2024年度の東日本新人王バンタム級は無敵のフィジカルを手にした西屋香佑選手が優勝候補の一角だった柳修平選手を一蹴。
驚きの進化を遂げた西屋香佑選手が優勝をかっさらいました。
2025年度は再挑戦の柳修平選手が優勝候補、と言いたいところですが出場選手達を見ているとそう簡単には行かなそう。
ダークホースはK-1出身組!!
気になる選手達を紹介します。
裸にエプロンの35歳ナースマンきのぴー!!
銀行マンボクサーとして活躍した遠藤一充氏が会長を務めるFUNABASHI E-BOX GYMから一風変わった選手が登場。
その名もナースマンきのぴー。
リングネームも変わっていますがその他にも色々と注目ポイント(ツッコミどころ)のある選手です。
- 32歳でプロボクサーに、そして現在35歳
- 准看護師ボクサー
- 憧れのボクサーは細川バレンタイン
- 裸にエプロン、、、
完全にキャラ立ちですが戦績も4戦3勝1敗となかなかのもの。
優勝するかどうかではなく存在自体が注目の選手です。
安定感を増した振り抜くパンチャー菅谷翔太

2024年度の新人王トーナメントでは遅れてきたオールドルーキー八谷洋平選手の強打に散った菅谷翔太選手。
5戦4勝(3KO)1敗の戦績が示す通りに振り切ったパンチは魅力的。
チャンスに一気にまとめる嗅覚もある。
フェザー級時代から階級をSバンタム級に下げてもむしろビルドアップされた印象のある菅谷選手。
以前は体が流れる感じがあったのだけど、いつの間にか下半身が安定していて成長を感じる選手です。
この階級の優勝候補の一角です。
階級アップで進化の予感がする江崎由
2023年度、2024年度と2年連続優勝候補の1人に挙げていた江崎由選手が階級を上げて登場。
2023年の佐藤祐戦、2024年の大橋昌彦戦とあと一歩のところで2対0の判定負け。
Sフライ級では後半に僅かに競り負けていた江崎選手。
階級アップしたことで持ち前のオフェンス力が更にアップすると予想。
元々回転力良くガンガン攻めていくタイプなので階級アップは吉と出るに違いない。
中止が続いて試合間隔が開いているのは気がかりな点ですがこの選手は絶対にもっとやれるはず。
江崎選手も優勝候補の一角です。
K-1アマから転向の渡部慎之介が魅せたポテンシャル
K-1アマ出身の渡部慎之介選手は将来性No.1。
将来性だけで見れば全階級を通しても渡部慎之介選手を推します。
デビュー戦でいきなり2024年の東日本新人王ファイナリスト柳修平選手と対戦し1Rにダウンを奪う大善戦。

2Rに倒し返されて逆転KO負けとはなりましたが体の動きが非常に良かった。

どことなく井上尚弥選手みたい!!
と思うような腰がしっかり入った柔らかな動きで体の使い方が素晴らしい。
デビュー戦で柳修平選手とぶつけるのも頷ける逸材です。
まだ19歳の渡部慎之介選手の3年後辺りに注目してみてください。
ブレイクはもう少し先かもしれませんが今大会のダークホースの1人。
K-1出身、林勇汰のマイクタイソンファイトは大注目!!
林勇汰選手はK-1、Krushからボクシングに転向してきたファイター。
キック時代の映像でも強力なフックを打っていましたが、ボクサーになってからはマイクタイソンのようなダッキングでテンションを上げてくれるファイターとして活躍。
体が非常に強く実戦慣れもしている。
2024年度の西屋香佑選手のようにゴリっゴリのフィジカルで接近戦に持ち込んでいけば負けないかもしれない。
3戦3勝とボクシングでも結果は出していますがまだ未知数な面もある選手。
今大会のダークホースの1人です。
本命の柳修平はもらいすぎが懸念事項

2024年度の新人王トーナメントでは東の決勝で西屋香佑選手のフィジカルに沈んだ柳修平選手。
アマチュアの経験もあり1Rからノンストップで最後まで回転力のある手数を出し続けられる強さもある。
技術面とスタミナ面と総合力で見れば1番優勝に近いと予想していますが、気がかりなのはややパンチをもらいすぎるところ。
西屋戦のTKO負けの他にも2試合でダウン経験のある柳選手。
今大会はパンチのある選手、フィジカルの強い選手が複数名いるのでもらってしまうと非常に危険。
菅谷翔太選手の振り抜くパンチがカウンターで入る可能性や、林勇汰選手の接近戦にフィジカルで負ける可能性も考えられます。