観戦記

志成ジム興行 LifeTime Boxing Fights 10 観戦記

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

こんにちはtorajiroです。

少数精鋭の選手と名トレーナー軍団で構成された志成ジム主催興行の観戦記です。

志成ジムはどうやってマネタイズ出来ているのか気になるジムです。

日大出身注目の鈴木稔弘選手のデビューや木村吉光選手と中川兼玄選手のWBO-APタイトルマッチが行われた興行でした。

今回は急激にボクシング中継が増えたABEMAプレミアムで追っかけ再生をしながら視聴。

仕事で開始に間に合わなかったり、家事等で中断されることもあるのでこの機能はとても便利です。

ABEMA(旧:AbemaTV)

51.5kg契約6回戦 山内寛太(DANGAN越谷) VS 具志堅広大(T&H)

4連敗中の具志堅選手はここらで連敗脱出したい。

山内選手はデビューから3戦白星のないところから勝ち上がった選手。

1R目、山内選手はジャブで中間距離をキープしながら攻勢。具志堅選手は中に入りたいがやや先手を取られている。

2R目、具志堅選手先手を仕掛けるが山内選手のアッパーで少し腰を落とす。序盤は接近戦を仕掛けた具志堅選手だが、徐々に山内選手の中間距離のボクシングに。

3R目、具志堅選手は飛び込んで接近戦に持っていく。山内選手は距離が出来たところで右ストレートをヒット。山内選手の左フックがクリーンヒットし、具志堅選手の動きが止まったところ一気にまとめてレフェリーストップ。

具志堅選手勝ちたい気持ちが伝わる試合でした。

接近戦は悪くなかったのですが。山内選手は中間距離での戦い方が良かったです。

64.5kg契約6回戦 平安山太樹(オキナワ) VS 星大翔(角海老宝石)

星選手は映画「あゝ荒野」に脇役で出ていました。確か阿部トレーナーとミット打ちしていたような。

2021年度全日本新人王の平安山選手はハードパンチャーの日本ランカー。

星選手にとってはチャレンジマッチ。

試合感覚が2年近く空いているがその間に成長したか。

残念ながら平安山選手当日発熱で試合は中止。

試合当日会場入りして試合中止を告げられた星選手を思うとやるせない。

何らかの形で報われて欲しいと思います。

ライト級6回戦 鈴木稔弘(志成) VS ポーンセップ・ワドンガム(タイ)

兄の鈴木雅弘選手と一緒に角海老でプロになるかと思われた鈴木稔弘選手。

藤原トレーナーのもとで時間は掛かりましたがついにデビュー。

1R目、鈴木選手秒殺、、スピードのあるコンビネーションが素晴らしかった。

力みなくキレのあるパンチが飛んでくるので対戦相手からしたら予備動作もなくて対処が難しそうに感じました。ああいうパンチってどうやったら打てるようになるんだろう。

体の使い方を教えて欲しい。

勝利後はお兄さんの鈴木雅弘選手と同じ決めポーズでした。

隣の藤原トレーナーがノリノリでした。

Sフェザー級6回戦 アティップボディ・スリカオ(タイ) VS 渡邊海(ライオンズ)

秒殺の人気ボクサー渡邊選手が登場。

渡邊選手は応援団も協力。声援解禁されたら凄い事になるだろうな。

1R目、 スリカオ選手の強引な攻撃は脅威。渡邊選手は慎重な立ち上がりも足を使って上手にサウスポーのスリカオ選手の外を取る。

2R目、渡邊選手はスリカオ選手の左ストレートを外して右ストレートを好打。

解説の内藤律樹選手が言ってたパターンでまずは先制。

3R目、強引に入ってバランスを崩したスリカオ選手に右を当ててダウンを先取。スリカオ選手はボディも効いている。

4R目、強引に入ってきたスリカオ選手を外し、ボディからの連打で最後は右ストレート一閃で渡邊選手のKO勝利。

Sフェザー級8回戦 ジェス レイ ワミナル(比) VS 中井龍(角海老宝石)

現日本ライト級チャンピオンの宇津木選手からダウンを奪った事もある中井選手。

実力は上位ランカークラスだと思います。

中井選手はトレードマークのマスクが格好いい。

1R目、サウスポースタイルの中井選手はフットワークが速く足の位置取りが上手い。

2R目、中井選手が前後左右に動きながらコンパクトな左をヒットさせるがワミナル選手も好戦的に前に出る。中井選手はワミナル選手が入ってきたところにアッパーをヒット。

3R目、中井選手外の取り方上手いなぁ。常にパンチを貰わない位置を取りながらジャブを当てて左に繋げる。

4R目、中井選手左右によく動いて被弾はないがワミナル選手はガードの上からでもパンチを打ち込んでくる。

5R目、ワミナル選手は中に入りたい、中井選手は足を使って距離をキープ。お互い有効打は奪えない展開。

6R目、序盤は中井選手手数が少なくワミナル選手の強打が目立つ。中盤以降は中井選手もサイドに回りながらコンパクトなパンチを打ったが序盤のワミナルの攻勢の方が目立ったか。

7R目、ワミナル選手が入ってくるところに中井選手がパンチを合わせ回り込むがワミナル選手も強引に距離を詰めてくる。中盤から終盤にかけて中井選手が相手の入り際にパンチを合わせる。

8R目、スタートからぐいぐい前に出るワミナル選手。体の力が強い。中井選手は足を使って捌くが有効打を当てるまでには至らず。難しいラウンド。

判定は微妙かと思ったがフルマークで中井選手。

僕の採点では2ポイントワミナル選手につけていました。中井選手の勝ちは変わりませんが。

判定差程の圧勝ではなかったかな。アウェイなら逆の判定も有り得たかもしれない内容でした。

しかし中井選手のフットワークとボディワークはとても良かったです。サウスポーの選手は良いお手本になると思いました。

バックステップした後ですぐに右を取る足の動きや、左回りからの右の取り方等勉強になりました。

Sバンタム級8回戦 大湾硫斗(志成) VS マーク アンソニー ヘラルド(比)

強打者大湾選手が出場。

今回の興行はこの大湾選手を売り出す事に力が注がれているように思われます。

パンチ力とは裏腹なネガティブキャラが面白い。

1R目、サウスポーのヘラルド選手相手に大湾選手慎重な立ち上がり。右からの返しのフックが良い。

2R目、大湾選手は右で終わらないところが良い。しっかり左まで返す。大湾選手は落ち着いて徐々にペースを上げてきている。

3R目、大湾選手の左ボディは効きそう。コンビネーションのボディが効果的。

4R目、大湾選手の右ボディストレートが良い。右ボディアッパーも効果的だった。

5R目、大湾選手は不用意な被弾が全くない。中盤からヘラルド選手が出てきたが大湾選手は打たれたら必ず返して有効打で上回る。

6R目、大湾選手攻勢に出てワンツーワンツーで下がらせるが、ヘラルド選手の頭が当たり、レフェリーが注意しようとしたところヘラルド選手が止まらずパンチを打ち込み大湾選手倒れる。ここはヘラルド選手に減点1。大湾選手ダメージがあるのか動きが落ちて右フックをもらう。

7R目、大湾選手は相手が打ってきたらすぐに打ち返しポイントを渡さない。バランスが良い。

8R目、有効打で大湾選手が上回っていたが、最後に左ストレートと右フックをモロに貰ってしまった。

ジャッジは79対72で大湾選手を支持。

そこまでの差はない試合だったが、ポイントをつけるならこうなるかなという内容でした。

僕は6R目と8R目はヘラルド選手につけていました。6Rは減点で相殺ですが。

大湾選手は相手のパンチブロックしても全く体がブレずにすぐ打ち返すので相手からしたら嫌でしょうね。打ちに行ったらその倍打ち返される。良い選手です。

WBO-AP・Sフェザー級王座決定12回戦 木村吉光(志成) VS 中川兼玄(角海老宝石)

木村選手は実力もさる事ながらルックスも男前。

中川選手とは5年前に試合して勝利をおさめているハードパンチャー。前戦では日本チャンピオンの坂選手にも勝利している成長著しい選手。

対する中川選手も元チャンピオンから勝利をおさめてきた好選手。角海老に移籍して更なる進化を遂げているかに注目。

1R目、木村選手のパンチはキレててパワフル。ジャブで顔を跳ね上げてガードの上からでも右ストレートは威力があった。中川選手は淡々と、徐々に徐々にペースを掌握していきそうな雰囲気。

2R目、中川選手がガードの隙間に的確なパンチを当てる。木村選手もパワフルなパンチを見せるがガードの上ではある。

3R目、木村選手が一発当てた後連打で攻勢。クリーンヒットは多くはなかったがガードの上からでも印象は良い。中川選手は右クロスが絶妙。

4R目、木村選手の勢いが増す。強烈なジャブで何度も中川選手の顎が上がる。手数でも有効打でも木村選手が大きく上回る。

5R目、木村選手の左アッパーと右がクリーンヒット。追撃の左アッパーからの右がクリーンヒットし中川選手ダウン。悔しい顔をして立ち上がる中川選手。木村選手が一気にまとめてレフェリーストップ寸前だったが中川選手はここを耐えて打ち返した。

6R目、中川選手の右が面白いように当たる。これにはびっくり。

7R目、木村選手は後半失速するかと思ったが運動量が落ちない。左アッパー右ストレートがヒット。中川選手はリードを許すがこの左アッパーから右ストレートのコンビネーションに右ストレートを合わせようとしていた。凄い。。

8R目、激しい打撃戦。木村選手左右アッパー等の力強いパンチの印象が強かったが中川選手もコツコツパンチを返していた。

9R目、中川選手勝負を賭けに前に出てきた。中川選手の前進が序盤は攻勢も木村選手が徐々に相打ちで有効打を奪い、ラスト40秒付近で中川選手が少しバランスを崩してから打ちにいったところに木村選手のワンツーが当たりダウン。

10R目、中川選手はぐいぐい前に出て木村選手のガードの隙間にパンチを当てていく。それでも木村選手は終盤になるにつれて左からの右を当てていき手数でもクリーンヒットでも上回ったか。

11R目、中川選手は前に出るが動きは落ちてきている。木村選手がスピードのある細かいパンチを当てていく。中川選手は凄い根性。

12R目、スタートから木村選手が連打で攻める。中川選手はいつ止められてもおかしくない状況の中、懸命にパンチを返し右フックを当てる。しかしラスト30秒手前、木村選手の右ストレートが当たりついに中川選手力尽きる。ダウンと同時にレフェリーが試合をストップ。

中川選手は敗れはしたけれどボクシングがとても上手で勉強になりました。

あの右の当て方、相手のどういった動きを見ながら合わせているのか教えて欲しい。。

ボクシングも上手く根性もあり、いつかどこかしらのタイミングでチャンピオンになる選手だと感じました。

木村選手はあのスピードとパワーを最終ラウンドまで落とさず動けるという事は相当な練習を積んできている証拠ですね。長丁場だと穴のある選手だと思っていましたが全然そんな事なかったです。

まとめ

観戦を終えての感想です。

  • 志成ジムの選手は体もしっかりしていて練習量の多さが伺い知れる。
  • 渡邊選手は華がある。だけど何か倒されそうな予感もする。
  • 星選手は会場入りして中止。しかも約2年振りの試合が。これは辛い。何か自分に出来る事はないか?(何もないか、、)
  • 中井選手のフットワークはサウスポー必見。
  • 大湾選手は体が強い。木村選手も体が強い。2人ともめちゃくちゃ練習してそう。
  • 中川選手は根性が評価されそうだけど、ボクシングがめちゃくちゃ上手かった。ガードの隙間を縫うパンチの数々を勉強したい。

ABEMAプレミアムでの観戦なので追っかけ再生にしながら何のパンチが当たったのかすぐ戻って確認出来るし、ラウンド間飛ばしてすぐ追いつけるし、テレビで観戦していた時代よりもずっと便利になりました。リアルタイムで観戦しながら一瞬戻ったりも出来てとても助かっています。

料金も月960円と、都心のランチ1食分。1食分でこんなに楽しめるんだから安いものです。

便利な世の中になりました。

ABEMA(旧:AbemaTV)
PVアクセスランキング にほんブログ村
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

-観戦記