2024年9月3日(火)有明アリーナで開催される井上尚弥 VS TJドヘニーによるSバンタム級4団体タイトルマッチ。
このアンダーカードにかつてさんまのスーパーカラクリTVで天才少年、だけどハートが弱い(というキャラ設定?)でお茶の間に話題を提供したアンディ少年が登場します。
カラクリTVに出ていた頃は小・中学生だったアンディ少年も今や28歳。
当時とは見違えるほど成長したアンディ少年こと平岡アンディ選手の今を知り、是非2024年9月3日(火)はLeminoもしくは有明アリーナでアンディ選手を応援しましょう!!
さんまのスーパーカラクリTV時代のアンディ君
平岡アンディ選手が泣き虫アンディ君としてスーパーカラクリTVに出演していたのは2000年代の後半辺りだったでしょうか。
当時アンディ君以上に異彩を放っていたのは父でありトレーナーであるジャスティスさん。
ジャスティスさんに怒られて落ち込むアンディ君の様子は今でもネット上を探せばいくつか見つかると思います。
アンディ君とジャスティスさんは当時は花形ジムで練習をしていました。
僕がプロボクサーを引退し、体を動かしたくなって花形ジムに一時入会していた頃、アンディ君とジャスティスさんが練習している様子を何度か見かけたことがあります。
お!テレビで見たアンディ君だ!というかジャスティスだ(笑)
てな具合にアンディ君よりもお父さんのジャスティスさんのインパクトが僕の中では強かったです。
カラクリTVでは気弱なアンディ君という感じでしたが、実際練習しているアンディ君は線は細くても実力は確か。
強い選手のオーラは出ていて気弱な印象は無かったです。
これは将来が楽しみだなぁと練習風景を見ながら思ったものです。
今はどうか分かりませんが、ジャスティスさんが教えるジャブは前足がかなり内側を向いていて、相手が入ってくるところに対するサークリング主体のジャブだなぁと思った記憶があります。
プロボクサーになってからの平岡アンディ選手の軌跡
平岡アンディ選手は現在28歳。
戦績は23戦23勝(18KO)の見事なパーフェクトレコードです。
プロボクサーとしてデビューしたのは2013年。
デビュー戦はSフェザー級でしたがその後はライト級に上げて新人王トーナメントに参戦。
東日本の準決勝では2023年に日本タイトルマッチに挑戦した関根翔馬選手に勝利。
東日本の決勝も中村槙太郎選手に勝利して見事優勝しました。
しかし全日本新人王決定戦はインフルエンザにかかり棄権。
この後で2年弱のブランクを作り、拠点を花形ジムから大橋ジムに移しました。
体も大きくなっていったアンディ選手はライト級で体を作ることが困難になり階級をSライト級にアップ。
階級アップ後はKO率も更に上がり現在まで国内無双状態。
23勝の中には当時世界ランカーだった近藤明広選手や、現在ウェルター級の世界上位ランカーである佐々木尽選手、ベテラン日本ランカーアオキ クリスチャーノ選手等の国内の強敵も含まれています。
Sライト級は日本人の世界王者が32年間誕生していない超激戦階級。
世界挑戦に漕ぎ着けるのも困難な階級で腐らず精進し続けたアンディ選手が遂に世界挑戦権を賭けた一戦に臨みます。
世界挑戦権を賭けて争う暫定王者のイスマエル・バロッソは強いのか!?
平岡アンディ選手がWBA Sライト級王者への挑戦権を賭けて争う対戦相手は現在同階級の暫定王者であるイスマエル・バロッソ選手。
アンディ選手が現在ランキングにおいては6位なので格上への挑戦となります。
このバロッソ選手はナント御年41歳。
見た目は失礼ながらそれ以上に見える超ベテランボクサーです。
こう書くと大橋ジムは美味しい相手を金で連れてきたと思うかも知れませんが、このバロッソ選手の戦績は相当なもの。
31戦25勝(23KO)4敗(3KO)2分という驚異的なKO率が示すとおり、対戦相手の芯まで壊すタイプのハードパンチを持っています。
サウスポースタイルでスピードはさほどでもないが的中率は高い、辰吉丈一郎を2度退けたダニエル・サラゴサに更に殺傷能力を足したようなボクサーです。
平岡アンディ選手は凡戦と言われようが何でも良いのでとにかく距離をキープして動いてスピードで撹乱してポイントアウトして欲しいと願います。
サウスポー同士の一戦のためサークリングしながらのジャブが特に活きてくるはず。
小さい頃から培ってきた親父のボクシングで世界の扉をこじ開けてくれ!!
まとめ:会場チケットも余裕あり、応援は有明アリーナで!!
東京ドームに4万人を集めた井上尚弥選手の世界戦ですが、今回は平日開催に加えて対戦相手が物足りないといった声もあり、チケットはまだ残っています。
(相性も考えたら序盤のドヘニー選手は過去最大に危険な相手だと個人的には思っていますが。)
残っているチケットは最安値で6万とかなり高くはなりますが、有明アリーナなら肉眼ではっきり見える状態で試合観戦も楽しめます。
世界的なビッグネームとなった井上尚弥選手を国内のリングで拝める機会もこれからそんなに多くはないでしょう。
アンダーカードも今回紹介した平岡アンディ選手ら魅力的なカードが勢揃いです。
僕も半休取って現地で観戦予定ですが、時間とお金に余裕がある方は是非有明アリーナにて応援しましょう!!