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さんまのカラクリTVに出演していた泣き虫アンディ君が世界挑戦へ!!

torajiro

ボクシングファン歴28年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴3年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2024年9月3日(火)有明アリーナで開催された井上尚弥 VS TJドヘニーによるSバンタム級4団体タイトルマッチ。

このアンダーカードにかつてさんまのスーパーカラクリTVで天才少年、だけどハートが弱い(というキャラ設定?)でお茶の間に話題を提供したアンディ少年が登場し、世界挑戦の切符を手にしました。

カラクリTVに出ていた頃は小・中学生だったアンディ少年も今や29歳。

2025年11月14日には米国でギャリー アントアン ラッセル選手が持つWBAスーパーライト級王者に挑戦します。

当時とは見違えるほど成長したアンディ少年こと平岡アンディ選手の今を知り、世界へ羽ばたく姿を見届けてください!!

さんまのスーパーカラクリTV時代のアンディ君

平岡アンディ選手が泣き虫アンディ君としてスーパーカラクリTVに出演していたのは2000年代の後半辺りだったでしょうか。

当時アンディ君以上に異彩を放っていたのは父でありトレーナーであるジャスティスさん。

ボクシングモバイルより

ジャスティスさんに怒られて落ち込むアンディ君の様子は今でもネット上を探せばいくつか見つかると思います。

アンディ君とジャスティスさんは当時は花形ジムで練習をしていました。

僕がプロボクサーを引退し、体を動かしたくなって花形ジムに一時入会していた頃、アンディ君とジャスティスさんが練習している様子を何度か見かけたことがあります。

torajiro

お!テレビで見たアンディ君だ!というかジャスティスだ(笑)

てな具合にアンディ君よりもお父さんのジャスティスさんのインパクトが僕の中では強かったです。

カラクリTVでは気弱なアンディ君という感じでしたが、実際練習しているアンディ君は線は細くても実力は確か。

強い選手のオーラは出ていて気弱な印象は無かったです。

これは将来が楽しみだなぁと練習風景を見ながら思ったものです。

今はどうか分かりませんが、ジャスティスさんが教えるジャブは前足がかなり内側を向いていて、相手が入ってくるところに対するサークリング主体のジャブだなぁと思った記憶があります。

プロボクサーになってからの平岡アンディ選手の軌跡

平岡アンディ選手は現在29歳。

戦績は24戦24勝(19KO)の見事なパーフェクトレコードです。

プロボクサーとしてデビューしたのは2013年。

デビュー戦はSフェザー級でしたがその後はライト級に上げて新人王トーナメントに参戦。

東日本の準決勝では2023年に日本タイトルマッチに挑戦した関根翔馬選手に勝利。

東日本の決勝も中村槙太郎選手に勝利して見事優勝しました。

しかし全日本新人王決定戦はインフルエンザにかかり棄権。

この後で2年弱のブランクを作り、拠点を花形ジムから大橋ジムに移しました。

体も大きくなっていったアンディ選手はライト級で体を作ることが困難になり階級をSライト級にアップ。

階級アップ後はKO率も更に上がり現在まで国内無双状態。

23勝の中には当時世界ランカーだった近藤明広選手や、現在ウェルター級の世界上位ランカーである佐々木尽選手、ベテラン日本ランカーアオキ クリスチャーノ選手等の国内の強敵も含まれています。

Sライト級は日本人の世界王者が32年間誕生していない超激戦階級。

世界挑戦に漕ぎ着けるのも困難な階級で腐らず精進し続けたアンディ選手が井上VSドヘニー戦のアンダーカードで世界挑戦権を賭けた一戦に臨みました。

世界挑戦権を賭けて暫定王者のイスマエル・バロッソとバトル

平岡アンディ選手はWBAスーパーライト級王者への挑戦権を賭けて暫定王者のイスマエル バロッソ選手と対戦しました。

アンディ選手がランキングにおいては6位だったので格上への挑戦。

このバロッソ選手はナント御年41歳。

見た目は失礼ながらそれ以上に見える超ベテランボクサーです。

こう書くと大橋ジムは美味しい相手を金で連れてきたと思うかも知れませんが、このバロッソ選手の戦績は相当なもの。

31戦25勝(23KO)4敗(3KO)2分という驚異的なKO率が示すとおり、対戦相手の芯まで壊すタイプのハードパンチを持っています。

サウスポースタイルでスピードはさほどでもないが的中率は高い、辰吉丈一郎を2度退けたダニエル・サラゴサに更に殺傷能力を足したようなボクサーです。

この強敵を相手に平岡アンディ選手はほぼ何もさせずワンサイドで9RTKO勝利。

世界の器であることをリング上ではっきりと証明すると共に挑戦権をゲットしました。

ビッグなお祭り興行でギャリー アントアン ラッセルに世界挑戦

挑戦権を手にしてから1年の時を経て、2025年11月14日(日本時間15日)にアンディ選手は米国でWBAスーパーライト級の王者に挑みます。

試合はタンク デービスとYouTuberのジェイク ポールがエキシビジョンで対戦する話題性のある興行のアンダーカードで行われます。

19戦18勝(17KO)1敗の戦績が示す通りに攻撃型で上下への打ち分けも上手い王者ですが、アンディ選手のディフェンス能力、スピードと足があれば捌き切れる相手だと思います。

平岡アンディ選手はそれくらいのレベルに達している選手です。

ネットフリックスによる配信ですが加入している方はアンディ選手を応援しましょう。

日本人ボクサー鬼門のスーパライト級の壁をアンディ選手なら超えられると信じています。

リングの上で泣き虫アンディ君歓喜の涙の場面を待っています。

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