キルギス進出に伴いSAIKOULUSHに名前を変えた3150×LUSHBUMUがそのキルギスでの2度に渡る興行中止で存続のピンチに陥っています。
この記事では3150FIGHTとLUSHBOMUそれぞれの発展に期待し、2つの興行が合体したときには両手を挙げて喜んだ私torajiroが今何を想うのか、率直な気持ちを綴ります。
SAIKOULUSHに何があったのか?
世間的には亀田興毅ファウンダーが率いるように見えていたSAIKOULUSH。
ボクシングファンの間では実権を握って動いているのはLUSH側であることは早い段階から分かっていたこと。
このSAIKOULUSHのキルギス興行が2度に渡り直前に中止(1度目は延期)されました。
1度目の延期理由は国際情勢の悪化。
これに対しては多くのボクシングファンが総ツッコミ。
いくら出場選手の国が多岐に渡ろうと世界各地の地政学的緊張の高まりを理由に延期するのは無理がある。
そんなことを言ってしまったら海外でのボクシング興行開催は無理。
キルギスでやっていくと宣言したプロモーションがそんな理由で延期していたらビジネスとして成り立たない。
あくまで憶測ながら、「仮に収益母体であろう仮想通貨関連のビジネスにおいてトラブルが発生したのであれば、5月の開催も難しいだろう。」
と解釈し、個人的にはSAIKOULUSHについて話題にすることは5月の開催がはっきりするまでは避けることにしました。
3150FIGHT時代から毎回興行の見どころ記事を書いてきた私ですが、キルギス進出後は「この選択が本当にボクサーのためなのか」という疑念が払拭できず、記事にすることを控えるようになっていた面もあります。
そして案の定、直前になって延期していた5月のキルギス興行も中止が発表されました。
今度は延期ではなく中止発表。
更にその理由もはっきりと資金難であることが明記された。
資金調達難に陥った具体的な理由は述べられておりませんが、「あらゆる資金調達やスキームの再構築」というキーワードから既存のキルギスでのビジネスプランが頓挫したのだろうということは読み取れました。
SAIKOULUSHはこの先どうなる?

こうなってくるとボクシング単体での収益の黒字化は目指していなかったSAIKOULUSHの存続は不可能でしょう。
キルギスからの撤退に加え、完全に信用を無くした日本での興行存続も無理だろうし、やらない方が良いと思います。
というかLUSHさんにとってはボクシング興行だけ続けることにそもそもメリットはない?
3150FIGHTとLUSHBOMUそれぞれに可能性を感じて応援してきた自分としては残念でなりませんが、存続の道を選んでこれ以上傷を広げることは望みません。
これだけ信用を損ねた以上、ついてくるジムも選手もボクシングファンも殆どいないことが予想されます。
ビジネス面でボクシング興行を開催するメリットが無くなったLUSHさんはボクシング界から撤退するのでしょうが、3150FIGHTが再び単独で歩みを進めるのも難しいでしょう。
単独で歩めない状況に陥ったからLUSHと合体した訳なので。
残念でなりませんが3150FIGHTが消滅しても、その初期の理念はBENKEI FIGHTの中に引き継いでいって欲しいと願います。
3150FIGHT・LUSHBOMUを応援した理由

このブログでは3150FIGHTの、
- ボクシングを再興したい(最高のボクシング再興へ)
- 地方ボクサーにも4回戦ボクサーにもスポットを当てたい
- 選手のファイトマネーを上げたい
- ボクシングを稼げるビジネスに
といった当初の理念に共鳴し、3150FIGHTの魅力を様々な角度で発信し続けてきました。
帝拳・大橋の2強だけじゃなくて第3の存在とし、ボクシングの魅力を別な角度から発信するプロモーションになって欲しいという想いも3150FIGHTに込めていました。
そんな中で登場したもう一つの存在がLUSHBOMUでした。
食と音楽とボクシングの融合という新たな枠組みで4回戦の第一試合から客席は満員状態。
初めてツインメッセ静岡でLUSHBOMUを観戦した時の衝撃は相当なものでした。
お客さんの大半がボクシングファンでは無さそうでしたが、ここにいるお客さん達がついでにボクシングを観戦して好きになってくれたら言うことなしと思ったものです。
観戦に疲れたら自由席で食事を楽しみながらくつろぐことも出来て、座席間隔も広く取られていて快適な観戦体験を味わうことができました。
オンラインサロンの存在に多少の怪しさは感じましたが。
スタッフの対応も丁寧で他のボクシング興行では味わったことのないスタッフ力を感じました。
こうしてそれぞれに注目していたボクシング興行が3150FIGHTの頓挫もあって1つに合体。
資金面、運営面で困難を抱える3150FIGHTと、プロモート面での弱さがあるLUSHBOMUと、双方の弱点を補う最高の合体だとこの時は喜んでいました。
キルギス進出から始まったSAIKOU×LUSHの迷走
ところが喜びもつかの間、3150×LUSHBOMUはSAIKOU×LUSHとしてキルギスでの興行開催に軸足を移していきます。
更に株式会社LUSH代表安藤大智氏がLUSHジムのプロボクシング協会脱退やプロボクシング協会への批判に加え、SNS上で異を唱えるファンに噛みつく事態へ。
ボクシング業界は外から見たら敷居が高く排他的に映ることもあると聞きます。
この歴史ある「ボクシング村」は確かに外からは理解しがたい狂人、変態、マニア達の巣窟に見えるかもしれませんが、一旦足を踏み入れてしまうと村の住民はとても暖かい。
この「ボクシング村」に果敢にも足を踏み入れようとしたもにゅそでさんを始めとしたLUSHの方々を少なくとも私は一村民として大歓迎しました。
そんな中でのLUSHのボスを名乗る安藤大智氏によるボクシング村批判と、村の血気盛んな住民への噛みつきは残念で残念で、私も少々感情的になったこともありました。
外から入ってきて村の運営批判や村人を攻撃する存在を誰が応援しますか。
村人達はこのボクシング村を愛してここに集まっているのです。
大なり小なり村への不満はあれど根底には村への愛を持ち、解体ではなく今の延長線上での発展を望んでいます。
LUSHさんを応援する気持ちが一気に冷めていった出来事でした。
ただ、それでも私はリアルに接したLUSHの方々の丁寧な対応や、試合会場をクリーンに保とうとする努力、私のしょうもないXへの投稿に「いいね」をくれたもにゅそでのソデコさんらの存在が頭にあり、応援したい気持ちが完全に消えることはありませんでした。
3150の亀田興毅ファウンダーとLUSHに今望むこと
少なくとも3150とLUSHのコンビ解消は不可避な現状においてそれぞれに対して想う事を述べます。
亀田興毅氏は3150FIGHTというベンチャーを立ち上げ懸命に走り続けていたことは事実ですが、自分の名前がまだ活かせるうちにと拡大路線を急ぎ過ぎた面はあったと思います(数字を稼がないとという周囲の圧もあったでしょうが)。
今回の件に関しては被害者と見る向きもありますが、拡大路線の中で致命的な失敗も何度かありました。
- 皇治選手のエキシビジョン問題(興行としては大成功)
- SURVAIVAL vol.9の興行前日の中止決定
- PRIZE FIGHTERの共催中止によるPPV払い戻し騒動(3,150円返金されました)
- そしてこの度のキルギス騒動
失敗を恐れてはいけない。挑戦し続ける気持ちが大事なのは確かですが、失敗に慣れてしまうのもまた問題。
再びプロモーターとして歩む際には地に足付けた長期プランでの再興計画に期待したいです。
フェニックスプロモーションだって地道にコツコツと長い助走期間があっての現在です。
亀田の名前は現役時代は「亀田負けろ」のアンチの熱量で視聴率を稼げましたが、そのネームバリューのままでプロモーターをやっても「亀田こけろ」では視聴数は稼げません。
負ける姿が見たくてテレビを見るはあってもこけて欲しい興行をわざわざ見ようとは思わない。
時間をかけて過去の負のイメージを払しょくしながら盤石な体制を築いていって欲しいと願います。
「三人寄れば文殊の知恵」大ちゃん和毅選手と力を合わせればきっと西日本を背負うプロモーションへと復活する時が来るはず。
LUSHさんに関しては取り返しのつかない事態を招いてしまったことと、ビジネスプランが崩れた状況を考慮するとボクシング界からはこのまま撤退されるのだろうと思います。
でもLUSHさんに2度と来るなと石を投げつける気はありません。
むしろ夢を見させていただいた感謝の方が大きい。

願わくばLUSHジムの選手達が競技生活を支障なく送れるような環境整備は行っていただきたいです。
もしもまたボクシングに携わる際には再び静岡から地元を盛り上げるエンタメ集団としての再出発に期待します。
以上、諸々と想いは述べましたが最後はもにゅそでさんのこの曲名で締めます。
『知らんけど。アッパー!』
それでは。


