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佐々木尽が日本人初のウェルター級世界王者へ|6/19 Lemino BOXINGの見どころ

torajiro

ボクシングファン歴27年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2025年6月19日(木)は”待ってろ世界!!”佐々木尽選手がWBOウェルター級タイトルマッチに挑む。

佐々木尽という日本ボクシング界の至宝をいつまでも国内で抱えておくのは勿体無い。

実力も去ることながら、そのパフォーマンスで世界のボクシングファンを魅了する未来がハッキリ見えるこの逸材の世界挑戦を見逃すな。

本記事では佐々木尽選手の世界挑戦を中心に6/19 Lemino BOXINGの見どころをお届けします。

会場観戦出来る方は大田区総合体育館へ→チケット情報

会場入りが難しい方はLeminoで(月額990円のプレミアムに加入する必要あり)。

佐々木尽というボクサーの魅力

試合の見どころに進む前に佐々木尽というボクサーの魅力を紹介します。

この選手の魅力はイマドキのボクサーには珍しいイカれっぷりとエンタメ感満載の派手な試合。

21戦19勝(17KO)1敗(1KO)1分の戦績が示す通り試合の殆どがKO決着。

リング上でのアドレナリンが出まくった一線超えた表情に、全弾フルスイングのド派手なボクシング。

デビュー当初は楽しいけれどこのテンション、このボクシングではいずれどこかで限界が来るだろうと思っていましたが、あれよあれよで世界の舞台まで辿り着いてしまいました。

世界戦レベルの舞台で佐々木尽選手のようなパフォーマンスを見せられるボクサーは世界中を探しても早々見つからない。

試合内容は退屈なビッグマッチに物足りなさを覚える世界中のボクシングファンの目が佐々木尽選手に注がれる時代はきっとやってくる。

八王子中屋ジムの先輩ボクサー荒川仁人氏はアメリカテキサス州サンアントニオのリングに上がり、オマール フィゲロア選手とのバッチバチの打ち合いでファンを魅了しました。

試合に敗れた荒川選手のリング上での「サンキューサンアントニオ!!」の絶叫は大きな感動を呼びました。

試合後はアメリカのファンに囲まれてサイン攻めにあったと聞きます。

佐々木尽選手はまだ23歳とこれからの選手。

この試合で世界にその名前を知らしめて海外のリングで荒川氏が生み出したような熱狂を作り出して欲しいと願っています。

佐々木尽が挑むWBO王者ブライアン ノーマンJrは本物&予想は不利

佐々木尽選手にやってきた初の世界挑戦の機会。

しかし挑戦するのは28戦27勝(21KO)1無効試合と無敗のWBO王者ブライアン ノーマンJr。

世界のベルトも奪取したばかりでまだまだこれからが旬の24歳。

高いKO率が示す通りにパワーもあるが何より国内レベルでは見ることのない高い技巧を持っている。

佐々木尽選手は下手をしたらノーマン選手のジャブとフットワークに苦しめられ、フックで飛び込んだところにカウンターを合わされるような一方的な展開に持っていかれるリスクもある。

ノーマン選手は右ガードは常に頬につけており、ボディワークも上手い。

佐々木尽選手得意の左フックが決まる場面も少ないと予想します。

綺麗に戦われたら不利なので佐々木尽選手としては相手を興奮させて打ち合いの展開に持っていきたい。

被弾覚悟の相打ちに持ち込めれば佐々木尽得意のフックが炸裂する可能性も一気に上がる。

ノーマン選手に油断は一切感じられないが、王者としてのプライドが邪魔をして佐々木尽選手の土俵で戦って勝ってやろうという気持ちになるのではないか。

佐々木尽選手の熱いファイトに焚きつけられてノーマン選手のテンションが上がって来た時がチャンス!!

フィジカルでは佐々木尽選手も負けていないのでこの試合に勝機は十分あると予想します。

IBF世界Lフライ級王座決定戦ータノンサックに遂にやってきた世界のチャンス!!

アンダーカードでは日本のボクシングファンにもお馴染みのタノンサック シムシー選手が初の世界挑戦。

グリーンツダジムの契約選手であるタノンサック選手は2020年の世界初挑戦は王者のコロナ感染で前日に中止。

矢吹正道選手との対戦で7R TKOにより敗北。

掴みかけたところからすり抜けていった世界挑戦の機会は遠ざかるも、その後はハイペースで試合を続けて連戦連勝。

そして谷口将隆選手とのIBF2位決定戦に勝利してようやく世界挑戦の機会を手にしました。

決定戦を争うフィリピンのクリスチャン アラネタ選手はKO率の高い強敵です。

27戦25勝(20KO)2敗(1KO)のサウスポー。

しかしタノンサック選手の戦績は39戦38勝(34KO)1敗(1KO)と更に上を行く。

元世界王者達との戦いも経験して成長を続けるタノンサック選手がここはしっかりと勝利してLフライ級戦線を盛り上げてくれるでしょう。

この階級は岩田翔吉、谷口将隆、高見亨介、吉良大弥と役者が揃っています。

今後を盛り上げる上でもタノンサック選手に期待される役割は大きい。

新旧交代なるか、2つの王座決定戦

OPBFウェルター級のベルトを賭けて大橋ジムの田中空選手とダッシュ東保ジムの小畑武尊選手が対戦します。

アマチュアで全日本を制し、ここまでプロで3戦3勝(3KO)の田中選手に注目が集まり、勝敗予想も圧倒的に田中選手が優勢。

しかし元暫定王者の小畑武尊選手の方がプロでの経験値は上。

田中選手が緩急自在で回転力のある攻撃で小畑選手を攻略するか、小畑選手がサウスポースタイルから左を突き刺すか。

この試合は田中選手がロープに詰めて細かいパンチからの強打で優勢に進めると予想しますが、小畑選手の左がジャストミートしそうな予感もします。

そしてもう一つの王座決定戦が金子ジムの大久祐哉選手とKG大和ジムの阿部麗也選手の日本フェザー級王座決定戦。

元日本王者で世界ランカーの阿部選手がキャリアの面では圧倒的に優位。

更に大久選手はリーチやスピード面で秀でたタイプではないので阿部選手に迎え撃たれる可能性が高い。

しかし阿部選手も32歳。この試合に対してモチベーション面の問題を抱えている可能性はあります。

順当にいけば阿部選手の判定勝利を予想しますが、簡単にはいかない気がする一戦。

五輪代表ミドル級の森脇唯人がプロデビューと大橋蓮のプロ4戦目

東京五輪代表の森脇唯人選手がワールドSジムからプロデビューします。

対戦相手は荒本一成選手相手に善戦した韓国ミドル級王者ベク ハソ選手。

デビュー戦で強敵を倒して存在感を出すことが出来るか。

188cmの長身から繰り出されるミドル級の迫力あるパンチは必見!!

というかミドル級のこんなに大きいボクサーがこんなスマートに動けるのかと驚く試合になりそうです。

日本人の重量級でこういう動きが出来るボクサーは過去にいなかったのではないか。

スピードだけならいたかもしれないが、バランスの良さも含めて見ると森脇選手以上はいなかったと思う。

アマチュアで全日本を制した大橋蓮選手もフェザー級でこの日プロ4戦目。

対戦するラン コウコウ選手は前戦で溝越斗夢選手に勝利している侮れない相手。

順当に勝利して連続KO記録を伸ばせれば1年以内にタイトル挑戦のチャンスがやってくるか。

新人王トーナメント予選もお忘れなく!!

ビッグマッチの1試合目は東日本新人王ライト級予選。

井上尚弥選手の幼馴染で元Jリーガーの山口聖矢選手がセレスジムの木内凌祐選手と対戦。

木内選手は以前はフックを振り回す選手だったがここ数戦で成長。

前回の試合も有明アリーナで大きな会場も慣れている。

山口聖矢選手の勝利を予想しますが、木内選手も前回の試合の出来が非常に良かったのでどうだろうか。

新人王トーナメントは個人的に思い入れのあるコンテンツなので以下も読んでいただけると嬉しいです↓

まとめ:6/19は大田区総合体育館もしくはLeminoプレミアムで佐々木尽を応援しよう

以上、6/19 Lemino BOXINGの見どころでした。

当日試合が行われるのは大田区総合体育館。

チケットはチケットぴあにて販売→チケット情報

佐々木尽選手も当日は学校も会社も休んでいいんで!!

と応援を呼びかけておりました(笑)。

会場へ行ける方は是非会場へ。

(自分も含め)会場入りが難しい方はLeminoプレミアムで応援しましょう。

配信開始は15:15から。

プレミアムの月額990円節約のため、自分はポイ活サイトのmoppy経由で加入しました。

ウェルター級の世界戦は滅多にないことなので観戦をお勧めします。

佐々木尽選手のボクシングは派手で面白いですよ!!

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