ボクシングブロガーのtorajiroです。
私のボクシングファン歴はかれこれ30年。
一時期自分もプロボクサーをしていた程にボクシングにどっぷりハマった人生を歩んでいます。
当然私の息子もさぞかしボクシングが大好きかと思いきや、
「プロレスは好きだがボクシングは死ぬほど嫌い」と父親の私に対し断言する大のボクシング嫌い。
小さい頃にゲーム以外やりたいことのない息子に体を動かしてもらいたいと、無理やりボクシングの練習に連れて行ったのがいけなかった。
それ以後何度もボクシング練習や観戦に誘ったがついて来ることはなく、自宅でのテレビ観戦にも全く興味を示さない。
中学生に成長しても一向にボクシングには関心を示さず相変わらずボクシングは嫌い。
そんな我が子をダメ元で那須川天心選手の試合観戦に誘ってみたところ、
「行ってみようかな。」という返事が!?
一体どうした我が息子よ??
息子はボクシング以外で那須川天心を知っていた
今から遡ること6年ほど前(コロナ禍だったのでそれくらいだったと思う。)
ろくに遊べる場所がなく、土手で子供とボール遊びをしていた時に息子が突然那須川天心の話をした。
息子「お父さん那須川天心って知ってる??」
父「そりゃ知っているさ、なんたってお父さんは格闘技大好きだからね。」
息子「あのね、天心はドッヂボールが凄く上手なんだよ!」
(はて??何故にドッヂボール??)
話を聞くと、どうもテレビの企画か何かでドッヂボールをやり、天心が抜群の身体能力で避けまくって凄かったとのこと。
天心すげ〜な。ボクシング界にも天心みたいな選手出てこないかなぁ。。
まさかこの頃はその那須川天心選手がプロボクシングに転向する未来が来るとは知らず。
それから数年後、また息子から天心君の話を聞かされた。
今度はフジテレビの「逃走中」に出ていてめちゃくちゃ逃げて凄かったとか確かそんな話だったかな。
(自分は見ていないので間違っていたらゴメンなさい。)
という具合にボクシングは嫌いだけど那須川天心のことは父の知らないルートで好きになっていた我が息子。
そうした経緯もあって、天心が出るならという理由でボクシング嫌いな息子が人生初のプロボクシング観戦に行くことに!!
両国国技館で那須川天心について語る意外な息子の一面を見る
2026年4月11日(土)天心VSエストラーダ。
息子にとって初のプロボクシング観戦という記念すべき日。
1発目で嫌いになって欲しくないのでお友達も一緒に誘い、
メインに合わせて友達と会場に来るように伝達。
ボクシンング好きな自分でも全試合観ると疲れてしまいますからね。
メイン前に会場入りした息子は驚いたことにお友達にこの試合の位置づけ等を解説している。
「勝った方が世界タイトルに挑戦出来る」と。
ボクシング嫌いなくせして下調べをしてきたようだ。
エストラーダがいかに凄い選手なのかまでお友達に説明している。
息子「エストラーダは世界戦だけで16戦もしていて3回しか負けていない。」
とのこと。
(ん?ほんとに??)
と思って調べたところ正確には14戦。
どうやら挑戦者決定戦やシルバー王座もカウントしたようだけど、当然ながら余計な横槍はしない。
というかそこまで調べてきていることが凄すぎる。
推しの天心がどれだけ強いかを伝えるために対戦相手を調べてその強さを語る。
ブログ書いている時の私とやっていることは同じだ。
息子「天心が勝つには序盤でどれだけポイントを稼げるか、後半になると厳しい。」
そんなこともお友達に解説していた。
おそらく天心VS拓真戦についても調べてきたのだろう。
那須川天心の入場から快勝に息子もテンション上げて帰宅

さてそんなこんなでいよいよ試合へ。
スマホを構えて入場を待ち侘びる息子。
天心選手が入場すると動画か写真か良くわからないけれどスマホを向けて一生懸命だ。
(嬉しい、、お父さんは嬉しい(涙))
そして試合は拓真戦での敗戦から進化した天心選手が序盤から優勢。
左ボディでエストラーダ選手の肋骨を粉砕してTKO勝利。
初観戦の息子の前で最強の相手に最高のフィニッシュを見せてくれた那須川天心選手でした。
帰りは遅い時間にマクドナルドでお友達と打ち上げ。
「天心が速かった、動体視力が半端なかった、パンチ力が凄かった」と語る語る。
息子「天心はパンチングマシーンで1位になったこともある。」
(お、そんな動画も見てたのか。)
パンチングマシーンで言えば内山高志という人が実は凄くって、、
今ここですべき話ではないとは思いつつどうしてもそれは言いたかった父。
息子「パンチで人の骨を折るなんて凄いよね!?」
(お父さんもボディで折られたことならあるけど、、とは口が裂けても言えない。)

キラキラとした表情で天心の凄さを語る姿は、昔一緒に映画「ドラゴンボール超スーパーヒーロー」を観に行った帰りの息子の姿と重なった。
最後悟飯がマジで格好良かった、あの場面を語り合う時と同じようなテンションでボクシングについて語れる日が来るとは夢にも思っていませんでした。
那須川天心選手に心からお礼を言いたい。
アンチ那須川天心もいるのかもしれないけれど

自分の周囲のボクシングファンは天心肯定派ばかりなのであまり感じたことはないですが、天心選手にはアンチも多いと聞きます。
昔、自分がボクシングファンになりたての頃の憧れの存在は辰吉丈一郎選手でした。
しかし辰吉選手を神のように崇拝するtorajiro少年の横で、
私の父は「あんなのはボクシングじゃなくてただの喧嘩だ」と否定的なことしか言わなかった。
(こんな奴とは口も聞きたくないと思ったものです。)
当時カリスマだった辰吉選手に対しても、うちの父のようなアンチの声は多かったと記憶しています。
でも辰吉選手は今なお圧倒的カリスマとしてボクシングファンの間で崇拝され続けています。
だからきっと那須川天心選手も将来はタイプは違えど辰吉さんのような崇拝される存在になるはずです。
10年後、那須川天心選手がベテランボクサーになり、
何度かの敗北も経験し、
往年のスピードにも翳りが見え、
髪の毛も薄くなり、
特に額の広がりが目立ち、
それでもリングに上がり大きな舞台で戦う天心選手の後ろでは、
大人になったかつての天心キッズ達が野太い声で那須川天心選手のことを応援していることでしょう。
その輪の中に我が息子がいるかどうかは分かりませんが、
多くの子供達の関心をボクシングに持ってきてくれている那須川天心選手の功績は計り知れません。
「ボクシングが死ぬほど嫌い」と発言していた我が子ですが、最近は「やるのは嫌い」と発言内容を変えてきている。
「死ぬほど」の4文字もなく、「久しぶりにお父さんにミット持ってもらおうかな」なんて軽口も叩く。
ここで自分がノリノリになってしまったらまた引いてしまうかもしれないので、その言葉だけ嬉しく受け取っておきます。
那須川天心選手、繰り返しになりますがボクシングに来てくれて本当にありがとう。
息子とこうしてボクシング観戦が出来たことは私にとって一生の宝物です。
