こんにちはtorajiroです。
竹原テレビスタッフのはずが数々のスパーリング動画に登場し、いつの間にかプロボクサーになった竹原テレビMC のしゅん君が2022年11月30日「Fighting bee.22」でプロデビューします。
他にもT&Hジムの育成企画からプロになった長瀬大揮選手もデビューする注目の興行。
デビュー前の時点で既にT&Hジムの看板選手のような知名度のあるしゅん君こと八田シュン選手に今回はスポットを当ててみます。
竹原テレビのしゅん君とは?
しゅん君は竹原テレビでMCを担当している方で、普段は動画の司会進行役。
なのですが元トップアマで活躍していた実績があるため徐々にスパーリング企画でリングに上がる機会が増え、数々の素人、元チャンピオン、現役選手達とスパーリングを行なってきました。
自分もそうですが、視聴者側からするとMC役の方がリングに上がって意外なハイレベルなパフォーマンスを見せるものだからまた次も見たいと思ってしまう。
そうした視聴者からのニーズにも押されてしゅん君は気が付けばプロになることに。
アマチュア時代の華麗なる経歴
しゅん君のアマチュア時代の実績は相当なもの。
- 戦績:30戦16勝14敗
- 東京農業大学で関東大学1部リーグ戦優勝
- 2008年度全日本ミドル級ランキング5位
- 2009年度全日本ミドル級ランキング7位
井岡一翔選手も在学していた東京農業大学の黄金期のミドル級を支えていたのがしゅん君です。
ちなみに2009年度、しゅん君が全日本ミドル級7位だった時のチャンピオンは村田諒太選手でした。
今年で34歳のしゅん君は実に10年以上のブランクがありながらあれだけのスパーが出来るのだからトップアマだった頃の実力は相当だったのでしょう。
プロボクサーとしての実力
プロボクサーとしてのしゅん君の実力ですが、スパーリング動画を見る限りデビュー戦のレベルは超えています。
デビュー戦同士で対戦の話を持ちかけても相手側が受けないでしょう。
ガードはそんなに高くなく、アップライトに構えてパンチを打ち抜くというより当てていく、少し前のアマチュアボクシングスタイルという印象。
過去の動画ですと、まだ練習不足で足が動いていなかったり見過ぎて受け身に回ってしまう場面もありました。夏頃アップされていた野口海音選手とのスパーリングなんかはかなり劣勢を強いられているようにも見えました。
しかしあの段階から数ヶ月経過しており、その間にしっかり体を仕上げて体重も落として来るので試合当日は問題ないだろうと見ています。
デビュー戦の相手
しゅん君こと八田シュン選手のデビュー戦の相手は宇都宮金田ジムの鈴木輝選手(2勝2敗)。
鈴木選手は勝った試合も負けた試合も全てがKO。
そう聞くとノーガードで激しく殴り合う選手のイメージになりますが、2敗したのは同じ相手で横浜光ジムの時吉樹選手。2022年の新人王優勝候補の選手です。
この選手に勝てないのははっきり言って仕方がない。強すぎる。
そしてそれを除いた戦績は2勝2KOなので決して侮れない相手です。
どうも近々入籍されるようでプライベートな勢いもある選手。
これまでのYouTube動画を見てきた印象ですとしゅん君が危なげなく勝利する姿をイメージしますが、受け身になると一気に持っていかれるリスクもあるので、試合当日相手が一気に来た時にアクセル全開で行けるかどうか。
そこが勝敗を分けると思います。
試合結果追記
2022年11月30日(水)リングネーム「しゅん くん」でついにしゅんくんがデビュー。
ボクサーのリングネームは氏と名がないといけないという点を「しゅん」と「くん」分けるという手法でクリアしたのでしょうか。
>>ボクサーのリングネームにルールはあるのか?おもしろ注目ネームを紹介
試合は序盤からしゅんくんがどこか懐かしいアマチュアスタイルでポンポンとテンポ良くパンチを当てては動くボクシングでポイントを取りに行く。
鈴木選手は打ちに行くとしゅんくんにバックステップで外されてパンチを返されペースが取れない。
しゅんくんは打っては動いて的を絞らせない展開で試合を優位に進めていましたが、3R目にややサウスポースタイルになって足が揃ったところに右をもらいダウン。
これでポイントは五分になるが、最終ラウンド疲れは見せつつも序盤から良く機能していた右アッパーが冴えて最終ラウンドもポイントを取り、38対37の判定で辛くも勝利。
鈴木選手は先手を取られ、打ちに行っても外されて打ち終わり狙われ、自分のやりたいボクシングが出来なかったように見えました。
外から見ている以上にやりづらさを感じていたと思います。
この試合は会場観戦出来なかったので三倍目ひかるさんのYouTubeチャンネルで視聴しました。
まとめ
「竹原テレビのMCなのにボクシングの実力を買われプロボクサーになる。」
なかなか面白い展開でプロデビューしたしゅんくん。
試合の後からこの記事にも短期間でかなりのアクセスが集まり、しゅんくんに対する関心の高さを感じました。
新人王トーナメントにしゅんくんが出場したら盛り上がること間違いなし。
アマチュアキャリアはありますが、アマで40勝以上ではないし、おそらく出場資格には抵触しません。
2022年は新人王トーナメント出場者の中でも「とかチャンネル」でデビュー前から取り上げられていた石井竜虎選手の出場で大いに盛り上がりました。
2023年は是非しゅんくん期待しています。
自分のお店もあって竹原テレビもあって多忙だとは思いますが。