOと高いKO率を誇っています。

出典:ボクシングモバイルより

アンディ選手同様、池田選手もデビューから3連敗を乗り越えてここまで勝ち上がってきた選手です。

最近は4回戦もレベルの高い選手が多いですからね。デビューから連敗しても気にしない気にしない。

池田選手はハードパンチャーというよりはしっかり練習した強い体で距離を詰めて連打で相手を崩していく印象。

池田選手は僕が童顔のイケメンボクサーとして注目している升田ジムの青木獅童選手がデビュー戦で対戦した相手でもあります(試合は池田選手が2RにTKOで勝利)。

ダークホース西部日本S&Kジムの坂田一颯に注目!

今年のミニマム級新人王トーナメントのダークホースとして推すのが西武日本、熊本はS&Kジムに所属する坂田一颯選手。

出典:ボクシングモバイルより

サウスポースタイルでアマチュアで21戦17勝という驚きの戦績を誇るボクサーです。

プロではまだ1戦1勝ですが、デビュー戦ながら冷静で距離の詰め方も上手く、4回戦ボクサーとは思えないボクシングでした。

出典:BOXING RAISEより

デビュー戦はKOではありませんでしたが、パンチもあり3R目にはダウンも奪っていました。

西軍代表は西日本の池田選手とこの坂田選手が対戦することになると予想しております。

対戦した場合は坂田選手がアマチュア仕込みのテクニックでポイントアウトすると予想しますが、池田選手がゴリゴリと前に出てボディから消耗させて競り勝つ可能性もあります。

まとめ

以上、新人王ミニマム級の注目選手紹介でした。

東日本はアンディ・アツシ選手、石井武志選手の強打者に注目。

西日本はハラダジムの池田雅史選手が体が強くてKO率も高く注目。

西部日本は熊本のS&Kジムの坂田一颯選手はアマチュア仕込みのテクニックとパワーが魅力。

大橋ジムの石井選手が無敗でスター街道を突き進むのか!?

デビュー3連敗に昨年の新人王トーナメント敗北と挫折を味わってきた31歳のアンディ選手が大人の渋みを発揮して優勝するのか!?

同じくデビューから3連敗を経験し、一昨年の新人王トーナメントは西の決勝で敗れた池田雅史選手が努力と根性で優勝をもぎ取るのか!?

アマチュアエリートの坂田一颯選手が優勝をかっさらい、九州ボクシングを盛り上げるのか!?

はたまたここで取り上げなかった選手があれよあれよと勝ち上がって優勝するのか!?

果たしてどんな結果が待ち受けるているか!?

先の展開が楽しみな新人王トーナメントミニマム級の紹介でした。

追記:西日本新人王決勝観戦記

西日本新人王決勝ミニマム級はハラダジムの池田雅史選手が奈良ジムの服部真騎士選手にフルマークで完勝。

スタートから服部選手が勢いよく飛び込んで先制攻撃を仕掛け、お互い激しい打ち合いになりましたが、リーチでもパワーでも手数でも池田選手が上回り、池田選手の右が何度も服部選手の顔面をとらえました。

機動力では服部選手も負けていませんでしたが、池田選手はとにかく手を止めず、少しの間が出来てもその間ポンポンとジャブを突いて自分の攻撃のリズムを維持。

ラストラウンドはパンチが当たったところで池田選手が一気にレフェリーストップを呼び込むような連打。レフェリーストップにはなりませんでしたが、そのまま手数は止まらずラウンド終了。

凄まじい手数でした。

追記:東日本新人王準決勝観戦記(9/26,9/27)

9月26日(月)のミニマム級準決勝は平山力斗選手の計量失敗により中止。

これで川上拳汰選手は2戦続けて対戦相手の棄権により1戦もせずに決勝へ。

折角キャリアを積もうとエントリーした新人王トーナメントで1戦も出来ずは気の毒です。

9月27日(火)の準決勝は石井武志選手が実力を見せつける結果となりました。

試合はアンディ選手がジャブを突いてスタートしたものの、石井選手の強烈な左右ボディでアンディ選手の手が出なくなり、動きが止まったところにパンチをもらいダウン。立ち上がるも再度左をもらいレフェリーストップ。

試合開始直後からパンチの音が違いました。アンディ選手は序盤に石井選手の強烈なボディが効いてしまったのだと思います。

アンディ・アツシ選手の選手コール時の祈りを捧げるポーズは様になっていました。

昔自分も選手コール時に同じポーズやって若干スベッた記憶が。

男前がやると違いますね。

さて次は西軍代表。アンディ選手同様3連敗から這い上がってきた池田雅史選手が来るか、アマチュアエリートの坂田一颯選手が来るか。またまた楽しみな一戦です。

追記:西部・中日本新人王対抗戦観戦記

ダークホースと見ていた西部の坂田選手が中日本の宮澤漣斗選手に1Rに電光石火の右フックでダウンをもらいまさかの判定負け。

中日本の決勝戦で宮澤選手の試合を見て「出入り早いなぁ」と思った通り、この試合も出入りが早く、特に序盤はパンチもキレキレでした。

2R,3R目は坂田選手が的確な左を当ててポイントはイーブンに戻したと思いましたが、最終ラウンドは強引に前に出てパンチをまとめる宮澤選手に後手に回る展開に。

スピードもあり、パワーもあり、スタミナもある宮澤選手、技術があり、高卒アマだがフィジカルの弱さも感じない坂田選手、どちらも既に4回戦のレベルは超えている選手に見えました。

坂田選手は試合間隔が半年開いてしまった点もハンデになったかなと思う一戦でした。

ノーマークだった宮澤選手ですが、西日本の池田選手との一戦は坂田戦で見せた出入りのスピードとスタミナがあれば西軍代表を勝ち取れるのではないかと思います。

追記:東日本新人王決勝観戦記

川上拳汰選手石井武志選手による東日本の決勝。

ここまで対戦相手の棄権で試合が出来ていない川上選手が思った以上の大善戦。

接近戦の中で川上選手が左右フックを振り、石井選手がブロックして反撃。

接近戦が続く展開も石井選手は体幹が強くバランスが崩れず回転力でも上回り終始優勢。

川上選手は石井選手の左ボディを良く耐えました。

判定はフルマークになりましたが川上選手は善戦したと思います。

この階級で圧倒的な強さを誇った石井選手。果たして全日本の決勝はどんなパフォーマンスを見せてくれるでしょうか。

追記:西軍代表決定戦結果

西軍代表は西日本新人王の池田雅史選手が2対0の判定で中日本新人王の宮澤蓮斗選手に勝利。

宮澤選手が鋭い出入りでポイントアウトすると予想していましたが、池田選手の圧力が想像以上でした。

長いラウンドになればなるほど池田選手は力を発揮するタイプ。

東日本の石井選手との全日本決定戦は序盤から接近戦になる事が予想されますが、池田選手が豊富な手数で無敗の石井選手に一泡吹かす事ができるか!?

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