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井上・中谷・田中超豪華トリプル世界戦の見どころ・勝敗予想・結果

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

2024年2月24日(土)開催のPrime Video Presents Live Boxing 第7弾は超豪華トリプル世界戦。

  • 井上拓真VSジェルウィン アンカハス
  • 中谷潤人VSアレハンドロ サンティアゴ バリオス
  • 田中恒成VSクリスチャン エドゥアルド バカセグア

チャンピオンとして井上拓真選手が迎え撃つアンカハスは超強敵。

中谷潤人選手が挑むアレハンドロ サンティアゴ バリオスもドネアを破った超強敵。

(田中恒成選手は多分大丈夫かな??)

そんな印象のトリプル世界戦の見どころを紹介します。

井上拓真は強打のサウスポーという壁を超えられるか??

井上拓真選手が迎え撃つフィリピンのジェルウィン アンカハス選手はかなり危険な相手です。

正直僕はこれまでの拓真選手だったら負けるんじゃないかと予想しています。

アンカハス選手の特徴

  • 34勝(23KO)の強打のサウスポー
  • Sフライ級王座を9度防衛
  • 井岡一翔選手との統一戦はコロナで中止

という強打と王座を長く防衛した実績を持つアンカハス選手。

日本人ボクサーも過去に船井龍一選手と帝里木下選手がTKOにて敗れています。

フィリピンボクサー特有の全体重を乗せて破壊してくるようなパンチを持ち、

ディフェンス能力も高く、くっついても離れても上手い選手です。

井上拓真選手の唯一の敗戦は2019年11月7日にノルディ ウバーリ選手とのWBA王座統一戦で喫したもの。

サウスポーのウバーリ選手に完全にパワー負けした試合でした。

技術レベルは高いがパワーレスな印象の強い拓真選手。

最大の強敵アンカハス選手の強打に見劣りしない有効打を当ててポイントを稼ぐことが出来るかどうか!?

こういう試合はマイナス予想をしておくと当日選手が驚きのパフォーマンスを見せてくれるという経験を何度もしています。

なので勝敗予想的にはアンカハス選手が強打の印象の差でポイントアウトとしておきます。

試合結果:

序盤はアンカハス選手がインサイドに飛び込むワンツーで見栄え良く攻める。

しかし拓真選手はウバーリ戦の時のようにパワー負けして下がらされる場面はない。

成長を感じる拓真選手。

拓真選手はアンカハス選手のインサイドへのワンツーのジャブに右カウンターを合わせて膝を揺らす。

ここからアンカハス選手も距離を詰めての打ち合い主体に。

両者頭を付けての打ち合いは五分五分ながら初めのうちはややアンカハス選手の強打の印象が良かった。

が、拓真選手は回転力で上回り、中盤以降は拓真選手のペース。

そして迎えた9回、拓真選手の右ボディがアンカハス選手をとらえ、ワンテンポ遅れてアンカハス選手がダウン。

このボディのダメージが甚大でアンカハス選手は立ち上がれず10カウント。

ウバーリ戦で敗れた時は「バンタム級は厳しい?」と思った拓真選手が大きく成長を遂げました。

最強の挑戦者をKOで退けた拓真選手。

今後防衛を続けていけば中谷選手との統一戦もあり得るか!?

中谷潤人は短期間で2階級アップの影響が出るか!?

2023年の5月にSフライ級の世界のベルトを獲ったばかりの中谷選手が1年待たずに今度はバンタム級のベルトに挑戦。

元々体は大きいとは言え、フライ級からスタートしている中谷選手。

そろそろ体格面での優位も無くなってくる階級になってきました。

挑戦者として挑む相手はアレハンドロ サンティアゴ バリオス選手。

この選手は日本人にはお馴染みのノニト ドネア選手に勝利して井上尚弥選手が返上したバンタム級のベルトを獲得した選手です。

159cmと小柄な体格から瞬間で距離を詰めて回転力を活かして戦うボクサー。

この手の選手は相性が悪いと踏み込みと回転に巻き込まれて何も出来なくなってしまうことも。

ただ、下の階級から上げてきた中谷潤人選手の場合はこの速さに十分対応出来るでしょう。

難しい相手ではありますが、中谷潤人選手の3階級制覇は固いと予想します。

試合結果:6RTKOにて中谷潤人が3階級制覇!!

低い位置から素早く飛び込むサンティアゴ選手の入りに対応してバックステップからカウンターを合わせる中谷選手。

しかしサンティアゴ選手も飛び込みながら2つ3つと手を出してクリーンヒットを奪う。

待ちのスタイルでパンチをもらった中谷選手は自分から前に出ながら試合を作る。

すると次のラウンドはサンティアゴ選手が前進を強めて対抗と見応え十分の世界戦。

4Rまでの途中採点はフルマークで中谷選手だが決して楽な試合ではない。

勝負が決まったのは6R。

中谷選手のワンツーが綺麗に入りサンティアゴ選手はダウン。

立ち上がるも目がうつろでダメージは深い。

このチャンスを逃さずコーナーで一気にまとめてダウンを追加しTKO勝利を飾った中谷選手。

強敵相手にもしっかりと結果を出した中谷選手。

バンタム級での活躍にも期待が高まる。

田中恒成は課題を克服して満を辞しての4階級制覇へ

田中恒成選手は井岡一翔選手の持つSフライ級のベルトに挑んだ世界戦から3年の月日が流れました。

ポップインアラジンの大画面で観戦した白熱の世界戦を思い出します。

この当時、自分の周囲の戦前予想は田中選手の優勢でした。

「田中がスピードある出入りで井岡を封じる!」

という予想が若干上回る中、個人的には田中選手の前のめりでディフェンスに難のあるところが気になっていました。

試合前の田中選手の意気込みも「ガンガン行くぜ」的な感じでしたので、どうなのかなぁと。

結果的に井岡選手が田中選手をTKOで下した一戦でしたが、序盤の田中選手の速さにチビったファンも多かったはず。

今回対戦するバカセグア選手は身長は高そうですがスピードは並。

井岡選手に黒星を喫してから試行錯誤の中でディフェンス能力にも磨きをかけた田中恒成選手。

この試合は圧倒的なパフォーマンスで田中恒成選手が4階級制覇を達成すると予想します。

試合結果:田中恒成大差の判定で4階級制覇!!

田中恒成選手中差〜大差の判定で4階級制覇を達成。

かつての世界戦では勝利した試合でも両目の上を大きく腫らしていた田中選手。

しかしこの日は試合後も綺麗な顔のまま。

左は自由に使いながらも右ガードはしっかり顎の横にある点が井岡戦後の田中選手の大きな進化。

バカセグア選手のパンチをことごとくウィービングで外して打ち終わりにカウンターを合わせる田中選手。

田中選手のスピードを殺すために距離を詰めるバカセグア選手に対してもボディで的確にダメージを与え、8ラウンドにはダウンもゲット。

以前のようなもらいながら打ち合うボクシングではなく、被弾は回避しながらスピードを活かしたカウンターを合わせて勝利した田中選手。

今後の目標は2団体のベルトを統一した上での井岡選手へのリベンジ、そして4団体制覇。

今日の田中選手の出来ならやれるんじゃないかという気にさせられます。

まとめ:ビッグマッチは自宅で大画面で視聴します。

以上、トリプル世界戦の見どころでした。

ビッグマッチはチケットも高く試合も遠目になってしまうので、最近は自宅かスポーツバーで観戦することが多いです。

我が家にはポップインアラジンという天井に設置する照明タイプのプロジェクターがあるので、自宅で大画面でビッグマッチを堪能しています。

めちゃくちゃ迫力あるので自宅観戦をもっと楽しみたいという方にはおすすめです。

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