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中谷潤人vs西田凌佑“日本最強”決戦へ!那須川天心の世界前哨戦も【6.8プライムボクシング見どころ】

torajiro

ボクシングファン歴27年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2025年6月8日(日)に開催されるプライムボクシングは、世界バンタム級の頂上決戦《中谷潤人VS西田凌佑》と、那須川天心の世界挑戦へ向けた前哨戦というダブル目玉。

アンダーカードにも次期バンタム級世界王者候補が揃って登場する豪華カードの見どころを試合展望とともに徹底解説します。

試合は2025年6月8日(日)17:00からプライムビデオで配信スタートの予定。

中谷潤人 vs 西田凌佑|無敗王者同士の世界統一戦

遂にやってくるバンタム級無敗の王者同士による頂上決戦。

この一戦に対する自信の率直な気持ちは以下の記事に綴りました↓

改めてこの一戦の展望を両者の戦績、スタイル、リーチ等から展望を占ってみます。

中谷潤人・西田凌佑それぞれの戦績、スタイル

中谷潤人選手の戦績は30戦30勝(23KO)。

フライ級、Sフライ級、バンタム級の3階級を制覇しておりバンタム級に階級を上げてからは4戦4勝4KO。

3階級目にも関わらず身長は173cmとバンタム級の中でも長身。更に手足も長い。

ストレート系のパンチもフック系のパンチも規格外の威力を持つ。

くっついても離れても強いが、このリーチを最大限に活かせる中間距離で間合いをはかり、カウンターの左で対戦相手をマットに沈めてきました。

  • 入ってくる相手には左フックや左ストレートのカウンター。
  • 相手が下がれば打ち抜く左ストレート。
  • くっつかれたら左右のアッパー。

どんな展開でも相手をマットに沈める中谷潤人選手は現在この階級で無双状態にいます。

西田凌佑選手の戦績は10戦10勝(2KO)。

身長は170cmと若干中谷選手よりは低いがこの階級においては長身の部類に入る。

自分の空間で淡々とポイントを積み上げていく集中力・精神力の強さを持つ。

中谷選手と比べると試合数もKO率も見劣りするが、バンタム級でくぐり抜けてきた修羅場の数では西田選手が勝っています。

  • 世界ランカーの大森将平
  • 元WBCフライ級王者比嘉大吾
  • WBOランキング1位のクリスチャン メディナ ヒメネス
  • そしてベルトを奪ったのはエマヌエル ロドリゲス

国内外の猛者を相手に常に自分のボクシングで勝ち上がってきた西田選手が苦戦した試合はエマロド戦のみ。

勝敗予想:勝負のカギは!?

勝負のカギとなるのは西の策士武市晃輔トレーナーの存在。

武市トレーナーは中谷選手のパーフェクトなボクシングの中にも西田選手なら通せる穴をどこかしら見つけているはず。

「武市トレーナーがどういう作戦で中谷選手の穴を突いてくるか。」

この試合はそこに注目しています。

一発一発のパンチはあるがコンビネーションのモーションはやや大きい中谷選手に対して西田選手はコンパクト。

身長、リーチは同程度なので強引に距離を詰めなくともパンチが当たる距離には持っていける。

試合は西田選手から仕掛け、接近戦に持ち込み相打ちで先にパンチをヒットさせるような展開になるかもしれない。

勝率は中谷選手の方が高いが、思わぬ形で苦戦する場面、西田選手が中谷選手に致命傷を負わす場面があると予想します。

那須川天心、世界戦への前哨戦は圧勝なるか?

世界前哨戦のリングに上がる那須川天心選手はWBAバンタム級6位のビクトル サンティリャン選手と対戦。

サンティリャンは石田匠選手と世界挑戦権を賭けて争い2対1の判定まで肉薄した実力者。

ただこの試合は天心圧勝と予想します。

スピード差がかなりあるという点もあるが、サンティリャンは2年前の石田匠戦以後1試合しかリングに上がっていない。

天心戦は約1年振りの試合となります。

KOシーンはなく、大差の判定決着を予想しますが、1戦1戦急成長を続ける天心選手なので予想を上回るパフォーマンスを見せてくれるかもしれません。

いずれにしても安心して見ていられる試合になるでしょう。

ネクストチャンピオン坪井智也、2戦目で早くも王座決定戦

アマチュアで世界選手権を制した坪井智也選手が2戦目で早くもWBO-アジアパシフィックバンタム級の王座決定戦に出場します。

対戦相手はベトナムの世界ランカーバン タオ トラン選手。

レイマート ガバリョに大アップセットで勝利して復活した健文トーレス選手が最後に敗れた相手がこのバン タオ トラン選手。

戦績は19戦18勝(10KO)1敗。

この1敗は本来の階級から大幅に上げたSフェザー級でビリーデイブ敗れたものなので参考にはならず。

適正階級では無敗の実力者故に、坪井選手がこの1戦に圧勝するようであれば3戦目、もしくは4戦目での世界挑戦も現実味を帯びてきます。

どこから飛んでくるか分からない千手観音のようなパンチでプロ2戦目もファンを魅了してくれるでしょうか。

バンタム級には増田陸もいる!!

チャンピオン全員が日本人ボクサーで盛り上がりを見せるバンタム級において忘れてはならない存在が、現日本バンタム級王者の増田陸選手。

世界ランクも上位に名を連ねており、8戦7勝7KO1敗と勝ち星の全てがKO。

1敗は現WBAバンタム級王者の堤聖也選手に喫したもの。

実力的にもランキング的にも、いつ世界に挑戦してもおかしくない増田選手の今回の対戦相手は世界ランカーのミシェル バンケス選手。

井上尚弥選手との対戦で話題になったラモン カルデナス選手とも対戦経験のあるバンケス選手(僅差の判定負け)の戦績は、28戦23勝(15KO)5敗(2KO)。

好戦的で倒すか倒されるかなボクシングスタイルのバンケス選手。

どちらが勝つにしてもKO決着間違いなしの一戦!!

(尚弥戦でのカルデナスがどれだけ強くなっていたかも良くわかる。)

プライムビデオ配信開始は6月8日(日) 17:00予定

中谷潤人vs西田凌佑の日本人バンタム級世界王者同士による統一戦は6月8日(日) 開催。

試合会場は有明コロシアム。

チケットはローチケで販売。売れ行きも好調なようです。

配信はプライムビデオで6月8日(日) 17:00スタートの予定。

那須川天心選手のセミが19:00頃、中谷×西田の統一戦が20:00頃になってくるでしょうか。

余裕を持ってスタンバイしておきましょう。

天心は勝てば次戦でタイトルマッチ。武居戦への道をまた一歩進みます。

中谷×西田の勝者は東京ドームでのVS井上尚弥が待っている。

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夢が溢れる未来の切符を手にする選手は果たして誰か!?

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