日本時間の2025年7月20日(日)に行われるアラン ピカソ VS 亀田京之介戦の試合速報です。
試合は当日の朝6:30から無料配信の予定です↓↓↓
アラン ピカソ・亀田京之介戦績比較

ネリ戦に続きチャンスがやってきた亀田京之介選手ですが戦績が示す通り不利は明らか。
アラン ピカソは32戦31勝1分でいまだ無敗。
井上尚弥選手の対戦候補として名前が挙がっていることは周知の通り。
ネリ戦で力の差を見せつけられる形で敗れた亀田京之介選手が短期間でどう成長してきたか。
ネリと違いパワーファイターではないピカソ選手にインファイトを仕掛けて倒すしか勝機はないと予想されます。
アラン ピカソ VS 亀田京之介試合速報
両者身長・リーチはほぼ同じ。
ピカソは顔が小さい!
1R、史郎さんの声がよく響く中、京之介選手が自分から仕掛ける。
ピカソは距離を取ると思ったが自分から前に出て京之介の打ち合いに応じる。
五分五分だが前半は先に仕掛けた京之介、後半は接近戦の中で的確にパンチを当てていたのはピカソ。
解説者が亀田三兄弟を話題にしていて嬉しいかな。
2R、ピカソが接近戦で左ボディを効果的に使う。一瞬距離が出来るとすかさずワンツー、打ち下ろしの右。
京之介も左フックで対抗するがピカソはガードが固い。
3R、絶対勝てるから!!の史郎さんの声で送り出される。京之介選手手数を増やすがピカソやはりガードが良い。
ピカソはロープに詰めて右から左ボディ、接近戦の中でも的確にワンツー。
手数は五分だがクリーンヒットの差が出てきた。
4R、ピカソガードを上げながらプレッシャーをかけて京之介選手をロープに下げる。そこからボディ右アッパー、打ち下ろしの右。
京之介選手もジャブを突いてフックで飛び込んでパンチを放つがピカソのガードを崩せない。
5R、ピカソ!ピカソ!の声援。京之介選手ジャブでサークリングするがピカソにジャブを合わされロープに詰まる。左ボディで京之介のガードを下げさせて左フックを決める。京之介はこのラウンド被弾が更に増える。
しかし京之介も手数は落ちておらず、被弾覚悟で積極的に手を出している。
ポイント取れているラウンドもあるかもしれない。
インターバルで史郎さんは「勝っている!イケ!!」鼓舞する意味もあるでしょう。
6R、京之介が先手を取ってお互いよく手を出した。一瞬の隙をつくピカソのワンツーの印象が良かった。
7R、京之介ジャブを上下に、しかしピカソに距離を詰められ左ボディからの左フックで顔が跳ね上がる。京之介も下がりながらワンツーを打つがガードの上。
京之介さすがにちょっと疲れてきたか。
ピカソ接近戦での右アッパーからのコンビネーションも良い。
インターバル中、史郎さんの檄が飛ぶ。
8R、前に出てくるピカソを京之介が迎え撃つ展開もコーナーで捕まりパンチをまとめられる。ジャブ、ワンツーフックと京之介の被弾が目立つ。
レフェリーもストップのタイミングをやや意識し始めているように見える。
9R、接近戦ではピカソのアッパー、ボディ、ショートのワンツースリー、距離が出来ればワンツー、ロープに詰まるとパンチをまとめられる京之介。しかしそれでも京之介は懸命に手数を出す。
気持ちは伝わってくる。頑張れ!!
10R、京之介顔を撥ね上げられる場面はあるも気持ちを全面に出して右フック、左フックとパンチを振る。最後まで積極的に手数を出して試合を終える。
自分の採点は98-92でピカソ。
判定はなんと1者が95-95のドロー!!2者が97-93、98-92でピカソの勝利。
被弾しながら積極的に攻めた京之介の姿勢を評価したジャッジもいたが、有効打の差は明らかだった。
アラン ピカソ VS 亀田京之介全体総括
亀田京之介選手のハート、積極的に攻める姿勢は評価される試合だったが、ディフェンスの差が何より大きかった。
前傾姿勢の京之介選手は両ガードを上げても体が前に傾いているため打ち下ろしのパンチはモロにもらってしまう。
一方のピカソ選手はアップライトで両ガードをしっかり上げているのでなかなか顔面にパンチが到達しない。
攻撃もジャブからフックで飛び込み右フックから返しの左の京之介選手に対し、ピカソ選手の攻撃は多彩だった。
もしも井上尚弥がアラン ピカソと対戦したら
井上尚弥選手がアラン ピカソ選手と対戦した場合、力の差ははっきりと出るでしょう。
確かにピカソ選手は良い選手ですが、ブロック主体。
井上尚弥選手のパンチはガードの上からでも甚大なダメージを与えられるし、ガードを固めさせて右アッパーからの左ボディが上背のあるピカソ選手に綺麗に入りそう。
京之介選手にあれだけクリーンヒットを奪っていながら倒せなかった点からも、ネリのような一発のパンチの怖さもない。
井上尚弥選手が相手となると勝負論は成り立たないかもしれない。
が、試合としては序盤から激しい打ち合いになって会場は盛り上がるのではなかろうか。
エンターテイメントとしては井上尚弥VSアラン ピカソはありだと思う。