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カシメロ陣営も赤穂の発言に感嘆!バーチャルフェイスオフの質疑内容

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

こんにちはtorajiroです。

赤穂亮選手とジョンリエル・カシメロ選手の対戦が正式発表され、日本での注目度が一気に上がってきました。

こういう時に気になるのが相手国での反応。

たまたまフィリピンのYouTubeチャンネルでカシメロ選手と赤穂選手両陣営のオンラインフェイスオフ生配信というものがあったので視聴してみました。

途切れ途切れで聞き取れなかった部分もありますが、カシメロ選手に対するイメージも変わると思うので簡単に内容を紹介します。

この配信を視聴して日本発のTBプロモーションが一つの波を起こす可能性を感じました。

ジョンリエル・カシメロVS赤穂亮VIRTUAL FACE OFFの概要

おそらくカシメロ選手のお兄さんのYouTubeチャンネルだと思うのですが、そこでカシメロ陣営と赤穂陣営、メディアも集めた形の質疑応答が行われていました。

赤穂選手が人造人間16号、カシメロ選手が孫悟飯に模された待ち受け画面も気になって視聴してみましたが、想像以上に中身のあるやり取りがされていました。

フィリピン、カシメロサイドから見た赤穂選手のイメージは人造人間16号なのかな?

日本では暴君、、赤鬼。。

随分ギャップがありますね(笑)。

カシメロと赤穂の質疑応答

聞き取りづらかった場面や音声が入っていなかった場面もありますが、聞き取れた範囲にてカシメロ再度からの返答や質問中心に紹介します。

伊藤雅雪TBプロモーション代表からの質問

伊藤代表からは「体重は現在どれくらい?調整は順調なのか?」と、プロモーターとして気になる部分の確認がありました。

これに対しカシメロは調整は問題なく128ポンド辺りと回答。キロ単位だと約58キロなのでリミットまでは残り3キロ程度。順調な様子です。

練習拠点について

カシメロ選手は場所は発表しないが(動画内でネタバレありましたが)、フィリピンではない場所でトレーニング中。

フィリピンにいると友人関係等があって練習に集中できないので、誘いを断つ、誘惑を絶って集中できる環境でトレーニングに励んでいるようです。

カシメロ兄からの質問

挑発行為で良く知られるカシメロのお兄さんからは「何故井上はカシメロから逃げるのに赤穂は受けるのか。2人の違いは何か?」といういつもの井上選手を侮辱する質問も出ました。

これに対し赤穂選手の回答は、

「大橋ジムに聞いて」

そりゃそうですよね。「別に自分の答えは求めていないんだろうけど」と赤穂選手も前置きをしつつ大人の対応で笑いを誘っていました。

カシメロから赤穂選手へ

カシメロ選手からは「自分はこの試合にエキサイトしているが赤穂はどうだ?」といった問いかけがあったり、この対戦に対して強い意欲を持っている様子が伝わってきました。

カシメロ選手は特に赤穂選手の相手を侮辱しない姿勢に関心を持っておりその点に対する発言が多くなっていました。

「自分は試合の度に相手から侮辱されてきたが、赤穂は敬意を表してくれ親切だ。こんな謙虚な対戦相手は初めてだ。」

そう話すカシメロ選手に対して赤穂選手は、

「自分も若くない。そもそもトラッシュトークは好きじゃないし必要ない。自分とカシメロがリングの上で本物の戦いを見せたら良い。」

とTBプロモーションが掲げる「本物」という理念にドンピシャな返答。

フィリピンサイドの通訳も「ベリーナイス、ベリーナイス」と思わず個人の感想の挟んでしまう程、この時の赤穂選手の受け答えは素晴らしいものでした。

カシメロ選手は「そういう作戦なのかとも思ってしまう。」と赤穂選手の発言を信じきれないような困惑した様子も見せていました。

カシメロ選手から感じた印象

ネット情報経由で伝わってくるカシメロ選手の印象は、相手を侮辱したり、暴行容疑を犯したり、数々のトラブルをリング外で起こす問題児。

ところが今回のバーチャルフェイスオフでは赤穂選手を侮辱することも挑発すること一切なく、「なんで赤穂は侮辱してこないのか」と不思議そうにしている様子でした。

井上尚弥選手を挑発したり、これまで数々の問題発言はあったカシメロ選手ですが、本心からやっていたというよりは、「そういうものが必要だと思っていた(求められていた)からそうしてた」という雰囲気を感じました。

相手の国に乗り込んでアウェイで戦う事の多いカシメロ選手は、その中で自分の役割を認識し、敵地で受けるようなヒールキャラでいなければと思ってああしてきたのかな。

メディアからもそうした対応を求められ続けてきたのでしょう。

そう考えるとカシメロ選手の事が少し気の毒に感じる面もあります。

まとめ

赤穂選手の対戦相手へのリスペクトのこもった姿勢に最後まで半信半疑だったカシメロ選手ですが、これで彼の代名詞的なトラッシュトークは「本物のボクシング」を追求するTBプロモーションには必要ないという事は伝わったと思います。

TBプロモーションが手がける初めての興行によって、もしかしたらカシメロ選手に対する世界的な評価も変わるのではないか。

そんな予感も感じました。

そして赤穂選手の受け答えにはフィリピンサイドの通訳の方も感心していて、YouTubeにも赤穂選手に対する好意的な書き込みが見られました。

TBプロモーションの掲げる「本物のボクシング」という理念は、もしかしたら武士道精神的な日本人に対する海外からの印象ともマッチしており、日本発のプロモーションがこの理念を掲げる事の親和性は高いのではないかという気がしてきました。

TBプロモーションに対しては個人的には厳しい船出を予想しておりましたが、海外を巻き込んだ面白い波を起こせるのかもしれません。

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