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【PRIZE FIGHTERは現地へ!】マッチルームのミドル級トーナメント出場選手情報

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

3150FIGHTとマッチルームがパートナーシップを結び開催予定だったミドル級トーナメント『PRIZE FIGHTER』。

当初は2024年3月31日(日)の3150FIGHT vol.8に組み込まれる予定だったこのトーナメントは2024年7月15日(月祝)に仕切り直して実施されることが発表されました。

その優勝賞金はなんと100万ドル!!

100万ドルは日本円換算したら1.4〜1.5億

世界チャンピオンのファイトマネーも遥かに超えるこの賞金トーナメント。

日本人からは当初予定されていた2名に加えて竹迫司登選手も加えた3名が参戦予定です。

日本からの参戦予定選手

  • 日本ミドル級王者 国本 陸
  • 日本ミドル級1位 可兒 栄樹
  • 元東洋太平洋ミドル級王者 竹迫 司登

この記事ではトーナメント出場選手の戦績・特徴・試合映像を紹介します。

試合会場は大阪府吹田市の大和アリーナ!!

チケットは全席残っています。

配信はありません!!

世界のミドル級を堪能できるまたとない機会なので会場に行ける方は是非!!

>>PRIZE FIGHTER特設サイトへ

12戦11勝(5KO)1敗日本ミドル級王者 国本 陸

まずは日本からトーナメントに参戦する六島ジムの国本陸選手。

唯一の敗戦は後からこのトーナメントに参戦が決定した竹迫司登選手に喫したもの。

この階級のチャンピオンにしてはKOが少ない印象はあるものの、直近4戦は4勝3KO。

強敵酒井幹生選手も2度退けており、国内レベルでは敵なし状態になってきた!!

国本選手に対してはアマチュアキャリア豊富なエリートボクサーのイメージがありましたが、伊藤雅哉氏の記事を読みイメージは一転。

家族を支えながらボクシングに打ち込む国本選手に人間的な魅力もまた感じてきました。

国本選手は平均点が高いタイプのボクサーで突出したものはない。

逆に言うと穴もないボクサーで、このまま全体平均を上げていけば今大会の優勝は十分あり得ると予想しています。

トーナメント初戦で対戦と発表されている可兒栄樹選手のことは3月31日の3150FIGHTで退けており、本当に対戦するのかは疑問符がついています。

15戦8勝(4KO)4敗3分日本ミドル級1位 可兒 栄樹

今大会に出場している選手は無敗か1敗が大半。

その中でこの戦績は逆に目立ちます。

プロ叩き上げボクサー可兒選手の魅力は強靭なフィジカルとガードからのパワフルなリターン。

ガッチリガードから真っ直ぐ放たれるジャブも魅力。

ただ、ガードを固めている時間が長くなってしまう場面もあり、そこが課題の一つ。

将来性はあるけれども現時点ではまだかな、、、という選手です。

3月31日の国本選手との日本タイトルマッチでは中盤までは奮闘するも6R1分53秒TKO負け。

伸び代はあるにしてもまだまだ国本選手との間には力の差を感じた試合でした。

6戦6勝(2KO) マーク ディキンソン(英)

アマチュアで65戦のキャリアを持つイギリスのホープ、マーク ディキンソン選手は6戦無敗。

KO率は高くないものの、オフェンシブでアマチュアキャリア豊富な選手らしいオールマイティなボクサーです。

一発のパンチがあるわけではないので怖さはなく、打ち合いにくるのでつけ入る隙は十分ある。

19戦16勝(15KO)2敗(1KO)1分 元東洋太平洋ミドル級王者 竹迫司登

13戦無敗で8KOのアナウエル ヌガミセンゲ選手に代わり出場することになった竹迫選手。

韓国のリングに上がった前戦は動きの悪さを感じ、2対1の判定負け。

対戦相手が強かったというのもありますが、コンディション面で問題があったように見えた試合でした。

東洋太平洋タイトルの防衛戦で敗れたばかりの竹迫選手にとっては再浮上のまたとないチャンス!!

初戦でぶつかるマーク ディキンソン選手もパワーはさほど感じず、更に打ち合いにもくる選手なので相性は悪くないはず。

18戦18勝(9KO)アーロン マッケンナ(アイルランド)

アマチュアで73戦、プロで18戦18勝(9KO)と戦績はかなりヤバいアーロン マッケンナ選手。

身長も185cmと長身で動きもシャープ。

崩すのは相当厳しい対戦相手ではあります。

全選手チェックした中でマッケンナ選手が優勝確率的には一番高いかなと感じました。

線は細いので耐久力の面ではどうでしょうね??

14戦14勝(5KO)ジェオバニー エステラ(米)

スピーディーなミドル級ボクサーのジェオバニー エステラ選手も14戦無敗。

これだけ軽快なフットワークを見せるミドル級ボクサーを日本のリングでお目にかかれる機会は早々ない。

会場に行ける方は是非生観戦をお勧めしたい選手です。

こういうスピードがあって華のある選手をコツコツ時間をかけて崩していく試合が個人的には好きです。

初戦の相手がアーロン マッケンナ選手なので1試合目で散る可能性も高いか。

20戦19勝(14KO)1敗アイニウェア イリィアティ(中国)

天熊丸木凌介選手と対戦経験のあるアイニウェア イリィアティ選手は20戦19勝(14KO)1敗と攻撃力の高いボクサー。

丸木凌介選手との試合は大差で勝利していましたが、的確にパンチを当てていくうまさも兼ね備えた選手です。

この選手は見た目には分からない上手さがありそうです。

24戦20勝(5KO)3敗1分キーラン コンウェイ(英)

キーラン コンウェイ選手は3敗していますが、アーロン マッケンナ選手同様に手足の長いボクサー。

マッケンナ選手のようなキレは感じませんが、スピードがあって自分から仕掛けていくタイプの選手。

20勝5KOの戦績が示すとおり突出したものを感じる選手ではありません。

まとめ:ミドル級トップボクサーが多数参戦も集客出来るのか!?

3150FIGHTから仕切り直しで7月15日に大阪の大和アリーナで開催することとなったPRIZE FIGHTERミドル級トーナメント。

世界的に見れば注目の興行ですが、国内的にはミドル級は決して層が厚いわけではなく、関心がそこまで高い階級ではありません。

東洋太平洋のタイトルマッチでも対戦相手が外国人選手の場合はチケットの販売で苦戦するのが通例。

人気選手の試合であったとしても外国人選手サイドの席はガラガラです。

出場8選手中5名が外国人ボクサーで果たしてチケットは売れるのでしょうか!?

大和アリーナは最大4,800名収容。

観客は入ってもせいぜい1,000名が良いところではないでしょうか??

torajiro

どういう勝算で100万ドルのミドル級トーナメントを日本で開催することにしたのだろうか。

というtorajiroの予想が裏切られるような結果になることを期待しています。

果たしてどんなウルトラCが待っているのか??

乞うご期待。

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