- 中谷潤人 vs 西田凌佑のWBC・IBF世界バンタム級王座統一戦
- 那須川天心がビクトル サンティリャンを迎えての世界前哨戦
- 次のバンタム級世界王者候補の坪井智也と増田陸が共演
と豪華カードが揃ったプライムビデオボクシング13の試合速報です。
試合は2025年6月8日(日)17:00からプライムビデオで配信。
試合の見どころはこちら↓
Sフライ級4回戦 宮下陸(DANGAN越谷) VS大島冬也(T&T)
デビュー戦同士の一戦。
開始と当時に両者前に出てボディを叩き合う。
デビュー戦で両者しっかりボディを打てる。パンチも多彩。ガードもしっかりしていて冷静。
杉山レフェリーに怒られる場面もない。
大島選手の前進が徐々に強くなり宮下選手は右を効かされロープを背負う場面が増える。
3Rに宮下選手がフットワークを使いながら積極的に手を出し、前に出る大島選手に右を合わせてダウンを奪う!形勢逆転。
前傾姿勢の大島選手にアッパーもヒット。
最終ラウンドポイントを奪い返したい大島選手が前に出るが宮下選手も譲らず。
両者1Rから激しい打ち合い。一瞬の距離が出来たところで宮下選手が見栄えの良いストレートをヒット。
自己採点は38-37で宮下選手。
判定は3者宮下選手を支持。
1試合目からいい流れが出来た。
ナイスファイト!!
ミニマム級4回戦 大久保るきあ(八王子中屋) VS 米谷匠生(三迫)
ミニマム級新人王トーナメント予選。
両者スピードがある。さすがミニマム級。
米谷選手は両ガードしっかり上げて頭をずらしながら前に出る。
そこに長身の大久保選手が右ストレートを合わせてダウンを先取。
米谷選手の右ストレートも入っている。
2Rお互いに打ち終わりに合わせるスリリングな展開。右をヒットさせてやや米谷選手の方が攻勢か。
3R開始早々大久保選手が打ち終わりに強打をヒットさせて再びダウンを奪う。
更に相打ちの左フックカウンターから右でダウンを追加してTKO。
米谷選手が全体のペースは取っているように見えたが。
長身大久保るきあのパンチは侮れない。
ミニマム級の新人王トーナメント以下の記事も読んでいただけると嬉しいです↓
バンタム級10回戦 増田陸(帝拳) VS ミシェル バンケス(ベネズエラ)
バンケス選手ハンドスピードはないがパンチは重たそう。
ジャブからボディを打つバンケス選手。
パンチは重く侮れない相手。
と思ったところ、増田陸選手右足しっかり外取って放った左ストレートドンピシャ!!
強烈な一撃でバンケス立ち上がれず、、、
いやいや、、こりゃヤバい。。
増田陸世界へGO!!
WBO-APバンタム級王座決定戦 バン タオ トラン(ベトナム) VS 坪井智也(帝拳)
立ち上がり軽快なフットワークからジャブを上下に散らして右につなげる坪井選手。
左ボディジャブが面白いようにヒットする。
ディフェンスも近い距離ならしっかりブロック。中間距離なら足で避ける。坪井選手穴がない。
坪井選手の多彩なパンチをもらうトラン選手だが、体は大きく一発はこわい。更に要所要所坪井選手の入りに合わせている。
3Rトラン選手の顔は既に腫れ始めている。ジャブもフトレートも上下に多彩。右ストレートボディがやや効いてきているか。
トラン選手スピードあるしパンチもキレるしパワーもある。ガードも良い。にも関わらず坪井選手はパンチをヒットさせていく。
4Rボディでトラン選手の左ガードが下がってきたところに右ストレート。このペースで最後まで行けるのか。
5Rも多彩なコンビネーションで坪井選手が圧倒。トラン選手が打てば落ち終わり狙うし、固いガードの間もパンチが入っていく。
7Rこれまでのトントン弾むフットワークからガードを固めて重心を落とし重たいパンチを増やしていく坪井選手。
仕留めにかかってきているか。高速連打でトラン選手にダメージを与えていく。ここまでワンサイド。
8Rも足を止めて前に出る坪井選手。パンチはしっかりブロックしてクリーンヒットを重ねていく。
9Rもボディを効かせて坪井選手はラッシュ。回転力の速い連打。
最終ラウンド前のインターバルも坪井選手は息が乱れることもなく余裕の笑み。
最終ラウンドも高速コンビネーションでパンチをまとめ、トラン選手の強打もしっかりブロックした。
倒せなかったが1R〜10Rまで圧倒的な内容だった。
バンタム級10回戦 那須川天心(帝拳) VS ビクトル サンティリャン(ドミニカ)
1Rは天心選手がジャブをうまく使いペースをとる。
2Rサンティリャン選手の入りに右を合わせる。天心選手のスピードと距離にサンティリャン選手やや出遅れている。
3R天心選手ジャブから左ボディ。サンティリャン選手が打ってくればバックステップからフックストレート。一発サンティリャンの右フックもらったか。被弾はそれくらいに天心選手のペース。
4Rは足を止めての接近戦での打ち合いでサンティリャン選手が積極的に手を出しガードの上からでも強い左右フックを振る。天心選手も終盤左ストレートを打ち下ろしたがポイントは割れたかもしれない。
5R天心選手はジャブから左ストレート。左ボディストレート。サンティリャン選手はボディが効いたが動きが落ちてきた。
左アッパー左ボディ左アッパーと左三連発も見せる。
6Rも天心選手が接近戦でサイドに回りながらアッパーフックで翻弄。ジャンビング左アッパーも見せる。これがドンピシャ。
7Rは中盤までサンティリャン選手に打たせて狙っている様子。天心選手もアッパーから右ボディの良いコンビネーションを見せたがこのラウンドはポイント割れたかも。
8Rは攻勢を強めた天心選手がジャブからワンツーストレート、ボディから返しのフックと次々にヒットを奪う。
9Rも天心選手面白いように打ち下ろしの左がヒット。あと一歩で倒せそう。サンティリャン選手は左をもらい続け右目を腫らす。
10Rもサンティリャン選手は右目が見えていないか左ストレートをもらい続けたが、なりふり構わずパンチを降りまくり一発逆転に賭けてきた。
あれだけ左を当てて倒せなかったということでそこはまたアンチが色々言うでしょうが、実力的にもう世界は文句なし。
自分の採点は99-91。
ジャッジは2者が99-91で1者はフルマーク。
おそらく世界戦は決定戦になるでしょうが今日のパフォーマンスなら1発で世界獲るでしょう。
WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦 中谷潤人(M.T) VS 西田凌佑(六島)
グッと重心低く中谷選手がいきなり仕掛ける。
今日はいつもと違ってスタートから非常に好戦的。
西田選手もここにしっかりと左ボディを合わせている。
ポイント的には驚きの仕掛けを見せた中谷選手。
中谷選手の強振するパンチに西田選手早々にやや顔が腫れた。
2Rジャブで中間距離をキープして左フックをガードの上から叩き込む中谷選手。
西田選手が距離を詰めてくるところにも得意の左フック。接近戦になれば右アッパー。飛ばし過ぎにも見えるがポイントは中谷選手。
3R派手なパンチは中谷選手だが、左の相打ちは西田選手の方がタイミングが良い。左ボディも入っているし、逆ワンツーの右も入っている。
コンパクトなパンチが結構入っているぞ。
4R西田選手がワンツーをヒット。接近戦でも左のショート、右フックが中谷選手をとらえている。流れは西田選手。
5R左フックを叩きつけてきた中谷選手が真っ直ぐワンツーで西田選手の顔面を打ち抜く。このチャンスに中谷選手は一気にまとめる。西田選手の右目の腫れもひどい。
6R腫れのひどい西田選手の右目に中谷選手の左フックが何度も飛んでくる。西田選手は目の腫れの影響か手数が落ちる。
6R終了後、西田選手の右目が完全に塞がり西田陣営が試合をストップ。
(目に加えて肩が抜けたとの情報が)
西田選手の技を中谷選手が力技でねじ伏せた。
6R終了TKOにて中谷選手の勝利。
この試合目の腫れと肩が抜けるというアクシデントがなければ本当に分からなかった。
流れは西田選手に傾きかけていた。
振りが大きくなる中谷選手のパンチにインサイドから有効打を奪っていた西田選手。
素晴らしい1戦だった。
これは両選手Sバンタム級に上げた後でもう一度観てみたい一戦!!