3150LUSHBOMU vol.7 in キルギスの試合速報です。
- 監獄から戻った天才ボクサー健文トーレス選手の世界挑戦を賭けた1戦
- 3150ファイトクラブ出身のお調子者アディオス佐々木る玖
- 未来のチャンピオン花田颯
- ワタナベジム期待のホープ入田力斗
日本人ボクサーがキルギスのアマエリート達と激突する試合も注目の興行です。
見どころ記事は以下↓↓↓
試合はABEMAで16:00から配信開始、試合開始は17:00予定。
リアルタイムの視聴が難しい方はABEMAプレミアムなら追っかけ再生あり。
後日配信ならTravel TVでもおそらく配信あり。

試合結果
54.0kg契約6回戦 ヌルジギット デュシェバエフ(キルギス) VS カイラト エルヌル(カザフスタン)
サウスポー同士ジャブを差し合う。
カイラトは軽く跳ねながらリズム良く、ヌルジギットはどっしり遠い間合いから。
テンポの良さはカイラト、一発の重さはヌルジギット。
出だしはヌルジギットの重たいパンチが目立つが、カイラトが徐々にペースアップして手数をまとめる。
カイラトはヒットを奪って手を上げてアピールするアマチュアスタイル。
ヌルジギットはカイラトの出入りにやや苦戦している様子。相打ちでも先にもらってしまう。
試合は2者がドローで引き分け。
結構差があったように感じたが地元ヌルジギット選手の前に出る姿勢と重いパンチが評価されたか。
53.0kg契約6回戦 ジェニシュ ウルパトフ(キルギス) VS 花田 颯(KWORLD3)
開始から両者接近戦での攻防。
花田選手が力強いジャブからボディ、上下に打ち分ける。
ウルパトフ選手はやや動きが重たい。
2R、花田選手が前に出て左ボディを打つとウルパトフ選手は嫌がる様子。
足を使い出したウルパトフ選手でしたが、花田選手のコンビネーションの中の左フックから右アッパー?でダウン。
ダメージが深く試合をストップ。
花ちゃんやった!!
50.0kg契約6回戦 アンヴァルジャン ホジエフ(キルギス) VS 入田力斗(ワタナベ)
長身の入田選手よりも更に遠い間合いから飛び込むタイミングを狙うホジエフ選手。
入田が距離を詰めたところに被せたホジエフの右で入田はややダメージを感じる。
2Rも入田選手はスイッチしながらサークリングするホジエフ選手に距離が合わずなかなか手が出せない。
3R、ホジエフがフックで飛び込んでの右ストレートでダウンを奪う。
バランスを崩したダウンでダメージはなく、ホジエフ選手もここは攻めずアリシャッフルで観客の声援に応える。
4R以降もホジエフの距離。入田はパンチを打つと戻しに合わせて距離を詰められ、飛び込まれて細かいパンチをまとめられ持ち味が出せない。
相性的には最悪なパターン。
映像で見たホジエフは雑なボクシングで問題ない相手だと思ったのだが、、
入田は最後まで自分のボクシングが出来ずに試合終了。
なかなかないボクシングスタイルで良い経験にはなったと思う。
71.0Kg契約6回戦 スィルガク アブドゥジャパル ウル(キルギス) VS 佐々木る玖(KWORLD3)
開始からガードを上げて前に出て右ストレートから左ボディを振るアディオス。
スィルガクはジャブを上下に打ち分ける。ジャブが上手い。
アディオス距離を詰めるまでガードの上から細かいパンチを打たれている点がどう響くか。
3R、手数の差が出てくる。スィルガクがコツコツとヒットを奪う。特に右アッパーが良い。
アディオス前には出るが手数に繋がらない。
4R、アディオスのボディをスィルガク嫌がっているか。
5R、アディオスの顔面へのパンチが当たり出してきたがスィルガク細かくコツコツ手数で勝る。
最後までインファイトを仕掛けアディオスも会場を盛り上げたが判定はスィルガク。
ジャッジは3者共に59-56。
70.0Kg契約6回戦 イフティヤル ニショノフ(キルギス) VS ハルナ セマティレ(ウガンダ)
イフティヤルの衝撃。
ゴリゴリファイターのようなガタイで驚きの軽快なフットワーク。
日本人選手でこの階級でこんなに軽やかに滑らかに動けるボクサーはいない。
2R,3Rに右で3度ダウンを奪い4Rにワンツーでフィニッシュ。
細かい試合内容は抜きにこの選手は是非試合映像見てください!!
あと是非日本に連れてきてください!!
とにかく衝撃。
亀田ファウンダー是非お願いします!!
Sフライ級6回戦 サケン ビボシノフ(カザフスタン) VS クリスチャン レガネ(比)
この試合もまたまた衝撃が。
サケン ビボシノフ1Rにタイミングバッチリで左ストレートでダウンを奪うとラウンド終盤にも左ボディで倒して試合終了。
速い、、オリンピアンのテクニック存分に発揮し、倒す力もある。
日本での興行に出たら大変なことになる。
Sフライ級8回戦 ハサンボイ ドゥスマトフ(ウズベキスタン) VS マーク アントニオ(比)
五輪金メダリストのハサンボイが登場。
ミニマム級が主戦場のハサンボイはSフライでやや体は重たそう。
向かい合うと随分な体格差。
それでも右に回り込みながら主導権を握るのはハサンボイ。
ショートの左からの組み立てが特に効果的。
単調な展開のままコツコツとハサンボイがポイントを重ねる。
手数も少なく会場も静かに。
静寂な展開の中、マーク アントニオは攻めようという姿勢を見せるがハサンボイは最後まで淡々と。
消化試合というか、やる気が感じられない試合内容でした。
WBA世界Sフライ級挑戦者決定戦デビッド ヒメネス(コスタリカ) VS 健文トーレス(TMK)
ヒメネスが左フックで飛び込み先制。
トーレスも左フックから右ストレート。
1R目は様子見のラウンド。
2R、ヒメネスが前進を強める。トーレスはしっかりブロックしているが印象はヒメネス。
ラウンド終盤に足を滑らせたトーレスだが、これがダウン裁定。
3R、右の相打ちでバランスを崩したのはトーレス。
カウンターを狙っているのかトーレスやや後手か。
4R、トーレスバッティングで左目の上をカット。トーレスが攻勢に出る場面もあったがヒメネス足を使うのも上手い。
トーレスそろそろエンジンかけないと。
5Rはヒメネスが足を使うラウンド。トーレスは前に出て攻めるがパンチが空を切る場面が多い。
6R、序盤トーレス右ストレートを打ち下ろすが、ヒメネスが終盤左を当ててサイドに回りフックでトーレスのバランスを崩す。
トーレス元気がない。
7R、トーレスパンチのキレも落ちてヒメネスの攻勢が目立つ。ヒメネスそろそろ仕留めにくるか。
8Rもヒメネスが自分から攻めてペースを握ったまま。
トーレスポイントを取れる場面がないままラウンドがずるずると進んでいく。
スタートからどこか元気がないトーレス。
11Rにヒメネスの左ボディが入りトーレス立ち上がれず10カウント。
見せ場はなく予想外のワンサイドな試合だった。
トーレス体重は落とせたがSフライ級で体が動いていなかった印象を持ちました。
ライト級6回戦 ムナルベク セイトベク ウル(キルギス) VS コンラッド セルヤンゲ(ウガンダ)
ムナルベク両ガードを下げた状態からの飛び込む左フックは華がある。
佇まいも風格が漂い人気があるのも頷ける。
バックステップ、スウェーでのディフェンスも派手だが上のレベルでもこれが出来るかどうか。
4Rに足を滑らせたところレフェリーからは見えない角度でダウン宣告があったが試合内容はワンサイド。
ガードを下げた状態から放たれるジャブ、飛び込むフックと単発のクリーンヒットはあるがコンビネーションはやや少なかった。
最終ラウンドは左ボディでダウン寸前まで追い込んでいたが倒しきれなかった。