ある日の後楽園ホールでのボクシング観戦時にとても気になる選手を発見した。
試合内容も強気な姿勢で良かったが、自分を信じて疑わないような佇まいが強い印象を残した。
まだ4回戦ボクサーながら虚勢や演技ではなく、自然と全身から発せられる「俺がNo1だ!」というオーラを感じさせる。
選手の名前はミニマム級ボクサーの浅井レイト。
判定で負けても自分は絶対に負けていないという反骨心に溢れた立ち振る舞いは、謙虚で腰の低い選手が多いボクシング界においては一際目立つ。
嫌いな人は嫌いだろう。
が、torajiro的にはこういう選手が出てくることをどこかで待っていた。
ボクサーにしては珍しいオーラを放つ男、浅井レイト

先に触れたとおり日本人ボクサーは謙虚で腰が低く、マイクでの喋りも上手くない選手が目立つ。
マイクを向けられてもキックや総合の選手達のようなパッション溢れるトークをする選手は少ない。
たまに盛り上げようと挑発行為でもしようものなら見事にスベる。
頑張っているのは分かるが見ていて恥ずかしい気持ちのやり場に困る。
そうしたヒヤヒヤを感じさせず、しっかり自分を魅せるのが浅井レイト選手。
決して謙虚じゃないとかそういうことではなく、しっかり魅せることを意識した上で客席に感謝の気持ちも伝えられるのがこの選手の特徴だ。
我が道を行く反逆児的オーラを出しつつ、悪童路線ではなく礼儀もしっかりした選手です。
この最近気になる存在の浅井レイト選手がJBスポーツジムに移籍。
JBスポーツジムはボクシング漫画「はじめの一歩」の作者である森川ジョージ先生がオーナーを務めるボクシングジム。
クリーンな一歩君のイメージとは真逆で、過去から現在において一貫して主役に噛み付く立ち位置でボクシング界に爪痕を残してきたジムである。
浅井レイト選手のキャラクターにはピッタリのジム。
そして現在JBスポーツジムには浅井レイト選手に負けず劣らず、むしろその上を行くような反逆児トレーナーが揃っています。
パンチパーマのヤンキーボクサー山下賢哉が浅井レイトのトレーナーに
浅井レイト選手のトレーナーはかつてパンチパーマのヤンキーボクサーとして活躍した山下賢哉氏が担当。
このパンチ山下氏もリング上でのメンチ切りに適度にユーモアの効いたナチュラルな挑発で試合を盛り上げてくれた選手でした。

選手としては2014年にフライ級で全日本新人王に輝き、長く日本フライ級ランキングに名を連ねた選手。
初代の日本Sフライ級ユース王者でもあり、田之岡条選手との2戦はヒール役としていい味を出していた。
フィリピンで全盛期のカシメロとも対戦経験があり、キャリアの終盤は3150FIGHTのリングをBサイドで大いに湧かせてくれました。
福永宇宙VS山下賢哉の一戦は3150FIGHTスタート時のブレイクを象徴する試合でした。
浅井レイト選手とキャラ的にも似た系統の山下賢哉氏との若いコンビは、現在群雄割拠のミニマム級戦線にまた一つ話題を呼び込んでくれそうだ。
JBスポーツのドンキング反逆児山田武士トレーナー
そしてJBスポーツジムといえば忘れてはならない、というか忘れようもない存在が山田武士トレーナー。
誰よりも自分の信念を持ち、周囲に何と言われようと我が道を突き進んできたトレーナーです。
torajiroがボクシングファンになりたての頃、福島学選手とのコンビで自転車での入場や客席からの入場といったパフォーマンスで試合を盛り上げていた怖い顔の人物が山田武士トレーナーでした。
選手以上に異彩を放つ異様な存在として印象に残ったし、ボクシングファンになりたての自分が福島学選手を好きになったのはやはり分かりやすく魅せることを意識していたからだと思う。
山田武士トレーナーはテレビのバラエティ番組では腕立て伏せ対決で内藤大助選手を圧倒したこともありました。
YouTubeで探せば過去の動画も出てくるかもしれないので是非ご覧いただきたい。
まぁ、とんでもない個性です。空気なんて全く読まない。
周囲の反対は関係なく我が道を突き進む反逆児です。
過去にはキックや総合の試合のセコンドに付いてトレーナーとしては無期限停止処分を受けたこともありました。
ボクシングトレーナーが他の格闘技においても必要とされ、仕事が増えることは業界の発展に繋がるという見方もあるのでこの時の処分は非常に残念でした。
しかもこの処分が明けるまでの時間が長すぎた。私的な不満はグッと飲み込んでこの話はここまでで。
とにもかくにも山田武士トレーナーはボクシング業界における唯一無二の存在であります。
自分のキャラに合った環境で地獄の練習を経て浅井レイトがリングに上がる!!
自分のキャラにピッタリはまったトレーナーと環境に囲まれて練習に励む浅井レイト選手。
JBスポーツジムといえば地獄の練習量で知られたジムでもあります。
この環境で持ち前の出入りのスピードに加えてフィジカル強化とボクシングの幅を広げていければ先々大きく羽ばたく可能性を秘めています。
JBスポーツ移籍初戦は2026年9月5日(土)の『DYNAMIC GLOVE on U-NEXT.47』
対戦相手は既にA級昇格の条件を満たしている宮川晟選手。
いきなりの強敵だ。
勝てるかどうかは正直分かりません。
しかし長期的に見れば確実にチャンピオンクラスの力を持つ選手になると予想しています。
しっかり魅せてくれる選手なので浅井レイトに興味を持った方はチケット情報を確認してみてください。
