観戦記

KO連発!!DANGANオール4回戦2026東日本新人王予選観戦記

torajiro

ボクシングファン歴30年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴4年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

全13試合中10試合がKO決着!!KOに次ぐKOで後楽園ホールが大いに盛り上がった2026年6月17日(水)のDANGANオール4回戦観戦記です。

4回戦は個性豊かで実に面白い。

観戦記

東日本新人王バンタム級4回戦
幡谷光紀デビュー戦でパンチャー梶原孝司を苦しめるも

東日本新人王トーナメントバンタム級予選はデビュー戦の幡谷光紀選手が3戦2勝2KOの梶原孝司選手に果敢にアタック。

積極的に前に出てボディを中心に攻める攻める。

梶原選手が後手に回りながら的確さで僅かに上回るが攻勢点は幡谷。

しかし最終Rに梶原選手の左フックが決まり防戦一方となったところでレフェリーが試合をストップ。

ナイスボディの幡谷選手惜しいデビュー戦でした。

東日本新人王ミドル級4回戦
内田光樹ガッチガチもデビュー戦の佐浦颯太を仕留める

デビュー戦で大橋ジムのケニアンサムライ選手にTKO勝利から久々のリングの花形ジム内田光樹選手はスタートから全身に力が入りガッチガチながら強打を振る。

デビュー戦の富和ジム佐浦颯太選手も内田選手ほどの力みはないが距離は噛み合わず、内田選手にパンチを合わされる劣勢な立ち上がり。

内田選手はなかなかジャブが出ず、時折出すジャブもフック気味だったが、力強いストレートが佐浦選手にクリーンヒットしワンパンチTKO。

内田選手普通にジャブを出せれば元々のパワーはあるのだからもっと良いボクシングが出来そうだった。

佐浦選手はデビュー戦故の距離の噛み合わせの悪さを軌道修正する前に終わってしまった。次です次。

東日本新人王Sバンタム級4回戦
光吉未来は練習量の多さを感じるボクシングで赤城凱をTKO

立ち上がり赤城選手のパンチが力強く、光吉選手は若干バランスを崩し気味、これは赤城選手かな、と思ったが光吉選手もジャブがとても良い。

しかも両ガードもきっちり上げてペースダウンもなく自分から積極的に攻める攻める。

2R終盤くらいから赤城選手の被弾がやや増えてきたかなという流れになり、3R終盤になると光吉選手の放つパンチが次々ヒットし、このチャンスにパンチをまとめた光吉選手が3RTKO勝利。

赤城選手が勝つだろうと思った一戦でしたが、光吉選手ペースが全く落ちず、きっちり両ガードも最後まで下がらず練習量の多さを感じさせる試合だった。

東日本新人王Sライト級4回戦
諸戸明来抜群のフットワークからデビュー戦の武安真聖をTKO

北海道のchangesジムからやってきた武安真聖選手は長身から鋭い踏み込みで先手を取る。

若々しく勢いのあるボクシングだが諸戸選手は冷静に対処。

サッカー出身の抜群のフットワークで諸戸選手が被弾を回避してタイミングの良い右をヒットさせる。

2Rにもこの右を繰り返しヒットさせて武安選手をTKO。

しかし諸戸選手、あれだけ良い足をしているならパンチももっと良くなるはず。

足の素晴らしさに上半身がまだついてきていないような、伸び代を感じるが故の勿体なさも感じた一戦でした。

東日本新人王Sバンタム級4回戦
優勝候補西本剛が1RTKOで好発進!岡田拓賢センスを感じたが

東日本新人王トーナメントSバンタム級の優勝候補西本剛選手が登場。

序盤はサウスポー岡田拓賢選手のセンスを感じる動きに苦戦の予感もあったが、右を顔面にボディに打ち分け、最初にボディでダウンを奪い、続いて振り回さぬコンパクトな右で再びダウンを奪い1RTKO勝利。

完成度の高さ的にも優勝候補の予想に違わぬパフォーマンスを見せた。

一方の岡田拓賢選手も体の動きが速く、パンチのキレも良くてセンスを感じる選手だった。

東日本新人王Lフライ級4回戦
強敵ばかりと対戦の澤田翔瑠はLフライ級優勝候補當山楓真の硬い拳に沈む

北野武郎、為我井慧惟、和田武志と有望なホープとの対戦が目立つ澤田翔瑠選手(ちなみに初黒星の相手はアンディアツシ)は新人王トーナメントLフライ級の優勝候補當山楓真と初戦で激突。

また今回もくじ運が悪いと思いましたが、試合はスタートから積極的に仕掛ける當山楓真選手相手に後手に回る苦しい立ち上がり。

1R目は當山選手も静かな立ち上がりでいい勝負になるかもしれないと思った矢先、2Rに當山選手のストレートが上下に決まりダメージを見たレフェリーが試合をストップ。

當山選手のパンチは相当硬そうな印象。

東日本新人王Lフライ級4回戦
和田武士が身長差を跳ね返しバチバチの打ち合いで上原勇大を倒す

Lフライ級にして170cmの長身とスピードを誇るマナベジムの上原勇大選手が戦前予想は大幅有利。

ただ小柄で回転力のある選手というのは長身ボクサーにとって回転力のある細かいパンチで下から入られ非常にやりづらいことも。

試合はその通りの展開となり、和田選手が上原選手の距離を潰して終始接近戦に。

上原選手はジャブとフットワークで突き放したいがそうなる前に中に入られてしまう。

こうなると接近戦では和田選手が優勢。

じわじわと接近戦の中でダメージを与え、ショートパンチで二度のダウンを奪い3RTKO勝利。

女子バンタム級4回戦
バキバキマッチョ玉城みく驚異のワンパンチで体が温まる前の跡治宣子をTKO

リングインした玉城みく選手は背中の筋肉がバッキバキ。

格好からしてキック上がりの選手だろうか。

試合はジャブから様子見と思いきや、玉城選手が放ったワンツーがいきなり決まり跡治選手は後頭部を痛打するダウン。

危険なダウンにレフェリーは即試合をストップ。

ボクシングは危険なスポーツだと痛感させられる一撃でした。

東日本新人王ミニマム級4回戦
ミニマム級対決は関純輝が箕輪湧陽のフィジカルをスピードで退ける

スピードとコンビネーションが武器の関純輝選手が先手を取って試合を作るが、箕輪選手もグイグイと前に出てボディから顔面へ力強いパンチを振る。

一発当てた時の見栄えは箕輪選手の方が良いが、関選手はジャブから回転力ある攻撃を次々と仕掛ける。

ジャブだけ突いていてもポイントアウト出来たかもしれないくらいに関選手のフットワークとジャブは良かった。

また時折振った力強い左ボディも会場に良い音が響き渡っていた。

箕輪選手は体の仕上がりが良く、今後ボクシング技術が上乗せされたら良い選手になっていきそうだ。

試合は39-37が2者、1者がフルマークで関選手の勝利。

東日本新人王ミニマム級4回戦
運動センスを感じさせた中島秀裕からダウンを奪った大畑連汰がポイントを死守

ミニマム級新人王トーナメント予選の一戦はお互いの持ち味が発揮される試合となった。

大畑連汰選手はリーチを活かしたジャブから右に繋げる。

運動センスの高さを感じる中島秀裕選手は柔らかい身のこなしで強引に中に入り右ストレートをヒット。

1,2Rと若干中島選手が優勢に進めていると思ったが、2Rに大畑選手が入ってくる中島選手に左フックを決めてダウンを奪う。

3Rは更に圧力を強めた中島選手がポイントを取ったが、最終ラウンドは疲れが見え、足を使いジャブからワンツーで大畑選手が見栄え良く戦った。

判定は3者共に38-37で大畑選手を指示。

ダウンがなければという試合だった。

東日本新人王ミニマム級4回戦
パンチャー長崎史はボディが出ず、接近戦のコンビネーションで本田優貴がポイントアウト

ミニマム級新人王トーナメントは2戦2勝2KOの長崎史選手の強打に注目したが、6戦のキャリアがある本田優貴選手が距離を詰め上下に打ち分けポイントアウト。

普段の本田選手はもっとフットワークを駆使して遠い間合いから飛び込む印象で、その際にガードが下がるので長崎選手の強打が決まると予想していました。

この日は終始距離を詰めた本田選手に対し、長崎選手はボディが殆ど出ず、やや攻めが単調になってしまった。

本田選手くらいのキャリアと実力がある選手が相手になると顔面狙いで倒すのは難しくなる。

ジャッジは2者がフルマーク、1者が39-37で本田選手を指示。

東日本新人王ライト級4回戦
デビュー戦の國井大和がベトナム出身舞明徳を鮮やかに倒す

ベトナム人初のライト級新人王を狙うサウスポーの舞選手が低いか前から積極的に飛び込む。

先手を取ったのは舞選手だが、國井選手は左フックをヒットさせてポイントを取る。

2Rも打ち合いの中有効打は國井選手の展開で左フックを決めて痛烈なダウンを奪う。

レフェリーが即試合をストップし、2RTKOで國井選手が勝利。

國井選手は応援団が多かったです。

東日本新人王ライト級4回戦
塩崎優人が冷静な試合運びから最後は頑丈な木内凌祐を仕留める

古殿涼、出畑力太郎の強者二人に敗れている以外は3勝3KOの塩崎優人選手。

立ち上がりは離れた距離から足を使う。

後楽園ホールの名物おじさんが「そういうのいらない!」と野次を飛ばせば、「うるせえ!」と塩崎選手の応援団。

場外の熱気をよそに塩崎選手は落ち着いた立ち上がりで、先に仕掛けるのは木内選手。

ややチョップ気味、オープン気味なパンチで先手を取る木内選手と、そこにパンチを合わせる塩崎選手。

中盤までは互角、やや木内選手の手数が上か?という展開だったが、3Rからは塩崎ペース。

ブロックしてからのリターンをボディに顔面に鮮やかに決めてダメージを蓄積させ、4Rにストレートを決めてレフェリーストップ。

総評

オール4回戦ながらこの日の興行には多くのお客さんが来場していた。

後日ボクシングモバイルの試合結果を見たところ、観衆1,538人と発表されていた。

1,500人超えは日本タイトルマッチレベルかそれ以上の集客と言っても間違いではない数字です。

もしかしたら記載ミスもあるかもしれませんが、実際会場には最終試合まで多くのお客さんが集まっていた。

このブログを書き始めた当初、オール4回戦の興行で後楽園ホールにお客さんがいっぱいになるような時代を目指したいと思っていました。

しかしその夢は既に叶っているのではないか。

ここ数年で見たかった景色を次々と見せてもらい、心は相当満たされています。

全てに対してありがとうと言いたいです。

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