2026年3月24日(火)、高校アマ6冠・アマ戦績:58戦57勝(31KO)1敗のネクストモンスター候補片岡雷斗選手がA級デビューをTKO勝利で飾る。
この試合を会場で観戦した私は若干19歳のデビュー戦ボクサーが見せた完成度の高さに言葉を失った。
井上尚弥選手のデビュー戦と比較しても遜色ない。
いや、むしろそれ以上かもしれない圧巻のパフォーマンスだった。
井上尚弥のデビュー以上の高いハードルが課されたデビュー戦

ネクストモンスターとしての注目度故に井上尚弥選手と比較されることは避けられない片岡雷斗選手。
しかもそのデビュー戦は井上尚弥選手以上の高いハードルが課されていました。
井上尚弥選手のデビュー戦は東洋ランカー相手に4RTKO。
しかしその相手は1階級下のフィリピン人クリソン・オマヤオ選手でした。
体重も49kg契約で井上尚弥選手寄りに設定されていた。
一方の片岡雷斗選手の相手は同階級のタイトル挑戦経験もある日本人ランカー大橋波月選手。
同じランカーでも下の階級か同一階級かの差は非常に大きい。
更に大橋選手は勝ち星の70%がKOとパンチもある危険な相手。
この高いハードルが課された試合で片岡雷斗はクリーンヒットを1発ももらわず6RTKO勝利。
デビュー戦だけで比較してみれば井上尚弥以上と言っても差し支えないでしょう。
大橋波月戦で魅せた高い完成度

ハードパンチャー大橋波月に挑んだデビュー戦。
片岡雷斗選手はスタートから距離を支配し、ジャブから素早いワンツーをヒット。
2Rには素早いジャブがおもしろいように大橋選手の顔面を捉え、ワンツーで大橋選手はバランスを崩す。

ディフェンス面は更に素晴らしく、足とボディワークでスイスイとパンチを避ける。
コーナーに詰められても一瞬で体を入れ替え攻撃に転じ、この動き一つで会場にはどよめきが生まれた。
大橋選手はスピードが遅い1発に頼ったファイタータイプではなく、スピードもありバランスの取れた選手。
本来こんな風にひょいひょいとパンチを交わせるボクサーではない。
そして圧巻のパフォーマンスを見せ続けた最終ラウンド、右ストレートをヒットさせてパンチをまとめるとレフェリーがダメージを考慮して試合をストップ。
片岡雷斗選手には期待しつつも大橋波月戦は正直デビュー戦としてはミスマッチだと思っていた。
井上尚弥選手と比較されるプレッシャーの中、いきなり本物をぶつけてもしょっぱい試合になるだけじゃないかと。
少なくとも1度はピンチになる場面があると予想していた。
しかし結果は自分の予想の遥か上を行ってしまった。

今後2年以内には世界のベルトを巻いていても全く不思議ではないデビュー戦のパフォーマンスでした。
大橋会長はミニマム級で世界を目指すと答えていたが、個人的には骨格的にも無理にミニマムに落とすのではなくLフライで世界を目指して欲しいと思う。
石井武志、森且貴、北野武郎、荒竹一真と大橋ジムだけでもミニマム級は役者が揃い過ぎている。
次戦は2026年6月10日にザ・キング藤木勇我と揃い踏み
圧巻のパフォーマンスを魅せた片岡雷斗選手の次戦は2026年6月10日が予定されている。
この日はもう一人のネクストモンスター、怪物君改めザ・キングこと藤木勇我選手のデビューも控えています。
更に2024年のデビュー以降7戦7勝6KOの高校6冠、坂井優太選手の試合も予定されているらしい。
全員が余裕で世界のベルトを獲ると予想される大橋モンスターファクトリーの新鋭達です。
- 片岡雷斗選手はミニマムかLフライから世界のベルトを複数階級制覇
- 坂井優太選手はバンタム、Sバンタムの激戦区で世界制覇
- 藤木勇我選手は井上尚弥選手が成し得ないであろうSフェザー級以上の階級で世界へ
大橋ジムの黄金時代は当面続くのだろうか。
6月10日の正式発表が待たれます。


