2026年の東日本新人王トーナメントも気がつけば準決勝。
この記事では9月18日(金)の対戦カードの見どころをお届けします。
東日本新人王トーナメント準決勝【9月18日(金)】の見どころ
第1試合|ミニマム級:林 兼士(大橋) vs 大畑 連汰(リングサイド)
石井武志、森且貴、北野武郎、荒竹一真とミニマム級のトップボクサーがバブル状態の大橋ジムから林兼士選手が2026年の新人王トーナメントに参戦。
前評判が異常に高かった林選手は2026年4月にデビューすると前評判通りの実力を発揮。
サウスポーでパンチが良く伸びスピードも抜群。
全てのパンチが倒す力を持っている上にディフェンス面でも優れている。
またまた大橋ジムから大変な選手が出てしまった。
まだつけ入る隙はある!
と強がってみたい気持ちもありますが、優勝に一番近いのは林選手でしょう。
大畑選手は前戦で中島秀裕選手からのダウンを奪い際どい試合に勝ち上がり準決勝へ。
素早い出入りとジャブからの丁寧な組み立てが武器ですが、林選手を崩すには強引さが必要になるか。しかし不用意に飛び込めば左が待っているし、厳しい戦い。
第2試合|Lフライ級:和田 武士(渡嘉敷) vs 當山 楓真(ワタナベ)
この日の興行で一番楽しみな試合。
當山楓真選手は今大会の優勝候補の一角として注目していた選手。
デビューから恐ろしくハードなマッチメイクの中、空手上がりの硬い拳で勝ち上がってきました。
デビュー2戦目で為我井慧惟相手に1対2のスプリットデシジョンまで持ち込んだのには驚いた。
まだ19歳と若く攻撃力があり将来が楽しみなサウスポー。
渡嘉敷ジムの和田武士選手はこれぞ渡嘉敷ジムボクサーといって良いトカちゃんファイター。
全ラウンドバッチバチに打ち合う超攻撃型ボクシングで7戦5勝(3KO)2敗(2KO)。
マナベジムの上原勇大選手との試合では10cmの身長差をものともせず、自分の土俵である接近戦に持ち込んで3RTKO勝利。
上原戦はもっと苦戦すると予想していたが、攻撃力が想像以上だった。
どちらが勝ってもKOの面白い試合になりそうだが、予想は當山選手の勝利と見ます。
第3試合|フライ級:井野 慶信(スターロード) vs 丸山 孔明(ワタナベ)
井野選手は前回の新人王トーナメントファイナリストの國田虎之朗選手を破り準決勝へ。
5戦4勝(1KO)1分と無敗の戦績で、私的に評価の高い越前屋亮選手とも1勝1分。
短いトランクスに頭を振りながらステップを刻んで攻め込むスタイルはまるで昭和のボクサー。
もしも昭和のボクサーが令和のリングに上がったらという設定で観戦したくなる選手です。
丸山孔明選手は優勝候補の園田地球選手に引き分け勝者扱いで勝ち上がり準決勝へ。
憧れのボクサーは懐かしの筑豊のタイソン丸山大輔選手。
「親父を超える!」とボクシングモバイルの目標に書かれているところからすると親子でしょうか。
丸山選手は下半身が強くグイグイ前に出て打ち合うファイター。
昭和スタイルVS筑豊のタイソン遺伝子
面白い試合になりそうな一戦です。どちらが勝つか予測不能ですが、馬力で丸山選手かな。
第4試合|Sフライ級:髙森 悠叶(大橋) vs 越前屋 亮(湘南山神)
髙森選手は前戦でソリッドパンチャー増田大和選手の強打を封じ込んで判定勝利。
ガードしっかり距離を詰めてコツコツヒットを奪うという玄人好みなスタイルの髙森選手はとにかくクリーンヒットをもらわない。
キャリアを重ねる中でより一層クリーンヒットをもらわないボクサーへと成長している。
しかしサウスポー相手にはやや正面に立ってしまい左をもらい気味なところはある。
そして越前屋亮選手はそのサウスポー。
足が良く動き、離れた間合いから鋭いワンツーを突き刺す。
この左は髙森選手もらってしまいそうな予感がする。
ただ、頑丈さも考慮すると最終的には髙森選手の手が上がると予想します。
第5試合|バンタム級:江崎 由(横浜光) vs 青木 裕仁(セレス)
もっと早くに新人王で活躍し、今頃はA級で活躍していると思っていた横浜光ジムの江崎由選手。
怪我のブランクもあって遠回りしましたが3度目の新人王で頂点を目指します。
リング上では鍛え上げられた背中が輝いているのでそこも注目。おねェ系男子が群がりそうないい体。
キャリアの序盤と比べると動きも効率化され、短距離型から中距離型のスタイルにアップデートされている。
4回戦で足踏みするレベルの選手ではない。トーナメントの結果がどうなるかはわかりませんが、1年後にはA級でランカーと戦っていてもおかしくない実力はあります。
セレスジムの青木裕仁選手は線の細い体のどこにそんなパワーがあるのだろうと不思議なしぶとさを持つ。
戦績は4戦2勝2分で、今大会の優勝候補の一角と見ていた昨年のファイナリスト林勇汰選手相手に引き分け勝者扱いで準決勝に進みました。
KO勝利はないものの振り切った左右のパンチは魅力的で気持ちの強さも光ります。
林勇汰戦のファイトは感動しました。
ボクシングレイズで視聴出来る方はご覧になってみてください。
第6試合|Sバンタム級:松本 龍也(協栄) vs 西本 剛(角海老宝石)
Sバンタム級は角海老宝石ジムの西本選手が頭一つ抜き出た存在。
アマチュアキャリアもあり体も仕上がっておりスピードもあって完成度の高いボクシング。
協栄ジムの松本龍也選手は懐の深いサウスポーだが、西本選手と比べるとスピードの差が少々あるので距離を保てず入られてしまうと予想します。
松本選手は上体に力みを感じ、やや腕の力でパンチを打っているように見えるので疲れた時にパンチが振れなくなるタイプと見ています。
もう少し肩の力みを取って腰を入れて振れるようになると一皮剥けそうな気がするのですが。
とはいえ既に8戦5勝2敗(1KO)1分と素晴らしい戦績を残しております。
第7試合|フェザー級:福山 弘樹(協栄) vs 江田 葵一(KG大和)
フェザー級は私的にお気に入りの亀田昇吾選手が目の怪我で棄権してしまい、その時点で優勝は江田葵一だろうと見ていました。
江田選手は一昨年の新人王トーナメントファイナリストで昨年度は怪我で途中棄権。
アマチュアでも30戦のキャリアがあり、年齢も25歳でプロ仕様の体も出来上がった選手。
好戦的でテンポが速く試合は面白いがやや不用意な被弾もある。
協栄ジムの福山選手はガードをしっかり固めて接近戦で相手をコツコツ崩していくファイタータイプ。
KOはないが一発一発のパンチは重い。
試合ではダウンを喫する場面もしばしばあり、あまり打たれ強くはないのかもしれない。
加えてサウスポーがあまり得意そうではないので江田葵一選手が勝ち上がると予想します。
第8試合|Sフェザー級:保木井 樹(FUNABASHI) vs 尾上 剣清(ワールドS)
保木井選手はフルラウンドバチバチに打ち合うど根性ファイター。
体が頑丈でないと出来ないファイトスタイルで7戦5勝(3KO)2敗(1KO)と戦績も良い。
会場観戦をお勧めするファイターです。
ワールドスポーツジムの尾上選手はワタナベジムのファイター日向和輝選手に勝利。
Sフェザー級は日向選手が優勝するのではと予想していたので驚きましたが、20歳と若い体で日向選手のゴリゴリファイトを躍動感ある動きで上回った。
日向選手のあの体力勝負に打ち勝ったスタミナと躍動感は保木井選手を上回ってくるでしょう。
第9試合|ライト級:塩崎 優人(渡嘉敷) vs 地家 直弥(ワタナベ)
塩崎選手の棄権が発表されましたがその前に書いていた内容を残しておきます↓
トカちゃんファイター塩崎選手は前戦で山口聖也選手と今大会のベストバウトといえるような倒し合いで勝ち上がった。
体力測定やったら全ての数値が高そうな塩崎選手。
不良漫画に登場したら打点の高いドロップキックを決めそうな塩崎選手。
ヤンチャなファイトスタイルは会場を盛り上げてくれるが、前戦のダメージが心配だ。
ワタナベジムの地家選手はビルダー系のマッチョボディで3戦3勝(3KO)。
勝負所でのラッシュは凄まじいが筋肉パンチ故にキレは少々悪く、ワンツーからの三つ目に塩崎選手がカウンターを合わせそうな予感。
第10試合|Sライト級:程 子浩(DANGAN) vs 磯谷 広太(三迫)
Sライト級は今年こそ磯谷広太選手が優勝で間違いないでしょう。
と思っていたところに現れた中国出身の程子浩選手。
サウスポースタイルから鋭い踏み込みにサイドへ回り込んで上に下に重たいパンチを打ち込む。
長身でスタイリッシュなサウスポー磯谷選手に対しては中に入り込んで接近戦でのフィジカル勝負に持ち込みたいところ。
サウスポー同士で踏み込みも早い程選手なら、グッと入ってボディから接近戦に持って行ってポイントを取っていける可能性もある。
予想は磯谷選手ですが、どうなるか分からない試合でもある。
第11試合|ウェルター級:杉本 鉄尚(本多) vs 福田 哲史(L玉熊)
デビュー戦の本多ジム杉本鉄尚選手は未知数ですが、19歳でアマで14戦9勝5敗なのでまぁ強いでしょう。
レパードの福田哲史選手は39歳で9戦3勝(1KO)6敗(2KO)の苦労人。
憧れのボクサーが太田啓介というところが熱い。
太田選手は帝拳のホープ横山雄一選手のデビュー戦相手を務め、秒殺KO負けしたところから勝ち負けを繰り返しながら這い上がりA級まで登り詰めた熱い戦士でした。
福田選手としては持ち味の接近戦で杉本選手の出鼻を挫いていきたい。
第12試合|ミドル級:筒井ちび太(パンチアウト) vs 菅原 健史(角海老宝石)
ヘビー級で3戦頑張ってからミドル級に落としてきた筒井ちび太選手。
175cmなのでミドル級でもそんなに大きい方ではないが、腰の入った良い構えから素早く踏み込む好選手だ。
角海老宝石ジムの菅原健史選手は昨年のトーナメントファイナリスト、ジュディクレッグ選手に勝利して準決勝へ。
予想外でしたがミドル級にしては運動量が本当に豊富。
この体でこんなに動けるならクレッグに勝つのも納得でした。
この試合は予想が難しいが、ヘビー級でも戦い抜いたちび太選手の出入りのスピードが勝ると予想してみます。