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ボクシングドラマ・映画に良く出演するボクシング関係者は??

torajiro

ボクシングファン歴27年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

こんにちはボクシングブロガーのtorajiroです。

昨今ボクシングを題材にしたドラマや映画を目にする機会がとても増えています。

ボクシングファンからしたら非常に喜ばしいこと。

更に役者さんのボクシングスキルも格段に上がっています。

ボクシングを題材としたここ数年の作品を振り返ってみると、かなりの頻度でボクシング関連の作品に登場しているボクシング関係者がいます。

今回はボクシングドラマや映画で定番のあの方々を紹介したいと思います。

ボクシング映画の名シーンに必ず出るこの方

ボクシング映画のクライマックスは当然ながらライバルとの試合場面。

リングの上で対峙するのは主役と敵役。

そしてその2人を捌くもう1人の重要人物が必要です。

日本ボクシングを代表する名レフェリー福地勇治氏

ボクシング映画のクライマックスシーンで毎回のように出てくる人物と言えばレフェリーの福地勇治氏。

出典:ボクシングモバイル

登場率があまりにも高いので、ボクシング映画の試合場面が近づくと福地勇治レフェリーがチラついてきます。

そしていざ試合!!

でた!!福地さん!!

torajiro
映画アンダードッグより

毎回そんな感じです。

どうして毎回福地さんなのかと言うと、それは圧倒的な信頼感と知名度からでしょう。

(浦谷レフェリーが登場する時もありますね。)

ボクシング関係者にパッと思い浮かぶ現役レフェリーは誰かと問えば、十中八九福地勇治さんと答えるはずです。

知名度的にはK-1のレフェリーで言うところの角田さんのような存在?なのかな。

あそこまで色モノではありませんしレフェリングスタイルは真逆ですが。

福地勇治氏の経歴

福地氏の父親は元日本、東洋太平洋ウエルター級チャンピオンの福地健治氏。

ボクサーを親に持つ家庭で育ったことで、幼少期からボクシングに親しんできたのでしょうが、自身はプロボクサーとしてのキャリアはないそうです。

レフェリーとなったのは30代に入ってから。

現在60歳を超えていますので30年近いレフェリーキャリアをお持ちです。

日本国内のみならず、海外でも多くの世界戦のレフェリング経験のある超ベテラン名物レフェリーであります。

後楽園ホールで試合観戦をしていると、たまに福地レフェリーに声援を送っている方々もいたり。

リングの上では常に冷静。

レフェリーによっては選手を厳しく叱責しながらレフェリングする方もいますが、福地さんはいつも表情を変えず淡々と。

多くの試合を捌いているので時に批判にさらされる事もありますが、そんな時も常に冷静淡々と。

選手にとってはこれ以上安心できるレフェリーはいないような存在です。

福地勇治氏の出演作品

そんなベテランレフェリー福地勇治氏は映画にも引っ張りだこ。

最近上映されたボクシング映画をリストアップしてみると、何とほぼ全ての映画に福地レフェリーが登場していました。

  • BLUE/ブルー 2021年
  • アンダードッグ 2020年
  • あゝ、荒野 2017年
  • 百円の恋 2014年
あゝ、福地(あゝ、荒野より)
アンダー福地(アンダードッグより)

どの映画でもクライマックスの感動的なシーンの片隅にはもれなく福地レフェリーが付いてきます。

ボクシングを題材とした映画は割と頻繁に上映されるので、今後も福地レフェリーが現役であり続ける限り出演の機会は出てくるでしょうね。

アンダードッグ以外の作品はU-NEXTで視聴可能です。

アンダードッグはABEMAプレミアムで視聴出来ます。

リアルなボクシングシーンが見られるのかこの方のおかげ

最近のボクシング映画を観ているともう1人、「あ、この人またいる」と気づく方がいます。

それが次に紹介するトレーナー兼俳優のこの方。

エディタウンゼント賞受賞トレーナー兼俳優の松浦慎一郎氏

出典:松浦慎一郎公式ウェブサイトより

トレーナー兼俳優という肩書きを活かし、ボクシング映画では演技指導も出演もしてしまうのがこの松浦慎一郎氏です。

最近のボクシング映画で役者陣のボクシング技術が上がっていると感じるのはこの松浦氏の功績が非常に大きいのだと思います。

松浦慎一郎氏の経歴

松浦氏は九州産業大学でボクシングを始め、その後役者を目指して上京したものの、ひょんな事から名門ワタナベジムでトレーナーをすることとなります。

ワタナベジムトレーナー時代には名チャンピオン内山高志氏のチーム内山として、その年の日本一のトレーナーに贈られるエディタウンゼント賞を贈られた事もありました。

その後、徐々に俳優としての仕事を増やしていき、気がつけば「ボクシング映画と言えば松浦慎一郎」という現在の地位を築いていました。

松浦慎一郎氏が関わったボクシング映画

松浦氏が携わったボクシング映画ですが、何と福地レフェリー同様に上に紹介した全ての映画作品に出演していました。

時にはトレーナー役で、また時には主人公の対戦相手役として。

更に自身が出演する傍ら、役者陣への演技指導もしてと、正に七面六臂の活躍です。

映画のボクシングシーンって難しいですよね。

演技なので本気で殴ってはいけないからパンチは寸止め。

一歩間違えばコミカルな動きになってしまうところを体の大きな動きを使って迫力ある動きにしたり。

ただのボクシングトレーナーでは演技で魅せるボクシングシーンを指導するのは難しいので、松浦氏の存在は唯一無二なのでしょう。

映画『春に散る』に福地レフェリーと松浦氏も参戦

さて、今回紹介した福地勇治レフェリーと、松浦慎一郎氏のコンビ?ですが、2023年8月25日上映の『春に散る』にもバッチリ関わっております。

福地レフェリーは毎度お馴染みレフェリーとして、松浦氏はボクシング指導/監修として。

『春に散る』予告編より

横浜流星さんがボクシングのプロテストに合格した事が話題になりましたが、映画で横浜流星さんのライバル役として登場する窪田正孝さんのボクシングレベルも相当なもの。

まとめ

ボクシングはかつてのように民放で無料視聴可能なコンテンツではなくなり、ファンの裾野を開拓するのも以前よりも難しくなってきました。

コアなファンはいるけれどライトな層がボクシング観戦まで辿り着かない。

良くも悪くもそれが現状です。

なので福地レフェリーや松浦さんのように競技としてのボクシングの枠を超えたところで、ボクシングに携わる方がいるというのはとても意義ある事だと個人的には思っています。

特に松浦さんは数々のボクシングシーンに携わりながらボクシング好きの役者さんネットワークをどんどんと広げてくれています。

色んなベクトルからボクシングに注目が集まってくれたら嬉しいことこの上無しです。

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