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2025東日本新人王Sライト級の注目選手紹介|決勝は磯谷広太と落合昭斗

torajiro

ボクシングファン歴28年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴3年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

本記事では2025年ボクシング東日本新人王Sライト級の注目選手の紹介とトーナメントの動向を追いかけて行きます。

2024年の東日本新人王Sライト級は腰高なスタイルがやや気になるも元K-1ファイターのシャオリン孝司選手が優勝。

K-1時代から培ってきたキャリアの差を見せる結果となりました。

2025年のSライト級は果たしてどういった結果になるでしょうか。

課題はガードの落合昭斗

アマチュアで19戦15勝(5KO)4敗の実績を持つ一力ジムの落合昭斗選手は優勝候補の一人。

  • デビュー戦は2022年全日本新人王の川口高良選手にTKO負け。
  • 2戦目も花形ジムの諸戸明来選手に逆転TKO負け。

2戦連続KO負けという厳しい船出のプロキャリアですがその後は2連勝中。

高い攻撃力を持ちますが両ガードを下げる癖、ジャブで踏み込んだ際に右ガードが下がる癖があるので相打ちを狙われると危ない。

ボクシングレイズより

修正されてきてはいますが、元来が両肘を広げて脱力してパンチを打つスタイルなのでこの課題はついて回りそう。

輪島遺伝子爆発なるか磯谷広太

ボクシングモバイルより

(この写真格好いい↑)

輪島功一氏の孫、磯谷広太選手はデビュー戦で消防士ボクサー藤原蓮選手と対戦。

フィジカルが強く先にプロで3勝している藤原選手に足を使い的確な有効打で2対0の判定勝利。

アマチュアで17戦11勝(6RSC)6敗のキャリアはあるが磯谷選手はまだ18歳。

体の出来上がっていないアマチュア上がりのボクサーがプロの叩き上げに倒されるパターンをイメージしましたが厳しいデビュー戦を乗り越えました。

兄の磯谷大心選手は新人王トーナメントの東の決勝でキャリアの差を痛感する敗戦から3連敗の時代がありました。

しかし磯谷広太選手の場合はアマチュアの経験もあり安定感があります。

年齢的にもまだまだ伸び盛りでこのトーナメントでブレイクする予感大。

ダブルノックダウンボクサー松村直樹

デビュー2戦目で世にも珍しいダブルノックダウンを経験している松村直樹選手。

強打を振って前のめりになるうちに良いパンチをもらってしまう展開で2連続KO負け。

ここからリング上での戦い方を修正し、ガードも良くなり足も使うようになった松村選手は2連勝。

元々練習では出来ていたことを試合でも出せるようになってきた、というところではないかと勝手に思っています。

攻撃面は華があるが耐久力には不安があり、トーナメント2戦目で対戦する峰青俊選手とは相性の悪さも感じます。

バックボーンはサッカーの諸戸明来

花形ジムの諸戸明来選手は叩き上げボクサーながらデビュー戦で落合昭斗選手に逆転TKO勝利。

バックボーンとなっているのはサッカーで、サッカーと言えば2022年の全日本を制した川口高良選手も元サッカープレイヤーでした。

競争が激しい世界で戦ってきたフィジカル、精神、身体能力は戦うステージをボクシングに移しても結果を残していくでしょう。

他競技で活躍していた選手がボクシングに転向して結果を出してくれれば裾野が広がるきっかけにもなる。

小さい頃からボクシングをやっていた選手しか上に行けない世界ではないということを証明して欲しいです。

準決勝は落合昭斗と磯谷広太が勝ち上がる

準決勝を勝ち上がったのは落合昭斗選手と磯谷広太選手。

落合選手はやや荒れた試合ながら単発の右強打を決めてポイントアウト。

しかし途中右フックをもらいヒヤッとする場面が何度もあった。

筋肉が固くガードが低いタイプなので一発もらった時にダメージを逃がせない点が心配。

磯谷選手は安定したボクシングで無難にポイントアウト。

まだ若くて体が出来てくるのはこれからだが技術がしっかりしているので安心して見ていられる。

おまけ:新人王決勝はU-NEXTで!!

以上、東日本新人王トーナメントSライト級の見どころ紹介でした。

新人王トーナメントは東の決勝、西軍代表決定戦、全日本新人王決定戦がU-NEXTで配信されます。

会場のお近くの方は是非ボクシングチケットドットコムを利用して選手からチケット購入しての現地観戦をお楽しみいただきたいですが、難しい方はU-NEXTでも視聴可能です。

U-NEXTでは新人王から日本タイトル、そして世界へと、頂点まで繋がる道を網羅してくれる、ボクシングファンにとっては有り難い配信サービスとなっております。

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