こんにちはtorajiroです。
先日プロレスファンの友人から「ジェシー・バルガスって誰?」と質問が。
ボクシングファンならほぼ誰でも知っている選手なのですが、プロレスファンからしたら誰も知らなくて、新日本プロレスの興行で突然紹介されて会場がややポカンだったようです。ということでジェシー・バルガス選手について何故日本にいたのかも含め紹介させていただきます。
UNITED EMPIREの同盟に加わったジェシー・バルガスとは
プロレスファンからしたら「ジェシー・バルガスって誰?」ですし、ボクシングファンからしたら「UNITED EMPIREって何?」という状況かと思いますので、それぞれ順を追って説明します。
まず初めにUNITED EMPIREですが、これは新日本プロレスの中の悪役メンバーで結成されたユニットの事です。
ウィル・オスプレイ選手とか、最近武蔵小杉駅で迷惑行為から女児を守ったオーカーン選手なんかが加盟している悪役同盟と言えば分かり易いでしょうか。
6月12日に大阪城ホールで行われた新日本プロレスの興行においてこの悪役ユニットUNITED EMPIREの同盟軍にジェシー・バルガスが加盟と紹介され、上述の通り会場はややポカンだったようです。
で、このジェシー・バルガスがどなたなのかですが、ボクシングのスーパーライト級とウェルター級の2階級を制覇した元世界チャンピオンです。
詳細は次の項で紹介しますが、数々の超トップボクサー達とも戦ってきており、世界チャンピオンの中でも上位の部類に入ってくるボクサーと言えます。
ジェシー・バルガスの輝かしい実績
ジェシー・バルガスの戦績は35戦29勝(11KO)4敗2分。
スーパーライト級、ウェルター級と言えば世界でも最も層のぶ厚い階級で、この2階級で世界チャンピオンになるというのは相当に凄い事です。
対戦相手にはマニー・パッキャオやティモシー・ブラッドリーといった超一流の選手やエイドリアン・ブローナーのような人気ボクサーもいます。他にも数々のトップボクサーと試合経験があります。
パッキャオとの試合はパッキャオのスピードがあり過ぎてややバランスを崩されていますが、攻防のバランスの取れた素晴らしいボクサーです。
世界のトップはガードが固い。
ここ数年はややピークを過ぎた感はありますが、今もまだまだ現役で活躍している選手なので、新日のリングに上がっていたと聞いた時はビックリしました。
なぜジェシー・バルガスが日本にいたのか
日本と何の縁も無さそうなジェシー・バルガスが何故来日し、新日のリングに上がっていたのかと言うと、これが目的で来日していた訳ではなく、井上尚弥VSノニト・ドネアの試合にドネアサイドのサポートで来ておりました。
ドネアとジェシー・バルガスは何年も前から親交があり、お互いを兄弟のように慕っているようです。
仲の良い様子はA-SIGNの以下の動画で紹介されております。
ジェシーの人懐こい笑顔は素敵ですよね。すぐ友達になれてしまいそう。
ジェシー・バルガスの今後の計画
以上、ボクシングファンにとっては有名人のジェシー・バルガスの紹介をしましたが、新日のリングに上がってUNITED EMPIREの同盟軍入りしたということは、今後プロレスラーとしての出場も予定しているのでしょうか。
かつてフロイド・メイウェザーは現役時代にWWEのリングに上がってめちゃくちゃ盛り上げていましたが、まさかあんな感じでリングに上がるのでしょうか?
上の動画だとパンチ打っているところは映っていませんが、パンチのラッシュでもかなり盛り上げていました。プロレスのリングでもメイウェザーは華があったなぁ。
ジェシー・バルガスもこの路線を歩むのかと言うとおそらくそうではなく、UNITED EMPIREにもあくまでサポートメンバーとしてセコンド的に参加しているようです。
上のA-SIGNの動画でも今後の活動予定を聞かれ、ボクシングの試合をする事、地域貢献、政治家!?、といった計画は話していましたが、プロレスについては一言も触れられていませんでした。

議員になるとはまた凄いですね。
以下、YouTubeチャンネルもフォローしてねとの事です。
そんな感じでこの間の新日本プロレスへの出場はドネアのサポートで来日したついでだった模様です。
まとめ
プロレスファン、ボクシングファン双方にとってやや唐突だったジェシー・バルガスの新日本プロレスリング参上についてのまとめです。
- UNITED EMPIREという新日本プロレスの中の悪役メンバーで結成されたユニットにジェシー・バルガスが加入。
- ジェシー・バルガスはボクシングのスーパーライト級、ウェルター級の2階級を制覇した元世界チャンピオン。
- 来日の主目的は友人であるノニト・ドネアの井上尚弥戦のサポートをする事。
- ジェシー・バルガスは今もボクサーとして現役で、ネバダ州の議員になるプランがある。今後の計画としてプロレスに参戦する意思はそれ程無さそう。
直近の試合でリアム・スミスに敗れてしまったジェシー・バルガスですが、リングに戻ってくる意思はあるようです。
キャリアの晩年に差し掛かっているとは思いますが、ノニト・ドネア選手も40手前であれだけの動きが出来るのですから、バルガスにも是非ともボクシングの世界でまだまだ頑張っていただきたいですね。