2025年12月27日、Aichi Sky Expoで開催される「SAIKOU×LUSH vol.4」。
今大会は世界タイトルマッチ他、東洋太平洋タイトル戦、日本vsキルギス対抗戦が並ぶ濃密な構成に。
本記事では、メインイベントからキルギス対抗戦まで全試合の見どころを、馴染みのないキルギス戦も含め興味が持てるポイントを紹介します。
試合はABEMAで12月27日(土)13:00スタート。
チケットは下記より購入可能。
「チケットぴあ」発売詳細・Pコード:865146・販売用URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2545017
発売券種は自由席(税込3,300円)のみ(リングサイドから6列目以降が自由席)。
リングサイドから6列目以降は普通にめちゃくちゃ近いです。3,300円は破格。
矢吹正道 vs フェリックス・アルバラード IBF世界フライ級タイトルマッチ
王者矢吹正道選手がベテランフェリックス・アルバラードを迎え撃つ。
36歳というアルバラードの年齢と矢吹正道がベルトを奪ったアンヘル・アヤラに敗れているという情報からは矢吹正道完勝という見方も出来るが、全く侮れない強敵です。
46戦42勝(35KO)4敗という高いKO率。
敗れた4敗はいずれも井岡一翔選手ら世界王者。
しかも判定も際どいものばかり。
不器用だけどパンチはあるしスタミナお化け。
KO負けもゼロ。
簡単に勝てる相手ではなく、フルラウンド戦う覚悟で迎え撃つ必要がある選手です。
苦戦が予想されますがこういうファイターには矢吹選手最大の武器であるジャブ効果的。
嫌な相手ですが矢吹選手の武器を最大限に輝かせてくれる相手でもある。
KOはまぁ厳しいと思いますが、フルラウンドに渡って矢吹選手のジャブが輝く試合になると予想します。
仮にアルバラード選手相手にKOで勝利したらそれはそれは凄いことです。
ケネス・ラバー vs アヤティ・サイリケ 東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ
フィリピン人ボクサーながら日本のボクシングファンからも高く評価され、ファンも多いケネス・ラバー選手が登場。
日本人世界王者で盛り上がるバンタム級戦線に殴り込み世界戦を実現させる上でも内容が問われる一戦。
パッキャオ2世の呼び声通りのパッキャオボクシングで4連続KO中のケネス・ラバー選手。
フルラウンド元気いっぱい動きまわり鋭く踏み込みダメージを与える若干23歳のケネス・ラバー。
16戦16勝(11KO)無敗。
那須川天心選手がバンタム級で再浮上する上で大きな壁になるかもしれない存在です。
天心が世界を獲ってもケネス・ラバーから逃げたと先々言われることになるかもしれない。そんな選手。
日本でこうして観戦できるのは有難いです。
溝越斗夢 vs ジョン・リエル・カシメロ フェザー級8回戦
キルギス興行で亀田京之介選手になす術なく敗れたカシメロ。
日本での再起の相手に抜擢された溝越斗夢はカシメロにとって距離の噛み合う相性抜群の相手。
階級も同じでリーチ差もなく、やりたい放題やれるはずの溝越斗夢選手相手に苦戦を強いられたらもう商品価値はないでしょう。
バチバチの打ち合いになることは間違いなく、その中でカシメロの豪快な一撃が決まる展開になるとは予想します。
けど溝越選手は足も結構使えて回転力もあるので撹乱しながら手数で上回ったら面白いことになるかも。
日本対キルギス対抗戦
辻永遠 vs アナルバイ・ムルザバエフ 54.5kg契約 6回戦
日本バンタム級2位の辻永遠選手はタイトル挑戦間近の位置でこんなところで負けるわけにはいかない。
アマチュア経験もありますが加えてパワーと回転力が魅力の選手です。
ムルザバエフ選手は20歳のプロデビュー戦。
アマで80戦以上戦っている戦績は不気味。
とはいえここはタイトル挑戦が近い辻選手に無茶な対戦相手は用意しないでしょう。
フィジカルの強そうな相手なので判定まで行く可能性は高いと予想しますが、負けることはまずないだろうと予想します。
政所椋 vs ヌルジギット・ディウシェバエフ スーパーフライ級 6回戦
ヌルジギット選手は前回モリモこと森本竜馬選手相手にダウンを奪われながら1対2の判定まで持ち込んだ強敵。
特に後半の追い上げは素晴らしく、試合の中でプロのリングに適応していった印象です。
アマチュアキャリアもある政所選手はモリモ以上であることを証明するためにもこの試合で星を落とすわけにはいかない。
アマチュア経験の豊富な政所選手はもしかしたらヌルジギット選手にとって戦い易い相手かもしれず、政所選手が苦戦する可能性は結構あると思っています。
山本ライアン・ジョシュア vs アスカット・クルタエフ 64.5kg契約 6回戦
関根幸太朗選手のピンチヒッターで登場する山本ライアン・ジョシュア選手。
前戦ヒロキングとの試合ではランカーの実力を見せつけましたが今回はどうか。
クルタエフ選手はキルギスで宮川竜成選手に敗れはしたものの、中盤以降は互角のボクシングをしていました。
運動量も多く、この試合はジョシュア選手やや不利かもしれない。
中田勝浩 vs ヴァディム・バウリン ミドル級 6回戦
プロはデビュー戦ながらアマチュアで96戦86勝(60RSC)10敗のキャリアがあり、世界選手権も71kg級で準優勝という実績を持つヴァディム・バウリン選手をベテランボクサー中田勝浩選手が迎え撃つ。
バウリン選手は足を使うアマチュアスタイルではなく、ガードを固めてどっしりと戦うスタイルなのでプロへの適応は早いと思われる。
ここのところ5連敗で勝ち星から遠ざかっている中田選手としては何とか勝利を手にしたい一戦だが、フィジカルの差を感じる試合になるかもしれない。
湊義生 vs アディレト・カチキンベコフ スーパーフライ級 6回
キルギス興行で田中恒成さんも注目のサケン・ビボシノフ相手に一歩も引かずフルラウンド戦い抜いたカチキンベコフ選手。
気持ちも強くガードも良い選手。
SNSで参戦に興味を示したところから出場が決まった湊義生選手も情熱的で熱いボクサー。
どこでも誰とでも戦うファイターがキルギスとの対抗戦を盛り上げてくれることでしょう。
実力は五分五分と見ています。
目黒聖也 vs イスラム・トロバエフ 54kg契約 6回戦
2019年のSフライ級全日本新人王の目黒聖也選手は4年のブランクを経て復帰してからはやや精彩を欠いている。
独自の世界観を持つ選手のようだが、その世界観が華を開くかどうか。
トロバエフ選手はアジア選手権ベスト4の実力の持ち主。
突出した何かはないが、バランスは良く安定感のあるボクシング。
元々Sフライ級の目黒選手にとってはフィジカルの差も気になるところだ。
亀山大輝 vs ベクザット・エルゲショフ 50kg契約 6回戦
ベクザット・エルゲショフ選手はアマチュア112戦90勝(14RSC)22敗、2024年アジア選手権51㎏ベスト4。
スイッチを織り交ぜながら戦う長身ボクサー。
プロデビュー戦とはいえ亀山選手にとってはとてつもなく危険な相手。
アマチュアでの試合映像をみてもこの選手は強いです。
ただ、スピードとパワー面では亀山選手が勝っているので、プロのリングに慣れていないエルゲショフ選手を迎撃出来るのではないかと予想します。
まとめ|ボクシングだけでないSAIKOU×LUSH vol.4の楽しみ方
以上、SAIKOU×LUSH vol.4ボクシング部分の見どころでした。
- 矢吹正道選手はタフな選手相手の防衛戦
- ケネス・ラバー選手はバンタム級戦線をかき回す重要な存在
- カシメロはここで負けたらもうおしまい
- キルギスとの対抗戦は実力伯仲
SAIKOU×LUSHはボクシングの他にも音楽ライブあり、飲食ブースありで会場内を自由に移動しながら楽しめるエンタメ興行です。
現地で観戦する方は観戦に疲れたら席を立ち、料理を堪能しながらゆったりライブ鑑賞しながら興行を楽しんでください。
試合はABEMAで12月27日(土)13:00スタート。
チケットは下記より購入可能。
「チケットぴあ」発売詳細・Pコード:865146・販売用URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2545017
発売券種は自由席(税込3,300円)のみ(リングサイドから6列目以降が自由席)。
リングサイドから6列目以降は普通にめちゃくちゃ近いです。3,300円は破格。
