新人王

2024東日本新人王バンタム級の注目選手達〜柳VS佐藤の再戦はあるか?

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2024年東日本新人王バンタム級の注目選手達を紹介します。

バンタム級には大好きなJBスポーツジムから南雲流唯瑞選手が参戦。

多少南雲選手に肩入れしてしまう可能性はありますが、フラットな目で注目選手を紹介します。

叩き上げ軍団JBスポーツ南雲流唯瑞のテンポの良い攻撃

3戦3勝負けなしのJBスポーツジム所属南雲流唯瑞選手の魅力はテンポの良い攻撃。

ハードな練習に裏打ちされた豊富な運動量。

  • 良く足も動き。
  • 中間距離でも接近戦でも手数が良く出て。
  • クリンチホールドでもお構いなしに手を出す。

KO勝利はないですが、対戦相手の心を折ること間違いなしのボクシングスタイルは魅力十分。

心をへし折りながら勝ち上がってこの階級を盛り上げて欲しい選手です。

スタミナ、ハートに加えて体も大きなサウスポーなので対戦相手からしたら本当に嫌な選手でしょう。

優勝候補は三迫ジムの柳修平

個人的には南雲選手を推しつつも、この階級の優勝候補と見ているのは三迫ジムの柳修平選手。

2023年12月のデビュー戦は角海老宝石ジムの佐藤誠市選手と対戦。

ダウンを奪われながらスピードと回転力のあるワンツーフックの相打ちで上回り逆転。

瞬き厳禁のハイレベルで展開の速い素晴らしい試合でした。

スタミナもパンチもスピードも回転力もあって勢いも良い。

将来性もあって楽しみな選手です。

柳修平白星発進も今治項太が意地を見せた!!

新人王トーナメント初戦、柳修平選手はデビュー戦同様に1R目から激しい打ち合いを仕掛け、2Rにダウンを奪い40対35のフルマークで勝利。

結果だけ見れば柳選手の圧勝も、今治選手もダウンを奪われて以降意地を見せた。

ダウンを奪われた2R終盤に左右フックを打ち込み柳選手もダメージを受けている様子でした。

最終ラウンドも今治選手は前に出ながら左右を振り回し時折このパンチが柳選手の顔面をとらえる。

ラストラウンドは今治選手にポイントを付けても良かったかも知れない内容でした。

柳選手フルスロットルで全ラウンド打ち合えるスタミナは凄いが、被弾もかなりあった。

ダークホース桑満隆生選手が柳選手の前進を空回りさせて左を当ててポイントアウトする展開もあるかも知れない。

ダークホース慶應卒ボクサー桑満隆生

ワタナベジム所属の桑満隆生選手はアマチュアで27戦15勝(5RSC)12敗のキャリアを持ち、新人王トーナメントでデビュー予定の25歳。

デビュー前のため実力は未知数ですが慶應大学ボクシング部出身のボクサー。

(サラリーマンボクサーですかね??→現在医大生という情報も。。)

アマチュア時代は足があってディフェンスは距離で外すタイプのやや変則スタイル。

昔の話ですが、桑満選手と一度マスボクシングをやったことがあります。

その時の印象はセンスがあって目が良い。

潜在能力の高さを感じました。

気の毒なのはプロデビュー予定だった試合は対戦相手が棄権し、デビュー戦がいきなり柳修平選手になりそうな点。

ブランクある中でいきなり柳選手は厳しいですが、打ち合わずクレバーに足を使って捌ければ勝機はある!

サウスポーの利点を活かして柳選手をポイントアウトする展開も十分あり得ます。

https://www.youtube.com/watch?v=U8jMUD2Rb44&list=PLYYSwYaCuaqkMV7sJ_297wxv6rTrWfOcz&index=6

ポーカーフェイスの大器佐藤誠市

デビュー戦で柳修平選手にダウンポイントを挽回されて敗れた角海老宝石ボクシングジムの佐藤誠市選手。

ワンツーフックの相打ち合戦は痺れましたが相手の得意な距離で戦ってしまった。

デビュー2戦目、新人王トーナメント初戦はリーチを活かして自分の距離で戦い危なげなく勝利。

鋭いジャブがとても効果的でした。

トーナメントの決勝までは確実に勝ち上がってくるでしょう。

決勝で柳修平選手との再戦となれば面白い。

佐藤誠市選手を指導するのはジャブを教えたら右に出るものはいない佐藤直樹トレーナー。

ジャブを起点に組み立て、B級・A級と上がっていくほどに良さが出てくる選手ではないでしょうか。

佐藤選手のボクシング以外の特徴はポーカーフェイス。

試合が終わっても対戦相手と馴れ合う気は一切なさげな淡々とした様子が印象的でした。

今回エントリーしている選手の中で「将来チャンピオンになりそうな選手」という視点で見れば佐藤誠市選手かな。

大器の予感がします。

まとめ

2024年の東日本バンタム級は実力者が揃い見応えがあります。

  • 推しはJBスポーツ魂の南雲流唯瑞選手
  • 優勝候補は柳修平選手
  • ダークホースは慶應大学ボクシング部出身桑満隆生選手
  • 将来性、大器の予感がするのは佐藤誠市選手

果たして優勝する選手はこの中にいるか!?

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