神童那須川天心選手VSボクシング界の顔井上家の井上拓真。
ボクシングではまだキック時代のような圧倒的な試合は出来ていない天心選手がここで殻を破るか。
井上尚弥の弟として高い高い期待に応え切れたとは言えない井上拓真選手がここでファンの期待に応えるか。
大注目の一戦の試合速報です。
那須川天心VS井上拓真
両者入場シーンから対照的。
静かに緊張感を携えながら入場する井上拓真。
永ちゃんの音楽に乗ってファンを盛り上げリラックスした表情でリングインする那須川天心。
入場で空気は一気に天心が持っていく。
あくまで画面上はですが、会場内祈るように拓真選手の勝利を願うファンも多いはず。
天心の今回のパフォーマンスは魔人ブウ??ちょっと分からない。
井上拓真選手会場の声援凄い!!
1R、拓真動きが切れている。天心は静かな動きからスッとジャブを伸ばす。天心風格がある。
1R目はジャブから左ボデイ、ワンツー、ラウンド終盤にオーバーハンドの左をヒットした天心。
2R目、拓真ワンツーボディで出る。天心少ない動きで反応出来ている。左のショートフックが拓真をとらえる。
天心サイドに回りながらの左アッパー。拓真劣勢。
3R目、拓真圧力を強める。拓真も天心のパンチに反応出来るようになってきたが攻撃は届かない。このラウンドもポイントは天心。
4R目、拓真踏み込んで右をヒット。距離を詰めて戦う。天心のアッパーに右フックを合わせる拓真。徐々に天心の動きに慣れた拓真が初めてポイントを取ったか。
ジャッジは38対38のドロー。やや意外。
5R目、拓真が飛び込んでボディから左フックで先制。拓真の右ストレートが初めて天心の顔面をしっかりとらえる。
天心のジャブワンツーも浅くヒット。互角の展開だが拓真のストレートの方がしっかり入っていたのでポイントは拓真。
6R目、距離が近くなりお互いの危険なパンチが交錯する。拓真の右ショート右アッパーが入る。ポイントは拓真。
7R目、拓真のプレッシャーに天心が下がらされる。お互いクリーンヒットはないが少しずつガードの隙間を抜いているのは拓真のパンチ。ポイントは拓真。
8R目、序盤は天心の左ストレートが良い。手数は互角でポイントは微妙だが天心。
ジャッジは2対0で拓真を支持。
9R目、ポイントを取りにいくしかない天心。しかし前に出たのは拓真。先手でショートのパンチをヒットさせる拓真。ポイントは拓真。
10R目、両ガードを下げる天心。序盤は当たった天心のサイドに回ってのアッパーもブロック。天心少しリズムを変えてくる。クリーンヒットはなく難しいラウンド。天心のアッパーに右を合わせた拓真にポイント振ります。
11R目、スタートから拓真が立て続けに右アッパーを突き上げる。拓真のアグレッシブに呼応して天心も打ちに出るが拓真ディフェンス能力高い。強引に前に出る天心に拓真のジャブが次々当たる。天心やや疲れてきたか。ポイントは文句なしで拓真。
12R目、天心が出る。右フックをヒット。激しく打ちに出る。ヒット数は少ないが手数を出す天心。終盤お互いのフックが入るがクリーンヒットで拓真が勝る。
判定は116対112、117対111で拓真選手の勝利。
天心選手初の黒星!!
しかし課題だった右ショートもらいやすいところも克服していたし、序盤4Rまでの少ない動きの中の距離感はゴーストだった。オーラがあった。
負けはしたが天心選手の急成長は脱帽。
元々自分は中差の判定で拓真選手が勝つと思っていたので天心選手が想像以上だったというのが自分の感想です。
