2024年2月26日(月)。
残業で疲れた私torajiroはため息混じりに佐々木尽チャンネルを開き、八王子中屋ジム興行の歌舞伎町ボクシングなるものを視聴。
ボクシングモバイル情報によると動画撮影OKのDJありのなんとも斬新な興行。
場所はリングがちょっと小さめ激闘が生まれやすい危険な匂いの漂う新宿FACE。
しかもその興行を配信するのは、
- 誰よりも危険な匂いが漂う男
- 危険臭しかしない男
いつでもガチ男の佐々木尽。
仕事に疲れた身を癒すために視聴した歌舞伎町ボクシングはとってもヤバい興行でありました。
以下感想を綴りますが、その前に佐々木尽チャンネルで試合の雰囲気を感じてみてください。
元気一杯松本快の左ボディフック
オープニングファイトは八王子中屋ジムのサウスポー松本快選手が若々しいボクシングを披露。
良く動きサイドに回りながら左ボディフックから右フックストレートとパンチを振り抜く。
対する小熊ジムの長谷川耀大選手はジワジワと距離を詰め、ジャブに右を合わせまとめるタイミングを狙う。
全体的に松本選手が先手を取りつつも小熊選手もまとめるところはまとめる展開。
最終ラウンドに長谷川は右でダウンを奪うが、それまでの勢いの差で松本選手が判定勝利。
4回戦らしさ爆発の佐藤力也VS岡崎真人
身長差のある両者の対戦。
小柄なオーソドックス八王子中屋ジムの佐藤力也選手が頭を振りながら距離を詰めて左右フックを強振。
長身サウスポーのスターロードジム岡崎真人選手はややバタついた動きながらリーチの差を活かして佐藤選手を迎撃。
頭を振って距離を詰める佐藤選手と長身を活かしてそれを迎え撃つ岡崎選手の分かり易い展開。
時折振り回してバランスを崩すも最後まで自分の距離をキープした岡崎選手。
終盤には左でダウンをゲットした岡崎選手が判定勝利。
将来性を感じた関瑞規と竹原テレビの中村寛生
FLARE山上ジムの関瑞規選手はサウスポースタイルからセンスを感じるボクシングを披露。
竹原テレビのオーディション企画からプロになった中村寛生選手も決して悪くはなかったが、この試合は関選手のフットワークと左が光った。
ラウンドを重ねるにつれて関選手の攻勢が目立ち、最終ラウンドにはあと一歩でダウンゲットという場面も。
中村寛生選手も決して悪い動きではなかった。
どちらの選手も変な癖もないしスピードもあるので将来性を感じました。
ちょっとかわいい門岡健人とディフェンス良いが攻撃に繋がらぬ小西僚
ガードが低くボクシングは少々雑ながら積極的に手を出す八王子中屋ジムの門岡健人選手。
横田スポーツジムの小西僚選手はややL字ガード気味でディフェンスは良いのだが攻撃に繋がらない。
ディフェンスも出来ているのだし門岡選手はスキも多いのだからどこかで反撃に転じれば、、
と思っていたが最後は門岡選手の左フックで小西選手はダウンのTKO。
ダウンを奪ってニュートラルコーナーで興奮していた門岡選手。
TKO勝利後に飛び跳ねて喜ぶかと思いきや、グッと堪えて小西選手を労いに行き、退場時もあっちにペコリ、こっちにペコリ。
なんか仕草のかわいい男の子って感じでした。
激しい手数応酬の鈴木龍VS松村虎太朗
サウスポースタイルの横田スポーツジム松村虎太朗選手が序盤はワンツー手数でやや優勢。
しかし徐々に鈴木選手がペースアップして手数の多い試合に。
鈴木選手はどんどんペースアップし、最終ラウンド終了までノンストップで攻め立てて2対0の判定で勝利。
スタミナ凄いですね。
リングが小さく熱気ある新宿FACEはこうした白熱した試合が多くなる傾向あり。
アズマーVS鳥井は最初から最後までノンストップ
2023年の新人王トーナメントで激闘を見せていた両者による大注目の一戦。
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攻撃的な両者だが、一発の力はややアズマー。
手数は鳥井という印象。
試合は予想どおりスタートから手数の多い展開ながら、鳥井選手の右クロスが良く入る。
ただ、良いパンチは入っていても配信だとアズマー選手がそんなに効いているようには見えない。
手数は五分で打ち合っているが、要所要所で鳥井選手がガッツリ右クロス決めて左ボディに繋げたり、左を突き上げたりとクリーンヒットを奪っている。
ダメージが気になったアズマー選手だが、5Rにはダメージを感じさせぬ猛ラッシュを見せて鳥井選手を下がらせる。
スタートから飛ばしまくっていた鳥井選手はどこかでガクッと落ちると思っていたが最後までペースは落ちず。
最終6Rに鳥井選手が攻勢を見せたところでレフェリーが試合をストップ。
ここだけ切り取れば唐突なストップにも見えますが、そこまでのダメージを考慮すると妥当なストップでした。
鳥井選手は毎試合気持ちの良いボクシングをしますね!!
中島海二が強打で攻め立てるも川村英吉まさかの大逆転
西軍代表リーマンボクサー宮川竜成選手の棄権により、戦わずして2023年の全日本新人王となった角海老宝石ジムの川村英吉選手。
全日本新人王となった初戦の相手は5戦全勝4KOの八王子中屋ジム中島海二選手。
川村選手止めとけば良いのになんでこんな危険極まりない相手を選んでしまったのか、、
その心配どおり序盤から中島選手の強打が炸裂。
オープン気味ながら開始早々から右フックで中島選手が先制し、左フックでダウンを先取。
配信ではスリップにも見えましたが、ダウンと言えばダウン。
いきなりのビハインドを背負った川村選手はコツコツとジャブを突いて的確にパンチをヒットさせるが、中島選手が強振するパンチをもらうと川村選手はバランスを崩す。
見栄え的にも完全にポイントは取られているだろう展開の中、左ボディからコツコツインサイドにパンチをまとめる川村選手。
少しずつ中島選手のボクシングも雑になってきてはいたが、ポイント的には中島選手がリード。
コツコツ反撃するが最後は強打に力尽きる典型のような展開で勝負アリと思われた4R。
中島選手が左ボディで飛び込むところに川村選手はドンピシャの左フックを合わせた。
この一撃で中島選手は痛烈なダウン。
何とか立ち上がったがファイティングポーズが取れず10カウント。
早々お目にかかれないトンデモないKO決着!!
敗れた中島選手は勿体なかった。
まとめ:次は現地観戦したい新宿歌舞伎町ボクシング
佐々木尽チャンネルで配信された歌舞伎町ボクシングは配信でも会場の熱気が伝わってくる熱い興行でした。
DJの生演奏もあり、ライブハウスのようなノリとコンパクトな会場ならではの一体感。
狭い空間ならではの熱気の中で激闘が続く興行でした。
次は何としても会場で観戦したい。
新宿FACEで実験的に立ち見のガンガンアルコール提供の音楽ノリノリなボクシング興行なんてあったら面白いかな。
好き嫌いはあるでしょうが。。