観戦記

KO連続新人王トーナメント番外編も楽しんだTHE BATTLE 4観戦記

torajiro

ボクシングファン歴30年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴4年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2026年9月23日(水)シルバーウィーク最終日に堪能した昼間興行THE BATTLE 4の観戦記です。

YouTube配信では尊敬する本望信人氏が親子で解説する場面も。

「本望さーん」と会場で思わず叫んでしまいました。

もっとこうしておけば、なんて偉そうな感想込みの観戦記になりますが一ファンの戯言ですので多めに見てください。

第1試合58kg契約 リオン壱八(REBOOT) vs 大内廉(M.T)

大内選手はアマチュア経験あるのかな?と思わせる整ったボクシングスタイル。

一方のリオン選手はやや変則で下がりながら左ショート狙いのサウスポー。

パッと見の印象では「これは大内選手だろう」という実力差を感じたものの、下がりながらジャブを突いて左を合わせてくるリオン選手に突破口を掴めず。

大内選手は前には出るものの、ワンツーを上下に打ち込む以外の攻撃パターンがなく、右ボディ以外なかなかヒットが奪えない。

一方のリオン選手はコツコツと左ショートでヒットを奪う。この単発の左にポイントが付くかどうかは微妙ながら大内選手側にクリーンヒットがない以上、ポイントはリオン選手だろうという展開。

3Rには大内選手ワンツーから返しのフックまで繋げてクリーンヒットを奪ったものの、フルラウンド通して2発打って終わりの戦いに終始してしまった。

ワンツーで踏み込んでバックステップからすぐもう一回行けたら、左まで返せればもっと違う展開になったと思う試合でした。

判定は2対0でリオン選手の勝利。

第2試合フェザー級4回戦 朝倉銀次郎(京葉) vs 小木曽勇太(升田)

4戦2勝2敗の浅倉選手に対し、小木曽選手はデビュー戦。

なかなか酷なマッチメイクは1RTKOで浅倉選手の勝利。

試合はすぐに終わってしまったが、小木曽選手は相当パンチがある。

その一発に頼ってガード無視して飛び込んだ小木曽選手に対し、浅倉選手はブロックしてパンチを返しTKO。

デビュー戦なので気負いもあるし仕方がない。

ギアなし8オンスだと効いてしまうということを肌で感じた小木曽選手。

ディフェンスに磨きをかけて初勝利目指して頑張って欲しい。非凡なものを持っているので大丈夫。

それにしても浅倉選手も先制攻撃を仕掛けてきた小木曽選手をしっかりと仕留める落ち着きと決定力のある選手でした。

この先結構いいセンまでいきそうな選手。

第3試合ミニマム級4回戦 箕輪湧陽(REBOOT) vs 長崎史(アキバ)

新人王トーナメントミニマム級の番外編的試合。

お互いトーナメントで勝っていればぶつかった両者の敗者復活戦的一戦。

トーナメントで敗れた試合だけを見るとやや箕輪選手が優勢というのが戦前の予想でした。

箕輪選手は小柄でガードもしっかり、ボディを打てる。

一方の長崎選手は直近の試合で顔面狙いでボディが少なく、ガードもやや低いので接近戦に持ち込まれたら厳しいと見ていました。

が、いざ試合が始まると長崎選手が力まずジャブで突き放し、左右のボディも良く出て緩急あるパンチを上下に打ち分け優勢に試合を進めました。

箕輪選手もキレがあってパンチ音が響く良いボディを打ち、アッパーも良かったが、短い間に成長した長崎選手に上回られた。

元々一発のある長崎選手でしたが、この試合で見せたボディショットと緩急は大きな武器。

細かいコツコツからいきなり「ドン!」やフワッと遅いパンチを見せてからの「ドン!」は一瞬体が緩んだところに強烈なパンチが飛んでくるので効きます。

第4試合58kg契約4回戦 宮永登生(REBOOT) vs 立川精之助(M.T)

アマチュアキャリアのある両者の一戦はデビュー戦同士ながらハイレベル。

序盤積極的に手数を出して試合を作っているのは立川選手に見えた。

しかし1Rにどうも左肩が変な動きをしている場面があり、「おや?」となった。パンチは出していたので関節が柔らかいだけかなと思いつつ観戦していたが、3Rに宮永選手の右でダウンを取られた後、左肩が完全に外れ陣営が棄権の申し出。

宮永選手は落ち着いたボクシングでデビュー戦とは思えない戦いぶりでした。

第5試合Sライト級8回戦 ノンタワット・チャイサアード(タイ) vs 岩本星弥(JBスポーツ)

ノンタワット選手のセコンドがシリモンコン氏、そして岩本選手のセコンドが山田武士氏。

人生初の両国国技館はシリモンコンVS長嶋健吾戦でした。

JBスポーツの方からチケットを買い、ラリオスVS福島学戦を楽しみに会場に向かった時のことを懐かしく思い出しました。

試合はそんな思い出にふけっている間に一瞬で岩本選手がフィニッシュ。

ノンタワット選手最初に繰り出したパンチがキレキレでこわいなぁと思いましたが、見せ場はそれだけ。

1Rフィニッシュした岩本選手はリング上で結婚のご報告。

アマチュア上がりの綺麗なボクシングスタイルが目立つ昨今ですが、岩本選手のようなぶっ壊しにいくスタイルのボクシングはやはり面白い。

会場観戦するならこういう選手の試合を観戦することをお勧めします。

第6試合ユースフェザー級タイトルマッチ 友良瑠偉斗(真正) vs 山川健太(大橋)

力の差があると思った両者の一戦はしかし、慎重な立ち上がりからお互いにボディジャブを突き探り合う展開。

見せ場は殆どないものの、浅いヒットで僅かに山川選手が優勢。

友良選手は手数があまりにも少ない。

中盤以降も展開が変わらず、単発で放つ友良選手のパンチは重たく速く、山川選手の顔面をとらえているのだが、後続がなくコツコツと山川選手が返す。

「え?いいの??このまま行ったら負けかドローでは。」と何故か勝手に焦ってしまいましたが、最終ラウンドにギアを上げて追い込み2対0にて友良選手の判定勝利。

モヤモヤが残る試合でしたがどうやら友良選手怪我もあった様子。

山川選手は良いボクサーですがまだ体が仕上がっていないのであともう1年くらいは辛抱の時期か。

第7試合バンタム級8回戦 金城隼平(REBOOT) vs 田中湧也(大橋)

結果は田中選手の2RTKO。

金城選手は3戦連続一発病に泣く。

ただ過去2戦の一発と違った点が一つ。

過去の2戦、栗原戦、矢代戦は全体を通して試合を優勢に進めている中で一発もらってしまった形。

今回の田中戦は五分の試合展開の中でも僅かに田中選手が優勢に見えた中でもらった一発でした。

打たれ脆さはありますが、この試合に関してはそれがなくてもどっこいどっこいだったので、遅かれ早かれこういう結果になっただろう展開でした。

金城選手相手にこれだけのボクシングができるということは田中選手は日本ランキング上位、チャンピオンクラスのレベルにいることは間違いない。

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