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2025年ボクシング全日本新人王決定戦|観戦記と勝敗予想結果

torajiro

ボクシングファン歴28年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴3年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2025年のボクシング全日本新人王決定戦の勝敗予想と観戦記です。

西高東低の時期を経て今年は東日本が7勝5敗で勝ち越す結果となりましたが、東日本の選手しか普段見ることのない自分は西軍の選手達に衝撃を受けました。

trajiroの勝敗予想は10勝2敗と結構当たりましたが、内容に関しては想定外が多々ありました。

これまでのトーナメントの動向については新人王カテゴリの記事をご参照ください。

試合はU-NEXTで配信アーカイブ視聴あり↓

全日本新人王決定戦各階級の勝敗予想・観戦記

ミニマム級決定5回戦 京屋勇気(ワタナベ) VS辻 永久(KWORLD3)

勝敗予想

東の暴君京屋勇気選手は2025年のトーナメントを2戦2勝2KOと圧倒的な強さを見せて勝ち上がる。

デビュー当初のガードを固めて強打を振り回すボクシングから驚異的なペースでボクシング技術を習得。

恵まれたフィジカルがスポンジのようにボクシングを吸収し、2回目の挑戦で全日本まで進出しました。

西軍代表の辻永久選手はアマチュア経験を経てプロ入りし、デビューから4戦4勝負けなし。

西軍代表決定戦は中日本のノンストップボクサー細川弦汰に2対1の判定でしたが、映像を見た自分の採点は49対46で辻選手。

細川選手は気負い過ぎたか距離が近くなりすぎて自慢の手数を活かせず、辻選手がスタミナ切れせず空間を作り的確にパンチを打ち込んでいました。

予想は非常に難しいカードですが、辻選手は西日本の決勝でやや脆さも見せたのでこの試合は京屋選手の勝利を予想します。

フィジカルが強くパンチもある京屋選手が中に入り込めるか、辻選手が距離を作って中間距離で戦えるか。

観戦記

1発の威力は京屋、手数と有効打は辻という予想通りの展開だが、思った以上に辻選手のフィジカルが仕上がっており京屋選手に打ち負けない。

序盤1,2Rはジャブからアッパーも決めて辻選手が優勢。ただ2Rには京屋選手も右で辻選手の顔面を跳ね上げる場面も。

3Rも中盤までは辻選手ペースにも見えたがハーフタイム過ぎから京屋選手の圧力が上回り出し、自慢の強打で辻選手を削る。

4Rには京屋選手の強打に辻選手はクリンチでしのぐ。

そのまま京屋ペースと思われたが、最終ラウンド終盤に辻選手も手数で押し切り五分五分の展開に持っていく。

採点は割れたが2者が京屋選手を指示。

良いパンチを当てた時の見栄えは確かに京屋選手の方が良かったかな。

1試合目から白熱の好試合でした。

勝った京屋選手には期待を込めて厳しい一言ですが、今日の内容では壁男杉浦義選手へのリベンジは厳しい!!

良い勝負にはなるでしょうが後半スタミナの差が出る気がします。

Lフライ級決定5回戦 加藤准也(三谷大和) VS 長島明澄(石田)

勝敗予想

東軍代表の加藤准也選手はアマチュアキャリアのある長身サウスポー。

デビューからの3戦はややプロの距離感にアジャストしていなかったが、4戦目でその実力が開花。

長くそして切れ味の良い左を次々決めてフルマークに近い完勝で全日本の舞台に進出。

石田ジムの長島明澄選手はアマチュアキャリアはないものの、基本に忠実でバランスが良く、どんなボクサーにも対応できる万能型。

見た目の派手さはないが反応も非常に良くて穴がない。

ただ、加藤選手の遠い間合いに入り込むことが出来るかどうか。

東の決勝での加藤選手のパフォーマンスを生で見てしまった身としてはこの勝負は加藤選手の勝利と予想します。

長島選手のポテンシャルは今大会出場選手の中でも1,2を争う。

今からチェックしておいて損はない選手です。

観戦記

長島選手のポテンシャルには注目しつつ、勝敗予想はアマチュア実績の豊富な加藤選手と予想した一戦。

しかし1R開始早々の長島選手の素晴らしい右ボディストレートには思わず声が出た。

とは言え2Rには加藤選手が左を刺し、3Rには距離を掌握。クリーンヒットは少ないがポイントは加藤選手だろうという展開に。

このままポイントアウトするかと思った4R、長島選手は右から入って左右フックで強引に攻めると加藤選手はクリンチで逃げる。

5Rも加藤選手はダメージが残っているのか劣勢。そしてこのチャンスに長島選手はパンチをまとめてなんとダウンをゲット!!

試合は48対46が3者で長島選手が勝利。

バランスの良さ、足の速さからポテンシャルの高さは感じていたが、それに加えて勝負度胸もあった長島選手。

あと何を考えているか分からない、もしかしたらやや天然なオーラも大物感がありました。

長島明澄、想像以上の選手だった。

フライ級決定5回戦 鈴木丈太朗(帝拳) VS 橋本 陸(Gツダ)

勝敗予想

このブログでも圧倒的優勝候補と紹介してきた東軍代表の鈴木丈太朗選手。

東日本の決勝では芸術的なボクシングで國田虎之朗選手を圧倒。

あまりの強さに3賞は逃しましたが、3賞に匹敵するかそれ以上のパフォーマンスでした。

西軍代表の橋本陸選手は安定感がありA級ボクサーのような風格が漂う選手。

一定のペースを保ってミスは侵さず戦う選手だが、鈴木丈太朗選手と比較するとややスピード、フットワークで劣るか。

ペース争いで鈴木丈太朗選手が上回りポイントを掌握すると予想します。

観戦記

開始早々、ゆったりとリラックスした立ち上がりの鈴木選手に橋本選手の右が決まる。

この1撃で腰を落とした鈴木選手は1Rをダメージ回復に努める。

2Rになるとダメージの抜けた鈴木選手がジャブ中心のボクシングで立て直す。

鈴木選手は打っては動き、深追いはせず、橋本選手は単発の強打を振る展開。

橋本選手のパンチはやや遅れて体重をしっかり乗せて飛んでくる。そして良く伸びる。

単発なのでKOにはならないのかもしれないがパンチ力ある。

4Rは鈴木選手の左ボデイに橋本選手が左フックを合わせてダメージを与える。

試合を通して鈴木選手のボディに対する橋本選手のリターンが良かった。

5Rは一進一退の攻防だったが手数でやや鈴木選手か??

判定は2対1で鈴木選手を支持。

橋本選手陣営は勝ったと思ったかもしれないが、ポイントを振り分けると自分の採点も鈴木選手でした。

勝った鈴木丈太朗選手は開始早々の右のダメージがあったのかもしれませんがこの日はどこか元気がなかった。

Sフライ級決定5回戦 布袋聖侑(大橋) VS 松尾タンク拓海(真正)

勝敗予想

大橋ジムの激闘ボクサー布袋聖侑選手はキャリア初期は打ち気にはやる傾向があったものの、試合を重ね課題を克服。

フィジカル面でも成長しており、練習量の多さを感じさせる。

強いハートとハードな練習で成長を続ける布袋選手。

だがしかし、西軍代表の松尾タンク選手は強い。

腰がしっかりと入った理想的な体の使い方が出来る逸材です。

布袋選手の熱いボクシングに心打たれる想いはありますが、タンク松尾のボディワークが上回ると予想します。

激闘王布袋が乱打戦に持ち込んで手数で勝る展開も予想されます。

観戦記

立ち上がりの手数とヒット数は互角だが、タンクの圧が強く後半になるにつれて差が出そうな立ち上がり。

試合が進むにつれて打ち合いの中で前のめりになる布袋選手に対し、バランス良く体のブレないタンクが有効打で上回り出す。

各ラウンド一進一退で大きな差はないのだが、ディフェンスが良く見栄えが良いのは松尾タンク選手という展開で試合終了。

フルマークもあり得るし、際どい判定の可能性もあると思った判定は3対0で松尾タンク拓海選手の勝利。

48対47もいればフルマークとしたジャッジもおり、印象通りの採点結果でした。

気持ちの強さで互角の展開に持ち込んだ布袋聖侑選手も素晴らしいボクシングをしました。

バンタム級決定5回戦 菅谷翔太(KG大和) VS 光富 元(六島)

勝敗予想

東軍代表のソリッドパンチャー菅谷翔太選手は切れのあるダイナミックなパンチが魅力的。

その魅力は8戦6勝(5KO)1敗1分というKO率の高さにも現れています。

西軍代表の光富選手は西軍代表決定戦でパーフェクトレコードの手島和樹選手を鮮やかに倒してこの舞台へ。

手島選手が相打ち覚悟のラフなボクシングで攻めたところにカウンターを決めたのかと思っていましたが、試合映像を見ると手島選手も丁寧に攻めており、その丁寧に攻める手島選手に光富選手は技ありの一撃を決めておりました。

ボディで下を意識させての右ショートは見事でした。

ダイナミックな一方で隙も生まれる菅谷選手に対し、正確なパンチを持つ光富選手。

この試合は光富選手の勝利を予想します。

観戦記

この日の菅谷選手はダイナミックな1発を捨ててなりふり構わぬ手数で光富選手に襲い掛かる。

1Rからジャブワンツーに左ボディが的確な光富選手。

ガードの間を抜く光富選手に対し、ガードの上からお構いなしに叩く菅谷選手。

普段とはやや異なるスタイルに感じたが、技術的に上回る光富選手を手数で凌駕しようという作戦でしょう。

しかし距離が開いたところで光富選手の右が綺麗に入り菅谷選手はのけぞる。

4Rは菅谷選手の手数が落ちず光富選手がクリンチで避難する場面も。

このラウンドははっきり菅谷選手がポイントを取ったか。

5Rも菅谷選手が攻めまくったが有効打は光富。

判定は3対0で光富選手。

菅谷選手の作戦は良かったが、それでも光富選手のパンチの的確性を上回るまでには至らず。

Sバンタム級決定5回戦 八谷洋平(RK蒲田) VS 市原 涼(黒潮)

勝敗予想

東軍代表の倒し屋オールドルーキー八谷洋平選手は御年36歳の最長老。

しかしそのパンチを侮るなかれ、10戦7勝(5KO)2敗1分と高いKO率を誇り、判定になった試合や敗れた試合でもダウンシーンを演出していました。

パンチに加え足も良く動く奇跡の36歳です。

しかし今回は相手が悪い。

黒潮タイフーン市原涼選手は高知から突如として現れた突然変異。

7戦7勝(7KO)のパーフェクトレコードから、パンチ力に目が向きがちですが、総合力がとっても高い。

攻撃もディフェンスもフットワークも全ての点数が高い。

「八谷選手が勝機を見出すとしたらここ!!」というポイントはあるものの、市原選手の優位はゆるぎない。

相性面で、もしかしたら八谷選手のボクシングが市原選手にはハマるのではという予感もあります。

観戦記

この試合、八谷選手の勝機は市原選手の右の打ち終わりと見ていました。

左ガードはそれほど高くはなく、右を振るった後はやや体が前のめりになり左ガードが下がるので、そこに左を合わせるか、右フックで飛び込むか、右フックは当たるんじゃないかと見ていました。

しかし市原選手の右は威力があるだけでなく、思った以上に伸びる。

それでも八谷選手はこの右の後に左を合わせ、足を使って左ストレートを突き刺し1R目をやや優勢に進める。

これならイケるかも。と思った2R、やや単調にワンツーを打っていた市原選手がコーナーに詰めた際に放った右フックが入る。

更にその後、ワンツーから返しの左フックを放つとこれが八谷選手にジャストミート!!

崩れ落ちると同時にセコンドがタオルを投げて駆け寄る衝撃的な一撃でした。

市原涼恐るべし。

高知の黒潮ジムから突然変異の超逸材が現れました。

フェザー級決定5回戦 謝花海光(M.T) VS 豊永太我(Woz)

勝敗予想

東軍代表謝花海光選手は東日本の決勝で亀田昇吾選手とのハイレベルな攻防を制して全日本の舞台へ。

前戦はヤンチャな亀田選手の猛攻に終盤大ピンチはあったものの乗り越えた。

西軍代表の豊永太我選手は体が柔らかく良く伸びるパンチと緩急が相手からしたらやりづらそう。

ピンチを迎える場面も多かったが、大事なところで踏ん張り勝ち切る強さがある。

自力でみると技術もスピードも謝花選手が上回ると予想します。

攻撃のテンポはやや謝花選手の方が速いので、その差が出るのではないだろうか。

観戦記

スピード差がありすぎ、相性的に謝花選手と見ていた試合はその通りの展開に。

謝花選手が先手を取り、豊永選手は追いながらパンチを放とうとするが、モーションの大きさから先に合わされパンチを返せばその場に謝花選手はもういない。

闘牛士状態で豊永選手は自分のボクシングが出来ずにフルマークの内容で敗北。

ランカークラスの選手を相手にした時の謝花選手のボクシングを早く観てみたい。

豊永選手はもしかしたらフェザーよりも1つ階級を上げた方が良いボクシングが出来るのではという気もしました。

Sフェザー級決定5回戦 保谷勇次(三迫) VS ラーメン高橋(KWORLD3)

勝敗予想

予想が非常に難しい対戦カード。

東軍代表の保谷勇次選手は一発一発どっしりとしたパンチにディフェンスも良く、サウスポーとの対戦経験も多い。

KO率は低いがパンチは重たく、パンチ力がないわけではない。

西軍代表のラーメン高橋選手は超独特なサウスポー。

変則的な前の手の使い方から、一気に踏み込んでの左ストレートで対戦相手を倒してきました。

両者の試合映像を見る限りだと、ボクサーとしてのレベルが高いのは保谷勇次選手だと思うのだが、この試合はどこか相性の悪さを感じる。

保谷勇次選手唯一の黒星は”背水のアグレッシブガイ”こと宮田ジムの橋場大樹選手。

橋場選手のアグレッシブで独特な間合いからの踏み込みとラーメン高橋選手のボクシングはどこか被るものがある。

動きにややどっしり感のある保谷選手にラーメン高橋選手が一歩早く距離を詰めて左をねじ込むかも。

ということでこの試合はラーメン高橋選手の勝利と予想します。

(うーん、、総合力では保谷選手な気はするが。)

観戦記

サウスポーのラーメン高橋選手は駆け出しの4回戦ボクサーのような前の手を伸ばして上下に振る独特で一見すると無駄な動きも多い変則スタイル。

しかしこの変速によって保谷選手は距離を詰められず、前の手に戸惑う間に遠い間合いからラーメンストレートが飛んでくる。

互角に戦っているようでも保谷選手のパンチが空を切る場面が目立つ。

どこか無理やりなぎこちなさを保谷選手に感じる攻防の中で2Rにラーメンストレートからのラーメンフックが炸裂し、この一撃で勝負あり。

変速で面白いけれど優勝するような選手ではないと思っていたラーメン高橋選手が優勝。

保谷選手は短距離走型ではなく中長距離型。これから6回戦、8回戦と上がっていけば持ち味が更に活かされていくはず。

ライト級決定5回戦 出畑力太郎(マナベ) VS 守屋龍之介(KWORLD3)

勝敗予想

東軍MVP驚異の18歳出畑力太郎選手の最も怖いところはその冷静さ。

表情を変えず冷静に相手の動きを見極めながら5戦5勝(4KO)で決定戦の舞台へ。

東の決勝では怒涛のラッシュで無尽蔵のスタミナを証明し、準決勝ではディフェンス能力の高さも証明。

何をやっても強い18歳に隙は無い。

西軍代表の守屋龍之介選手は下半身が柔らかく、被弾もするが打ち合いに強いボクサーファイター。

良いパンチをもらってもダメージを吸収し、激しい打ち合いでスタミナをロスしてもインターバルで回復してくるゾンビ的要素あり。

守屋選手がどこまで食い下がれるか楽しみですが勝利予想は出畑力太郎選手。

観戦記

よーいどん!で猛然と襲い掛かる守屋選手。

バッチバチの打ち合いに持ち込んだ守屋選手の1発1発を出畑選手は冷静にブロックして左フックを合わせ、右カウンターのタイミングも良い。

しかしガードの上からでも吹き飛ばしそうな守屋選手のパンチも非常に危険。

そのまま2Rに突入しても守屋選手の勢いは止まらず、ガンガン前に出ての右ストレートが出畑選手をとらえると前進の勢いに乗って出畑選手が後方に倒れダウン。

まさかの展開に場内はどよめくが、この後ダメージを感じさせず出畑選手が迎え撃つと技アリの右アッパーを決めてダウンを奪い返す。

この一撃で会場のボルテージは最高潮に。

立ち上がった守屋選手のダメージは深く、畳み掛ける出畑選手の右で再びダウン。

何とか立ち上がった守屋選手だが足がふらつく様子を見てレフェリーが試合をストップ。

アマチュアで高校大学とランキングに名を連ねた守屋選手がボクシング勝負ではなくパワー勝負を選択するほどに、出畑選手の冷静さとボクシング技術は光るものがありました。

出畑力太郎はこの先どこまで駆け上がっていくのか。

Sライト級決定5回戦 落合昭斗(一力) VS 島田ネン(とよはし)

勝敗予想

マッチョな強いフィジカルで相手が嫌がるラフさも見せる東軍代表の落合昭斗選手。

ガードが低い故にトーナメント前は優勝は難しいと見ていましたが、想像以上のやりづらさで相手のボクシングを封じてきました。

西軍代表の島田ネン選手は高い身体能力を持つ中日本の逸材。

順調に育てばタイトル戦線に絡む選手になってくると思います。

5Rのペース配分は気になるが、島田選手が爆発力を活かして落合選手を仕留めると予想します。

が、落合選手は遠い間合いから右を刺したりごりごりフィジカルで押して相手のスタミナを消耗させたり、そういうボクシングで島田選手を削っていく可能性も。

観戦記

両者向き合うと思っていた以上に両者の体格差は明らかで落合選手がデカい。

その上に速く力強いジャブとロングの左フックで島田選手を中に入らせず。

島田選手は頭を振って中に入ろうとするが、手を出さずに距離を詰めるので外から打たれ続け、中に入ってもすかさず落合選手がクリンチで攻撃を寸断。

少ないチャンスに右を強振してしまい空振り。

2Rと4Rに単発の右が入り落合選手が腰を落とす場面があったが、いずれもクリンチで攻撃は寸断され、再び落合ワールドへ。

落合選手の術中にハマり、島田選手はなす術なく2者がフルマークの内容で完敗。

デビュー2連敗(2KO)時の試合内容からディフェンスに難があり曲者だが優勝は難しいと思っていたが、落合選手の曲者ぶりは戦う相手にしか分からないものがあるのでしょう。

この曲者ぶりがランカー相手にどこまで通用するのだろうか。

ランカー勢の中では一番相性が悪そうな富岡樹選手との試合が観てみたい気もする。

島田ネン選手は映像で見て逸材だと思ったが、身体能力は高い一方で攻撃はやや単調ではありました。

ウェルター級決定5回戦 石井竜虎(渡嘉敷) VS 福本永遠(真正)

勝敗予想

3年振りに帰ってきた東軍代表石井竜虎選手は再起後3戦全て1R決着。

一撃のパンチ力は日本ボクシング界屈指。

西軍代表の福本永遠選手はジャブから冷静に上下に打ち分け着実にダメージを与えていくタイプ。

勝敗予想は石井竜虎選手ですが、もしも石井竜虎選手が強引に倒しにかかったら危ない予感も。

石井選手が強引に倒しに来た場合、福本選手が振り回さずインサイドを突いてカウンターを決める展開もあり得ます。

ディフェンスの良さと冷静さを持つ福本選手なので石井竜虎サイドとしては決して攻め急がず。

観戦記

1Rに石井選手が早速左で福本選手の腰を落とすが、福本選手もディフェンス良く、しっかりブロックしてリターンを返す。

石井選手は大振りにならず接近戦で細かいパンチの応酬。

打ち勝っているのは強打で勝る石井竜虎。

4Rに石井選手が足を使い、福本選手がやや打ち勝っているように見える場面もあったが、5Rに1発効かせた石井選手がまとめるとここまでのダメージの深さを考慮してレフェリーが試合をストップ。

石井選手が振り回せば福本選手にも十分チャンスがあると思ったが、接近戦の細かいパンチの応酬が続きスキを与えなかった石井竜虎選手でした。

ミドル級決定5回戦 佐々木 革(八王子中屋) VS テイラー 海(本田F)

勝敗予想

東軍代表の佐々木革選手は6戦6勝(3KO)で次戦が7戦目。

国内でしか試合をしていないのにポーランド、フランス、米国と外国人選手との対戦が多く次はイギリス出身のテイラー海選手。

この多国籍感はミドル級ならでは。

兄の佐々木尽選手とは違い一戦超えちゃったイカれた感じはなく、攻撃的ながら冷静でリスクは侵さない。

無鉄砲なお兄ちゃんを見て育った弟あるある。

デビュー当初はミドル級にしては小さいと感じたが、数々のミドル級ファイター達の強打もしっかりと受け止めるフィジカルの強さをプロ6戦で証明しました。体幹がとっても強い。

西軍代表のテイラー海選手は西日本の藤原勇生選手を破って決定戦の舞台へ。

総合力が高くミドル級の中では足も使えて個人的に評価の高かった藤原選手相手にダウンを奪われるも、それ以外のラウンドは全て取って3対0の判定勝利。

ジャブがとっても上手いのがテイラー選手の特徴ですが、藤原選手との試合は各ラウンド僅かな差で、どちらが勝っていてもおかしくない内容でした。

予想は安定感に加えて攻撃力も上がってきた佐々木革選手のKO勝利。

観戦記

1Rはテイラー海選手のジャブが良く、佐々木選手はやや先手を取られた印象。

しかし2Rになると頭を振りながら距離を詰めて左右フックで佐々木選手が反撃に出る。

接近戦の場面も多かったので佐々木選手はボディ打ちのチャンスと思ったが、ボディはそれ程打たず。

たまに打つ左ボディをテイラー選手が確実に嫌がっているのでもっと打てればとは思いました。

しかし少ないながら効果的な左ボディを決め、顔面にも左右フックを叩き込む佐々木革選手が攻勢を仕掛け、4Rに右でテイラー海選手が倒れるとレフェリーはそこまでのダメージを考慮してかレフェリーストップ。

まとめ:全日本新人王決定戦はU-NEXTで配信!!

以上、2025年ボクシング全日本新人王決定戦の勝敗予想・観戦記でした。

中谷潤人選手や矢吹正道選手、ユーリ阿久井選手といった今をときめくチャンピオン達もこの新人王トーナメントでキャリアを積み上げた選手達です。

亡くなられてしまいましたが坂間叶夢選手のようなスーパーホープが次々とこのトーナメントから登場しています。

2025年の全日本新人王も近い将来ランカー勢を脅かすであろう選手が多数参戦しました。

U-NEXTさん2025年もありがとうございました。

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