こんにちはtorajiroです。
今回の記事は100%自分の趣味趣向で書いていますが、亀田興毅会長が主催する3150ファイトの興行で面白いカードが決まりました!!
ボクシングマニアの間では何年にも渡り有名なあのベジータ石川選手が3150ファイトの注目選手、靴磨きボクサーこと高田祈斉選手と対戦します!!
あのベジータがついに全国区になるかと思うとワクワクしてしまうこの注目カードを紹介します。
ベジータ石川とは何者か?
3150ファイトに出場するベジータ石川選手について紹介します。
この選手、ベジータは当然の事ながらリングネームですが、ドラゴンボールのベジータのコスチュームで入場することでボクシング通の間では何年も前から有名な選手です。
出身は福岡県北九州市。僕も母方の実家が北九州の若松なので親近感あり。
所属ジムは福岡の折尾ジム。
戦績は19戦3勝14敗2分。14敗のうち10がKOによる敗戦。
かつては吉本からお笑い芸人を目指したこともあったそうです。
戦績だけ見ると散々ですが、この戦績とベジータというリングネーム。そしてベジータになりきった入場シーンでボクシング通の間では知られた存在です。
好きな選手は元K-1のレイ・セフォー選手。
たまにガードをだらりと下げるのはレイ・セフォー選手のマネのようです。
その結果こんな戦評を書かれてしまうこともあり。
試合:サウスポー石川はガードを開き誘い込む素振りを見せるが、左フックを打ち込まれダウン。直ぐに立ち上がるも、ロープ際で連打を浴び崩れ落ちた。
引用元:ボクシングモバイルより
はい。一番格好悪い負けパターンです。
ベジータ石川の凄いところ
さてこのベジータ石川選手。戦績だけ見たら散々で、引退勧告されそうなレベルですが、ボクシング界にとってはなくてはならない存在です。
選手が激減して人気も低迷しているボクシング界にはベジータ石川選手のような方が不可欠です。
その凄さを順を追って紹介していきます。
ベジータ石川の凄いところ1:6階級にまたがり戦う男
ベジータ石川選手のデビュー戦はスーパーバンタム級でした。55.3キロリミットです。
ところがデビュー2戦目にはバンタム級で、そして3戦目にはスーパーフライ級で試合をしています。
階級を上げるなら分かりますが、こんな風に階級を落として試合をする選手は稀です。
これだけでも十分驚きですが、ここからなんとスーパーフライで2戦した後の5戦目にはスーパーフェザー級で試合をしています。
体重差実に6キロ。実質ナチュラルウエイトだろうという体重差です。
減量は本当に過酷で、1階級落とすのも至難の技です。
そして逆に1階級上げるのも対戦相手の身長やガタイにびっくりするぐらい違いを感じます。
かくいう自分も、昔ボクサーをしていた頃、フェザー級で試合をしていましたが、減量が楽なので試しに一回級落としたスーパーバンタムで試合をした時は相手が随分小さく感じたものです。
わずか1.7キロくらいの差でも、試合をする側からしたらかなり違うものです。
スーパーフライ級からスーパーフェザー級は実に4階級の差があります。
これだけでもあり得ないですが、ベジータ石川選手はスーパーライト級でも試合をしたことがあります。
スーパーフライとスーパーライトで比較すると、実に10キロ以上の体重差。
10キロ以上の体重差なんていくら何でも無謀すぎますが、それを気にせず相手の土俵で誰とでも戦い続けてきたのがベジータ石川選手です。
ベジータ石川の凄いところ2:数々の注目ボクサーと対戦
階級を超えて戦い続けてきたベジータ石川選手。
相手の土俵で戦うものですから、指名されることも多かったでしょう。
戦ってきた選手の中には後のチャンピオン候補や期待されていたボクサーも散見されます。
最近ですと、昨年コロナ感染もあって体重を落とせず注目を集めてしまった佐々木尽選手。
スーパーライト級の中でも規格外のパンチ力と誇るこの佐々木尽選手と、ベジータ石川選手はスーパーライト級の4回戦で対戦しています。
スーパーフライで戦っていた選手がスーパーライトで戦うなんて、この階級の飛び越え具合はアジアではパッキャオかベジータの2人くらいではないでしょうか。
そして佐々木尽選手と戦った1年半後には、58.0kgの契約ウエイトで、未来モンスター松本圭佑選手とも対戦。
かなりヤバいパンチ食らってる。。腰砕け過ぎ。。
他にもK-1 WORLD MAX2010トーナメント3位で一時ボクサーをしていた松本芳道選手や、弁護士ボクサーとして話題になった坂本尚志選手なんかとも対戦経験があります。
ベジータ石川の凄いところ3:あの元世界チャンピオンにまで注目される
ベジータ選手はあの長谷川穂積氏のYouTubeチャンネルにも出演しています。
ベジータ側が売り込んだ訳ではなく、長谷川穂積さんからオファーを出しての出演でした。
それくらいボクサーやファンの間ではよく知られた選手であります。
ベジータの前はバナナ石川だったなんて小ネタも披露しており、長谷川穂積さんはかなりのベジータ通でした。面白い動画ですよ。
このようにベジータ石川選手は4回戦、6回戦レベルの中ではダントツの知名度を誇っています。
ベジータ石川の凄いところ4:SNSも活発
ベジータ石川選手はSNSも活用しており、特にTwitterが元気。
基本どなたに対しても即レスで僕もしばしばやり取りさせていただいております。
以前、100%スルーされると思いつつ亀田興毅氏のTwitterにベジータ石川選手推しのコメント送ったところ、ベジータ様も即反応してくださいました。
おそらくこれが対戦カード決定に影響した可能性はゼロですが、3150ファイトにベジータ選手が出てくれたら面白いと思っていたので嬉しかったですね。
他にも最近ベジータ選手はYouTubeも初めました。
チャンネル名は「ベジータ石川くんの芸人魂」
ゆる〜く楽しめるチャンネルとなっております。
2022年4月25日時点でチャンネル登録者は1,170人。
3150ファイトの興行後にこの数字がどれくらい伸びますかね。
対戦相手の高田祈斉選手について
ベジータ石川選手の対戦相手、3150ファイトの高田祈斉選手(通称靴磨きボクサー)は全貌は明らかになっていない選手ではありますが、ハッキリ言って強いです。
一瞬映った動画見て「こいつ誰だ!?」と思い記事を書いたので詳細は以下の記事をご覧ください。
路上で靴磨きをしていたところを亀田史郎氏がスカウトした感じ。
話題性だけだろうと思っていたら一瞬映ったスパーリング動画見て驚きました。
戦績は1戦1敗なのでリングに上がってみないと分かりませんが、センスはかなりあります。
ベジータ石川に勝機はあるか!?
この強い高田選手を相手にベジータ石川選手に勝機はあるのでしょうか?
勝算は正直低いですが、強いと言っても高田選手も5年のブランク明け。戦績も1戦1敗。
キャリアでは大きく上回るベジータ石川選手が相手の距離で戦わなければ撹乱出来るかもしれません。
遠い距離から左で飛び込んで距離を詰めて接近戦仕掛け、また遠い距離にエスケープして、といういやらしいスタイルで戦えば一泡吹かせられるかも。
高田選手はカウンターの左フックが上手そうなので、左で入った後はすぐダッキングして、うち終わりに左を合わされないように注意したいところです。
まとめ
以上、ベジータ石川選手の紹介でしたが、ベジータ選手は次の試合で引退の可能性があります。
最近のtweetでは何度か引退を仄めかしています。
次の3150ファイトがベジータ石川選手を拝める最後の機会かもしれません。
4月29日はABEMAでベジータ様の地上で最後になるかもしれない戦いを見届けましょう!!