井上尚弥

井上尚弥が次なる偉業世界4団体統一王座単独最多防衛記録に挑む!!

torajiro

ボクシングファン歴28年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴3年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2025年5月5日(月・祝)ラスベガスのT-モバイル・アリーナで井上尚弥選手が所持するSバンタム級世界4団体王座の防衛戦が行われ、ダウンを喫する波乱はあったものの4団体統一王座のベルト防衛に成功しました。

  • 日本人ボクサーがラスベガスのメイン
  • しかも4団体統一王座の防衛戦

一昔前に漫画でこんな設定があったら「ボクシングを舐めるな」と確実に作者を小馬鹿にしていたであろう。

実はこのラスベガスでの4団体統一王座防衛戦は他にも驚きの記録がかかった試合でした。

※試合は『Amazonプライムビデオ』で独占ライブ配信されました。

サウル・アルバレスが持つ4団体統一王座防衛記録に並ぶ

井上尚弥選手は2025年5月5日の防衛戦でラモン・カルデナス選手に勝利し、4団体王座の防衛回数は4度となりました。

王座統一は2023年12月26日のマーロン・タパレス戦。

それから東京ドームでのルイス・ネリ戦も含め3度の防衛。

防衛回数試合日対戦相手結果
第1戦2024年5月6日ルイス・ネリ(メキシコ)6回TKO勝ち
第2戦2024年9月3日テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド)7回TKO勝ち
第3戦2025年1月24日キム・イェジュン(韓国)4回KO勝ち
第4戦2025年5月5日ラモン・カルデナス(米国)8回TKO

次戦のアフマダリエフ戦が5度目の4団体統一王座防衛戦になります。

統一王座の防衛戦はそれぞれの団体のトップコンテンダーとの指名試合等の関係もあり、ベルトを保持し続けるのは至難の業。

そんな中で過去に4団体統一王者を最も多く防衛したのはサウル・カネロ・アルバレス選手。

Sミドル級4団体のベルトを4度防衛しています。

防衛回数試合日対戦相手結果
第1戦2022年9月18日ゲンナジー・ゴロフキン12回判定勝ち(3-0)
第2戦2023年5月7日ジョン・ライダー12回判定勝ち(3-0)
第3戦2023年10月1日ジャーメル・チャーロ12回判定勝ち(3-0)
第4戦2024年5月5日ハイメ・ムンギア12回判定勝ち(3-0)

Sバンタム級とSミドル級では価値が違うと言う人もいるでしょうが、メキシコのスーパースター(異論あり?)カネロが持つ記録に日本人ボクサーが並び、そして今やその記録を追い越そうとしているのです。

取らぬ狸のなんちゃらですが、次戦の防衛に成功すれば単独で世界最多5度の4団体統一王座防衛。

過去に4団体王座を統一した男子ボクサーは僅か9名。

2階級で4団体王座を統一したボクサーは3名。

更にカネロが持つ4度の統一王座防衛記録に並び追い越そうとしているのが現在の井上尚弥選手の立ち位置です。

【過去の世界4団体統一王者】

選手名階級
バーナード・ホプキンスミドル級
ジャーメイン・テイラーミドル級
テレンス・クロフォードスーパーライト級
ウェルター級
オレクサンドル・ウシククルーザー級
ヘビー級
ジョシュ・テイラースーパーライト級
サウル・アルバレススーパーミドル級
ジャーメル・チャーロスーパーウェルター級
デビン・ヘイニーライト級
井上尚弥バンタム級
スーパーバンタム級

アフマダリエフとの決戦は2025年9月14日

最後に2025年9月14日の試合がいかに大きな舞台なのかを整理します。

  • 過去に4団体を統一した選手は世界で9名
  • 更に2階級で4団体を統一した選手は僅か3名
  • 次戦で防衛すると4団体統一王座の単独最多防衛記録保持者となる
torajiro

漫画だったらここまで行くとやり過ぎで読者がシラけてしまっていたでしょう。。

ある意味ではボクシングジャンルの漫画にもっと攻めた非現実的な設定が許容される下地が出来たと言えます。

名古屋でのチケットの売れ行きも絶好調過ぎて即完売でした。

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