サウル カネロ アルバレス VS テレンス クロフォード戦の試合速報です。
クロフォードは階級の壁を超えて無敗をキープすることが出来るか!?
試合はネットフリックスで配信。
サウル カネロ アルバレス VS テレンス クロフォード
大観衆の中、ド派手な演出で両選手リングイン。
お祭りムードで会場の雰囲気を味わってみたいと思わせる。
リラックスした表情のクロフォードに対してカネロはやや固い表情。
当然ながらカネロの声援は凄い。
向かい合うと体幹の太さはカネロ。
1R、クロフォードジャブで先制。カネロは出方を見ながら距離を詰める。残り1分からカネロが右を振り、クロフォードも左フックから右を返す。
1発の迫力はカネロ。ポイントはやや贔屓目に見て手数の差と左フックでクロフォード。
2R、クロフォード前の手が良い。カネロの左ボディも迫力がある。骨ごと壊されそうなパンチ。
このラウンドもクロフォードの左フックが浅く入る。カネロの右ボディに対する右フックも良かった。
しかし差は殆どない。
3R、カネロが圧を強めるがクロフォードもバックステップで外してパンチを合わせ後手にはならない。カネロでもよさそうなラウンドだが、カネロの左ボディに対して左から右を合わせたクロフォードにポイント付けます。
4R、クロフォードが手数を増やす。ジャブからコンビネーション。カネロが重たいパンチを打ってきても被弾を回避。カネロの右のショートも入っていたがクロフォードのジャブからの組み立てが上。ラウンド終盤にかネロの右がヒット。クリーンヒットではないが。最後の1発でポイントはカネロか?
画面に映るローガンポールに野次、タイソンに歓声。
5R、リング中央で緊張感のある駆け引き。クロフォードがジャブから組み立てカネロの打ち終わりに合わせ若干リードか。
6R、クロフォードが手数を増やし、左ショートを決める。ポイントはクロフォード。
お互いクリーンヒットのない試合。
緊張感のある試合と見るかつまらない試合と見るか意見は分かれそうな展開が続く。
個人的にはこういう試合は好き。
7R、カネロが距離を詰めてボディショット。しかしクロフォードも細かいパンチを顔面にまとめる。
またまた微妙なラウンドだが序盤にコンパクトなパンチをまとめたクロフォード。
動きが少なく会場からはブーイング。
8R、クロフォードが先手を取ってカネロの一発にもリターンで応戦。カネロはプレッシャーをかけるだけでなくそろそろ手数を増やさないと。ポイントは微妙だがクロフォード。
9R、クロフォードが開始と同時にパンチをまとめる。偶然のバッティングで表情を歪めるクロフォード。このラウンドはお互い激しい手数の応酬。と思ったらまたこう着状態に。ポイントはクロフォード。
10R、クロフォードがジャブからコンビネーションにつなげる。カネロの重たい一発はボディワーク、バックステップ、ブロックで回避。カネロのパンチが当たらなくなってきた。ポイントはクロフォード。
11R、打ち合いで1発はカネロだが手数、クリーンヒットはクロフォード。クロフォードの右ボディアッパーからの左ストレートがカネロの顔面をとらえる。このラウンドははっきりとクロフォードが取ったか。
12R、カネロが前進してボディからワンツーと攻める。しかしクロフォードもクリーンヒットはもらわず。最後左を合わせたクロフォードが有効打ではこのラウンドも勝ったか。
カネロの圧力と重たい1発の印象が会場では強いと思うので判定はもう少し競ったものになると思われるが、配信ではクロフォードが大差をつけたように見えました。
判定はクロフォードの勝利!!
涙を流して喜ぶクロフォード。
緊張感のある試合だった。
ジャッジは2者が2ポイント差、1者が4ポイント差でクロフォードを支持。
もっとポイント差ある試合だと思いましたが、会場でカネロの迫力あるパンチを見たらそっちに傾くのも分かります。
各ラウンド際どい内容だったので。