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2025東日本新人王フェザー級の見どころ解説|初戦が事実上の決勝戦!?

torajiro

ボクシングファン歴27年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2024年の東日本新人王フェザー級は脅威のパンチ力と確かな技術で三迫ジムの北本慶伍選手が優勝。

高校総体王者、「井上尚弥のスパーリングパートナー」として注目された山川健太選手を相手にしても圧倒的なパワーで寄せつけませんでした。

2025年はこの北本選手と2024年のトーナメント決勝で対戦した江田葵一選手が優勝候補の一角も、初戦から厳しい対戦相手と激突。

更に逆ブロックにもデビューを控える強敵が。

2025年の東日本新人王フェザー級の注目選手をチェック!!

江田葵一 VS 池森天力は事実上の決勝戦となるか!?

2024年のフェザー級で決勝まで進出したKG大和ジムの江田葵一選手はアマチュアでも30戦19勝(5RSC)11敗のキャリアを持つサウスポー。

2024年の決勝はサウスポー相手に意外な上手さを見せた北本選手に右ストレートをもらいポイント負け。

しかしアマの実績とプロでの3戦2勝1KO1敗という戦績を考えると優勝候補最有力。

この江田選手が初戦で対戦する相手は帝拳ジムの池森天力選手。

父親の池森久貴氏は現役時代に日本タイトルマッチで当時「世界王者以上の実力を持つ」と言われたサーシャ・バクティンの持つベルトに挑んだこともあるプロボクサーでした。

池森天力選手もアマチュアで27戦19勝8敗の実績を持つがプロでは1戦1敗とまだ白星なし。

デビュー戦はこれまたアマチュア実績のある日向和輝選手にダウンを奪われる判定負け。

プロのデビュー戦はアマチュアとは別物で慣れる前に一発もらってしまった試合でした。

1戦経験したことによる違いはあるでしょうが、先にプロで3戦している江田選手がやや優勢か。

アマチュアキャリアを持ってデビューする亀田昇吾

江田×池森の逆ブロックで注目の選手はワタナベジムの亀田昇吾選手。

アマチュアで26戦18勝(8RSC)8敗の経験値があります。

アマチュア時代の試合映像を見ると好戦的で前に出て手数を出すプロ向きなスタイル。

しかもスタイル的にワタナベジムは本人にも良くあっているジムだと思われる。

まだデビュー前なので未知数な部分はありますがプロで面白い試合をする選手になっていくでしょう。

ポテンシャルNo.1謝花海光がダークホース

中谷潤人選手で知られるM.Tジムの謝花選手は素材としては一級品。

盛り上がった肩の筋肉はフィジークに出場しているビルダーのよう。

両ガードをしっかり上げたその位置から最短距離で飛んでくるジャブワンツーはモーションがなく反応が難しい。

高校選抜準優勝と高校でのアマチュアキャリアもありますが、その実績以上に身体能力に将来性を感じる。

パンチも一発一発腰が入っていて威力がある。

3年後に1番上の位置にいる選手は誰だ?

という見方であれば謝花選手をプッシュします。

オールドルーキー菅田恭平の変則ボクシング

2024年の新人王トーナメントで江田葵一選手からあっと驚くダウンを奪った菅田恭平選手。

菅田選手の武器は体にピタリとくっついた状態から放たれる独特の左ストレート。

独特のタイミングで突然飛んでくるこの左は厄介極まりない。

雑に見えるかもしれない菅田選手のボクシングは目に見えないやりづらさがある。

33歳デビューのオールドルーキー菅田恭平選手はいい味出しています。

協栄の福山弘樹はダウンさえなければ

協栄ジムの福山弘樹選手はダウンしがちな弱点はあるものの6戦4勝2敗(2KO)と戦績は良い。

KO勝利はありませんが一発一発のパンチは重く、以前試合観戦した際も会場にいい音が響くボディを打っていました。

キレるパンチではなくどっしりなので倒すタイプのパンチではない。

基本がしっかりしており、フィジカルとハートの強いボクサーが多い協栄ジム所属なので伸びてくるかも!

おまけ:新人王決勝はU-NEXTで!!

以上、東日本新人王トーナメントフェザー級の見どころ紹介でした。

新人王トーナメントは東の決勝、西軍代表決定戦、全日本新人王決定戦がU-NEXTで配信されます。

会場のお近くの方は是非ボクシングチケットドットコムを利用して選手からチケット購入しての現地観戦をお楽しみいただきたいですが、難しい方はU-NEXTでも視聴可能です。

U-NEXTでは新人王から日本タイトル、そして世界へと、頂点まで繋がる道を網羅してくれる、ボクシングファンにとっては有り難い配信サービスとなっております。

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