こんにちはtorajiroです。
昨年の個人的年間最高試合の矢吹正道選手VS寺地拳四朗選手の試合がABEMAで中継される事が分かりました!

会場までは行けないし、テレビもないしとがっかりしていたのですが、ABEMAのお陰で曇り空が晴れました。
前回の試合は素晴らしい内容だったのですが、後からバッティングは故意だったとか、ジャブにポイントがつかなかったのがおかしいとか色々とケチがついてしまい残念な気持ちになりました。
再戦にはどちらが勝つにせよ前回のもやもやが払拭されるような試合になる事を期待しつつ、改めて故意のバッティング疑惑、拳四朗選手のジャブがポイントに繋がらなかった原因、コロナの影響について考えを整理してみました。
矢吹選手のバッティングは故意だったのか!?
前回の試合で起こったバッティングについては、矢吹選手が故意にやったとする意見が多々ありましたが、これについては明確に故意ではないと解釈しています。
そもそもポイントで勝っている側が自分が頭をカットするかもしれないリスクを冒してまでバッティングに行くメリットはないし、頭当てようなんて考えていたらコンビネーションに影響でるし、試合の終盤なんて考えるより先に体が動いている状態なのでそんな事を考える余裕もなし。
拳四朗選手程の強敵を前にして故意にバッティングしようなんて考えていられる余裕はなかったでしょう。
あのバッティングは足のある拳四朗選手を追い続ける練習を続けてきた結果、追いかける中で頭が当たってしまっただけで、試合を観ていても故意だと思う程には目立った行為ではありませんでした。
この点については試合直後にまとめた以下の記事もご覧ください。
▶︎矢吹正道のバッティングは故意か否か。拳四朗陣営が通知書をJBCに提出した目的。
拳四朗選手のジャブが評価されなかった原因
ジャブが前戦で支持されなかった事について、拳四朗選手は最近のインタビューでもあれはおかしいとコメントしていますが、あの試合に関しては拳四朗選手のジャブにポイントはつけづらいという印象を持ちました。
拳四朗選手のこれまでの対戦相手と違い、矢吹選手は拳四朗選手のジャブをもらっても全くバランスを崩さなかったし、すぐに打ち返していたので、あれではジャブにポイントをつけづらかったです。
逆に攻める矢吹選手に拳四朗選手が下がらされてバランスを崩す場面も多かったので、僕の4Rまでの採点もドローかやや矢吹選手が有利という印象でした。
2者がフルマークで矢吹選手はちょっとないかなと思いましたが、、
▶︎【拳四朗VS矢吹】ジャブがポイントにならなかった理由と日本人ジャッジ、コロナ感染の影響
拳四朗選手にコロナ感染の影響はあったのか!?
前戦は拳四朗選手の新型コロナウイルス感染で試合が延期されましたが、延期期間が短いという意見も多々出ていました。
昨年は拳四朗選手以外にも、試合前にコロナ陽性になった選手が何人も大きな試合で敗戦するという憂き目に遭っていました。
内藤律樹選手や、海外でもティオフィモロペス選手がコロナ陽性後の試合で敗北していましたが、他のスポーツでも感染の影響で呼吸に影響が出たアスリートの報告が多数ありますので、拳四朗選手のコンディションは万全ではなかったでしょう。

因縁?の再戦の予想
本人同士は因縁とも思っていないでしょうが、再戦の行方を占ってみたいと思います。
拳四朗選手はおそらく前戦の1〜4ラウンドまでの動きをベースに戦うでしょう。
もう少し積極的に右まで繋げるような事もあるかもしれませんが、矢吹選手にはパンチ力があり、相打ち狙ってくるでしょうから序盤は慎重に戦って欲しいです。
仮に前回と同じような展開になったとして、また同じように2者がフルマークで矢吹選手につける事はないだろうし、4ラウンド目まではイーブンで良いと割り切った方が良いと思っています。
前戦の4ラウンド目までのボクシングをあのまま続けていたらどうなったのかに注目です。
ただ、前回同様に矢吹選手が拳四朗選手のジャブに全く体制を崩さずに打ち終わり合わせてくるようだと、判定はドローでチャンピオンの矢吹選手が防衛成功と予想します。
前戦よりも少しだけでも拳四朗選手のジャブに力強さがあれば、もしくは右に繋げられるような場面が増えれば、ほんのちょっとの差でも拳四朗選手にポイントが流れるでしょう。
一方の矢吹選手もバッティング批判はありましたが、気にせず同じスタイルで戦うのがベストだと思います。
おそらくですが、仮にまた頭があたったとしても減点される事はないだろうし、拳四朗選手も無理には打ち合ってこないでしょうから、結果的に頭が当たる場面は減るでしょう。
矢吹選手はしっかりジャブをブロックしてすぐに打ち返す。前回と同じ戦い方が出来ればイーブンに試合を進められるでしょう。
勝手な予想ですが、8ラウンド目終了時の公開採点でドロー。
そこからお互い総力戦で打ち合い、パンチのある矢吹選手が僅かにリードして終了。
もしくはドロー防衛。
ただ、拳四朗選手がジャブで矢吹選手の体制を崩せるようだと、序盤から拳四朗選手がポイントをリードすることになるかもしれません。
試合時間は3月19日(土) 13:30 〜 19:00。
14:00試合開始の5試合目です。
解説が亀田興毅というのも注目の興行となっております。
矢吹選手よりの解説をしそうな気もしますけれど。。