井上尚弥

【完売御礼】井上VSムロジョン最高176万のチケットも売れた背景

torajiro

ボクシングファン歴28年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴3年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2025年9月14日(日) 名古屋・IGアリーナで開催される世界Sバンタム級4団体タイトルマッチ井上尚弥 VS ムロジョン アフマダリエフ戦は先着順販売開始後わずか10分で完売!!

プレミアムラウンジBOXシートの176万円も完売。

昨年のドヘニー戦では売れ残り空席エリアもあったのになぜここまでチケットの売れ行きは好調だったのか?

言わずもがなという点も含めて今回チケットが一瞬で売れた背景を振り返ってみます。

東京ドームと同じ休日開催

これは言わずもがなですが、井上尚弥 VS ムロジョン アフマダリエフ戦は日曜日に開催されるという点は非常に大きいです。

同じく休日に開催された東京ドームの井上 VS ネリ戦は43,000人の集客がありました。

IGアリーナの収容定員は17,000人。

その点を考慮すると休日開催の時点で完売は必然ではありました。

初の名古屋・初のIGアリーナ

井上尚弥選手初の名古屋進出、加えて2025年7月にオープンしたばかりのIGアリーナ開催という点もチケットの売れ行きを加速させる要因になったと考えられます。

東京までは行けないけれど名古屋なら、滅多にない機会だからこのチャンスに絶対に行きたい。

そう願って申込し、ハズレ、先着順で販売開始に合わせてスマホの前で待機していたファンも少なくなかったでしょう。

ちなみに僕は販売開始30分後にサイトを開き、既に完売している状況を目の当たりにして目を丸くした人間です。

完売するとは思っていましたが、まさかここまでとは。。。

VIP席で抑えられたチケット価格

IGアリーナ公式サイトより

IGアリーナの肝はプレミアムBOXシートの存在。

  • 1760,000円×20名
  • 1408,000円×16名
  • 880,000円×10名

このわずか40数枚のチケットだけで6600万の収入。

もちろんビュッフェや飲み放題、スタッフ人件費等々の経費はかかるにしてもこの収入は大きい。

プレミアムBOXシートがなければ他の観戦席のチケット代はもっと上がっていたはずです。

今回はアリーナSRS席でも価格は220,000円。

有明アリーナのドヘニー戦は275,000円でそれに次ぐ席も242,000円でした。

それ以外の座席も数千〜数万円単位で価格は抑えられている点はIGアリーナのVIP戦略のおかげ。

このプレミアムBOXシートが売れるかどうかに明暗がかかっていると考えておりましたが、完売間近で嬉しい限りです。

ドヘニー戦以降続けた数々の改善策

チケットが売れ残ったドヘニー戦に関してはチケット価格が更に上がったことに加え、ボクシングチケット販売における様々な問題点がありました。

(キム イエジュン戦は対戦相手変更という不運もあったので比較対象から外しています。)

詳細については以下の記事にまとめています↓↓↓

  • 座席表がない。
  • チケット種類が多すぎる。
  • 価格設定が100円単位でまとめて購入した際の精算が大変。
  • 独自のチケット販売サイトが使いづらい。

といった問題点をこの時に指摘しましたが、今はどうでしょう。

この時に取り上げた問題点は全て解消されています。

販売サイトは「チケットぴあ」になり、座席表があり、チケットの種類も減り(プレミアムBOXシート除く)、価格もスッキリ。

是非ドヘニー戦の時と今回とを比較してみてください。

井上尚弥選手の名前に頼り切った販売戦略ではなく、こうした改善努力も行っている点は非常に好感が持てます。

前戦のダウンとムロジョンに対する評価の高さ

ドヘニー戦の際には「勝負論がない、結果が見えているので配信で良い」といった意見もありました。

井上尚弥選手が圧倒的すぎるが故の悩みといえますが、前回のカルデナス戦でダウンを喫したことでファンの中にも「ヤバいかもしれない」との意識が芽生えました。

15戦14勝(11KO)1敗の戦績を誇るムロジョン選手には戦績通り、もしくはそれ以上の強打があります。

アマチュアでもオリンピックでメダルを獲得しており技術的にも文句なし。

タパレスに敗れているとはいえ日本国内でのムロジョン選手の評価は非常に高く、多くのファンがこの一戦に少なからず不安を抱いているはず。

今後予定されているリヤド・シーズンや中谷潤人選手との東京ドーム決戦のためにも絶対に負けて欲しくない。

その想いがチケットの爆速での完売にも繋がったと考えられます。

まとめ:4団体統一王者の防衛記録を伸ばしその先へ

現在4団体統一王者の連続防衛回数記録でかネロと並ぶ井上尚弥選手。

次戦でも防衛に成功すれば単独1位に躍り出ます。

通算の世界タイトルの防衛回数記録も異次元領域に突入している井上尚弥選手。

いつまでもこの時代が続いて欲しいと願いますが、この日本ボクシング界の黄金時代もいつか終わりはやってきます。

この黄金時代に井上尚弥選手の試合を観ないのは勿体無い。

チケットは即完売しましたが、今回もLeminoが無料で配信してくれます。

会場観戦が叶わなかった方もLeminoで皆で井上尚弥選手の試合を楽しみましょう!!

1日も長くこの時代が続き、リヤドシーズン、中谷潤人戦といった大きなイベントを経てフェザー級も無双して欲しいと願います。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

torajiro

ボクシングファン歴28年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴3年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

-井上尚弥