2025ボクシング東日本新人王決勝の試合速報です。
見どころ・勝敗予想は以下の記事↓
試合はU-NEXTで13:50から配信スタートです。
東日本新人王Lフライ級決勝 片渕龍太(KG大和) VS 加藤准也(三谷大和)
torajiro予想は加藤准也選手の勝利。
リーチは加藤。
片渕がジワジワと距離を詰めるところに加藤のワンツーがヒット。
1Rは加藤が多彩な左からフックを返す。
2R開始早々加藤の左が立て続けに入り片渕腰を落とす。片渕ペースが取れず苦しい展開。
3R加藤がジャブを上下に散らして左ストレート。片渕の右打ち終わりに左を合わせる。片渕密着した時の左ボディが良い。
加藤足を使った自分のスタイルでボクシングが出来ている。片斑はもう少し距離を詰めて戦いたい。
4Rも加藤が左ストレートで先制。左ボディ左フックとヒットを奪いポイントを加点。片渕前に出て攻めたいが加藤がいなす。
5Rも加藤が動いてワンツーワンツー。片渕の右ストレートもようやく1発入ったがその後に加藤の左カウンター。
最後は距離を詰めて激しい打ち合いで終了。
私的採点はフルマークで加藤。
ジャッジは2者がフルマーク、1者が49対46で加藤。
片渕選手は加藤選手の距離に翻弄されてしまった。
東日本新人王フライ級決勝 鈴木丈太朗(帝拳) VS 國田虎之朗(セレス)
torajiro予想は鈴木丈太朗選手の勝利。
國田選手は下馬評を覆せるか!?
1R鈴木が右ストレートで先制。國田の長いリーチからの攻撃をバックステップからすぐにリターン。
鈴木右ショートに右ボディ。國田のジャブに左を上から被せる。
2R鈴木が左フックで國田のバランスを崩す。ここで鈴木がギアを上げて右ストレート左フックと有効打を奪う。
3R國田が先に仕掛けるが、ここで鈴木も打ち合いに応じコーナーに詰めてパンチをまとめる。ラッシュの中の右アッパーが素晴らしい。國田ピンチをなんとかしのぐ。
4R鈴木の右が立て続けに入り國田が腰を落としたところで杉山レフェリーが試合をストップ。
鈴木丈太朗選手が良すぎた。國田選手今日は仕方がない。
リーチのあるサウスポー國田選手にどうやったらあんなに右をバンバン決められるのか。
つえーわこれは、、、
東日本新人王Sフライ級決勝 布袋聖侑(大橋) VS 矢野貴丸(角海老宝石)
torajiro予想は布袋選手の伸び代も考慮しての布袋勝利。ただ矢野選手が自分のワールドに持ち込む可能性も十分。
1R布袋がワンツーで先制。矢野は冷静にジャブを返す。矢野一歩距離を詰めての右アッパー上手い。お互い危険なパンチが交差。
互角の展開だが序盤と終盤に右ストレートを決めた布袋か。ただ、矢野タイミング合っている。
2R布袋が出てきたところに矢野が右を合わせる。布袋もワンツーでお返し。矢野布袋のジャブに右ボディから左フック。同じような流れからの右アッパーと上手い。
終盤に布袋のコンビネーションが矢野を捉える。右アッパーから左フックも良かったのでポイントは布袋か。
3R布袋がペースアップして矢野やや後手。しかし矢野のジャブとロングの左ボディも良い。ただ右をヒットさせているのは布袋。ポイントをつけるなら布袋か。
4R布袋疲れ知らずで元気一杯。矢野は疲れたかバランスが崩れだす。こうなってくると布袋の土俵。
5R矢野歩きながら距離を詰めて打ち合いを挑むがバッティングで負傷。矢野力を振り絞りインファイトを仕掛ける。最後は気迫の打ち合いを見せた矢野か。
私的採点は49対46で布袋。ただ1,2Rは五分五分だった。
ジャッジは49対46が2者、48対47が1者で布袋を支持。
布袋選手成長した。右ストレートの印象が良かった。矢野選手も上手かった。特に右アッパーいいですね!
東日本新人王バンタム級決勝 菅谷翔太(KG大和) VS 林 勇汰(T&T)
torajiro予想は林選手がフィジカルで勝っての勝利。
1Rスタートから左右フックを振り激しく打ち合う。菅谷の左フックのタイミングが良い。林は打ち合いの中で眉間をカット。傷がかなり激しい。偶然のバッティングで試合はストップ。
試合は負傷引き分けに。
優勢点はどっちだろう。
先に仕掛けた林選手か、しかし菅谷選手の左フックもタイミングは良かった。
手数で林選手だろうか。
優勢点は3者共に菅谷選手。
バチッと入った左フックとボディが評価されたか。
残念ですがこれは仕方ない。
西軍からミサイル工藤の手島和樹選手が上がって来たら相打ちでどっちが倒れるかの壮絶な試合が期待される。
東日本新人王Sバンタム級決勝 八谷洋平(RK蒲田) VS 佐藤誠市(角海老宝石)
torajiro予想は八谷選手の強打炸裂。ただ自力的には佐藤誠市が優勢。オールドルーキー頑張れの意味を込めての予想。
1R佐藤向き合うと大きい。佐藤がジャブヒット、八谷の左も浅くヒット。ラウンド終了間際に左フックをヒットさせた八谷のポイントか。佐藤のジャブも良い。
2R八谷左から右フックで飛び込む。佐藤ジャブは良いが右に繋げる場面が少ない。ポイントは左を浅くヒットさせる八谷か。
3R八谷左に入りながらの技あり右フック。八谷の飛び込みに佐藤がカウンターの右?でダウンを奪う。ダメージはなさそう。
これでポイントはイーブンか。八谷不用意に飛び込めなくなった。
4R八谷左ストレートで先制。佐藤ジャブに距離感も良いのだが狙い過ぎているか。先手を取ろうとする八谷にポイント振るかな。
5R八谷下を意識させての左フック。佐藤も八谷の飛び込みに右を合わせる。八谷ラスト30秒からワンツーフックで出る。ポイントは八谷。
自分の採点は48対46で八谷。
佐藤選手は待ち過ぎてしまった印象。
ただ採点割れる可能性も。
判定は1者がドロー、2者が48対46で八谷選手。
佐藤選手待ち過ぎてしまったなぁ。。勿体無い。八谷選手の機動力に動きが少し重たく見えた。
期待値込みの予想は当たりましたが、それよりも佐藤選手勿体無い。。
東日本新人王フェザー級決勝 謝花海光(M.T) VS 亀田昇吾(ワタナベ)
注目のハイレベルな1戦。過去2戦のインパクトがデカかったので亀田昇吾の勝利予想。
1R予想外にお互い序盤から出る。謝花スピードある。謝花のジャブが良いが亀田の左フックカウンターも入っている。
謝花がジャブに右を合わせる。それを亀田がスリッピングアウェイ。ハイレベルだ。。ポイントは謝花。
ラウンドが進むと謝花優勢になりそうな立ち上がり。
2R亀田ワンツーで飛び込み打ち合いになるが謝花のパンチが当たりそう。左ボディ右ストレートで謝花がヒットを奪う。
ディフェンス力の差が出て来た。
3R謝花優勢な展開だったが亀田が右から左とクリーンヒットを奪う。振り分けの難しいラウンドだが亀田のクリーンヒットを支持。
4R謝花が速いジャブから出入りするが亀田が強引に打ち合いを挑む。打ち合いの有効打は謝花が上。
互角の打ち合いに見えても謝花はブロックしておりクリーンヒットは許していない。
5R打ち合いの中で亀田の右が決まる。謝花効いているか。更に亀田の右が入り謝花腰が落ちる。亀田逆転の大チャンス!!
謝花倒れずなんとかしのぎ切った。
自分の採点は48対47で謝花。
採点は割れる48対47の2対1の判定で謝花選手の勝利。
ディフェンスの差が出た試合でした。
最後亀田選手ダウンを奪えていれば。レベルの高い試合だった。
東日本新人王Sフェザー級決勝 岡田幹太(FLARE山上) VS 保谷勇次(三迫)
torajiro予想はサウスポーに戦い慣れている保谷選手の勝利。
保谷向かい合うと体の厚みがある。岡田ジャブジャブで飛び込み左を狙う。保谷は重たいジャブを上下に。
保谷沈み込んでの右フックで岡田をぐらつかせる。その後に右ストレートでダウンを奪う。岡田はクリンチでこのラウンドしのぐ。
2R保谷がジャブを効果的に使い右フックを決める。岡田の左にも右をリターンで決める。
3R岡田足を使って遠い間合いから踏み込んで左ボディを狙う。保谷ジャブから真っ直ぐの右と外から打ち分けて優勢に進める。
4R保谷がジャブから右を決める展開は変わらず。右から返しの左フックも岡田をとらえる。
5R岡田逆転を狙い飛び込む。しかし保谷はブロック。このラウンドも単発の右を決めてポイントを取る。
自分の判定は50対44フルマークで保谷。
ジャッジ3者も50対44で保谷。
東日本新人王ライト級決勝 出畑力太郎(マナベ) VS リュー・チャーウェイ(渡嘉敷)
torajiro予想は出畑力太郎選手の勝利。リュー選手の強打でも崩すのは難しいでしょう。
1R出畑ジャブからサークリング。リューはジワジワ距離を詰めていきなり右フックを決める。ここから火の出るような激しい打ち合い。ここで打ち勝ったのは出畑。連打の中、右ストレートを決めて出畑がダウンを奪う。
2R出畑ジャブに接近戦で素早いワンツースリーフォー。ガードを固めるリューが振るパンチもこわいが、出畑が冷静に相手のガードの隙間を突く。
3Rリューが前進してパンチをまとめるが出畑ボディーワークとブロックでヒットを許さず。連打が止まったところでジャブから右ストレートを決める。ポイントは出畑だがリューも前に出て積極的に手数を出した。
4Rリュー前進と手数が止まらず。右のフックを決める場面も。しかし出畑が打ち合いに応じると有効打は出畑。
ラウンド終盤に出畑の右がドンピシャで入りリューの腰が落ちる。ここで出畑猛烈な連打。
ゴングと同時にレフェリーが試合をストップ。
あれだけの手数を出してクールな表情ですぐに呼吸も整っていた出畑選手。
予想以上にリュー・チャーウェイ選手が健闘したことで出畑選手の強さが一層光った試合だった。
東日本新人王Sライト級決勝 磯谷広太(輪島S) VS 落合昭斗(一力)
torajiro予想は磯谷選手の勝利。
1R落合がプレッシャーをかけて磯谷が迎え撃つ。クリーンヒットはないが磯谷が浅く左をヒットさせて打ち終わりしっかり動く。
2R落合の飛び込みに磯谷ジャブ合わせる。落合飛び込んで右を振るが空振り。落合のパンチと一緒に頭が飛んでくる。
磯谷肘の開いた落合の左の動きに合わせてタイミング良くジャブを決める。落合はパンチを打って体ごと飛び込み揉み合いで磯谷の体力を削る。パンチを的確に当てているのは磯谷。
3R落合踏み込んで右フックをヒット。落合フィジカル勝負に持ち込んで磯谷を削る。磯谷距離を縮められてヒットを奪えず。このラウンドは落合のラウンド。ただパンチをそれほどヒットさせているわけではない。
4R磯谷手数が少なく落合の左フックをもらうがハーフタイムに左ストレート。クリーンヒットは少ないが手数の差で落合か。ラウンド終盤にはお互いのストレートが当たる場面も。有効打で見れば磯谷。
5R磯谷ジャブを上下に左ストレート、左から右フック。落合は飛び込んでくっつきながらラフにパンチを振る。ラウンド終盤に磯谷が左ストレートをジャストミート。
自分の採点は48対47で磯谷。
判定は割れる。48対47の2対1で落合選手の勝利。
これで落合選手勝ってしまうのか。
東日本新人王ウェルター級決勝 カドカ・ダルシャン(RK蒲田) VS 石井竜虎(渡嘉敷)
trajiro予想は石井竜虎。この破壊力は止められないでしょう。
1R足を使って距離をとるダルシャン。石井は足の位置を変えながら攻め込む機会を窺う。ダルシャン右のショート伸びて良い。
しかし石井が距離を詰めて右フックを決めてからパンチをまとめるとRK蒲田からタオル投入。
ダルシャンも打ち返していたが将来を考慮してのストップ。
本人は納得行っていない様子だったが「これからがある」とダルシャン選手の体を最優先したRK蒲田陣営。
RK蒲田ボクシングファミリーは選手を大事にするジム。
あのまま試合を続けた場合、もしかしたらダルシャン結構やれたかも。
東日本新人王ミドル級決勝 ジュディ クレッグ(リングサイド) VS 佐々木 革(八王子中屋)
予想は非常に難しいが総合力で佐々木革選手の勝利と予想。
1Rクレッグジャブ異様な長さ。佐々木そのジャブに右フック合わせる。佐々木思ったより早く中に入れたが、クレッグ長い手でしっかりガード。接近戦も上手い。クレッグのジャブを取るか佐々木の右フックを取るか。自分の採点は佐々木。
2R頭を振って中に入る佐々木。少しテンポアップ。接近する佐々木にクレッグはアッパー。佐々木はボディ。クレッグジャブを打ちたいがその前に佐々木が距離を詰める。お互いガードも良いが自分のボクシングが出来ているのは佐々木。
3Rも佐々木がプレスをかけて接近戦へ。距離ができればクレッグジャブを突いてサークリングするが、パワーパンチは佐々木の左フックやボディ。自分は佐々木のポイントにするがクレッグのジャブや接近戦でのアッパーを取る見方もある。
4Rクレッグが良い右アッパーからフックをボディに決めたと思ったら佐々木が右フックでクレッグを倒す。このダメージが深く再開後パンチをまとめたところでレフェリーが試合をストップ。
強敵を撃破して佐々木革選手が優勝。
フィジカル強いながら力任せにならずディフェンスがとても良い佐々木革選手でした。
ジュディ・クレッグ選手のジャブも想像以上だった。接近戦で長い両手をしっかり畳むと打つところも少なく。
まとめ
見応えたっぷりの東日本決勝も終了。
予想が当たった試合が8つ、外れた試合が3つ。
当てておいて八谷洋平選手の勝利は予想外でした。
次は12月20日(土)の全日本決定戦です!!
高いレベルの攻防が期待されます。

